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コナラ・4~雌花

 多摩丘陵に多く生育している「コナラ(小楢)」。ブナ科コナラ属の落葉高木でドングリの木として馴染み深い。雄花序は長く下垂するのでわかり易いが今回は雌花の観察。雌花は新枝の上部に数個付き軟毛が密生した総苞に包まれており直径はわずか1.5~2ミリ。柱頭は3裂している。これは上柚木公園のもの。
 さて昨日のNHK番組『旅ラン』(首都圏のみ放映)では芸人土佐兄弟の卓也さんが南大沢駅から東京都立大、東京薬科大、中央大学、帝京大学を経由して多摩センター駅まで約10キロの多摩丘陵を走ってくれた。予想通りその道のりは私がこれまで何十回と走っていてたくさんの植物が観察できる道だった。思い浮かぶだけで道順にナンキンハゼ、ソメイヨシノ、アワブキ、シナノキ、キンラン、ギンラン、ツリバナ、マンサク、ハコネウツギ、オオシマザクラ、ヒヨドリジョウゴ、レンプクソウ、タカオスミレ、ヤマネコノメソウ、ミドリドクダミ、ジュズダマ、ウマノアシガタ、ツクツクボウシタケ、ホドイモ、ダンコウバイなど書ききれないほどある。撮影は2月だったようだが今なら道端に色々なスミレが見られる。できることなら一緒に走って案内してあげたかった。
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クヌギ・2~雌花

 ブナ科コナラ属の「クヌギ(櫟・椚・橡・櫪)」。当地では多く見られる落葉高木で特徴的な殻斗のドングリは毎年見ている。雌雄同株で花期は4月頃だがブログを見直してみるとこれまで雄花序しか撮っていなかった。雌花は新枝の葉腋に付き糸状のものは托葉。雌花の直径はわずか2ミリほどで柱頭は3裂している。できればこれがドングリに成長する様子を観察してみよう。
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ツルリンドウ・3~ロゼット

 奥高尾“一丁平”に生育している「ツルリンドウ(蔓竜胆)」。リンドウ科ツルリンドウ属のつる性多年草で花期の秋果実期の晩秋だけ注目していた。ところがブログ仲間の方が山中でツルリンドウのロゼットを見て名前を当てられていたのに刺激されその様子を確認しに来た。去年花を見ていた辺りを確認していて見つけたのがこの写真。ツルリンドウの葉は常緑で冬はこの状態で過ごす。近くには果実がのこっていてこれに間違いないだろう。
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