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クスノキ・1~紅葉

 クスノキ科ニッケイ属の「クスノキ(楠・樟)」。関東地方以西に広く分布している。神社などに植えられておりご神木として祀られているものも多い。樹高は10~20メートルで大きなものは30メートル以上になるものもある。クスノキは常緑樹で一年中常緑の葉が繁っているが、葉の寿命は1年程度で春に新しい葉が出る時に古い葉は一斉に落ちる。ここは東京都立大学北側のクスノキ並木で常緑の中に紅葉したものが見える。樹の根元には落ちた葉が折り重なって溜まっている。春はクスノキの落ち葉の季節になる。
 先日、NHKEテレ『にっぽん巨樹の旅』で日本一のクスノキが紹介されていた。それは鹿児島県姶良市にある蒲生(かもう)八幡神社境内の“蒲生の大クス”で樹齢は約1,500年。地上1.3メートルの幹周りは22.4メートルで高さは30メートル。1988年(昭和63年)に当時の環境庁が実施した巨樹・巨木林調査で日本一に認定された。根元には8畳ほどの空洞がありその最上部の16.5メートルのところで外に繋がる穴が開いている。機会があれば訪れてみたいものだ。
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フイリヒナスミレ・2~高尾山3号路

 高尾山“3号路”で見掛けた「フイリヒナスミレ(斑入り雛菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で早春に山地の林内や林縁にピンク色の可愛い花を咲かせる。その葉はやや長いハート形で縁には鋸歯がある。普通は緑色だが葉脈に白い斑点模様が入るものをフイリヒナスミレと呼んでいる。
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シロバナナガバノスミレサイシン・1~名前

 小学生の頃、世界の国名やその首都を全て覚えた記憶がある。国名で一番長いのは当時は『グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)』の27音だったが今もそれは変わらない。その次は確か『朝鮮民主主義人民共和国』の22音で更に『ソビエト社会主義共和国連邦』の20音と続いたと記憶している。1991年にソ連は崩壊したが北朝鮮はまだ存在している。今、同じ22音の国は『スリランカ民主社会主義共和国』と『セントビンセントおよびグレナディーン諸島』がある。国の体制や主義を国名にするのはその国の自由だか、共和国や民主主義と付けている国がその意味とは全く異なる体制の国があるのは何とも受け入れ難い。
 さて話題を明るくして同じ小中学生の頃。愛読書は時刻表で机に向かいながら日本全国を旅していた。そのため駅名の蘊蓄も自然と覚えていったが、一番短い駅名は『津』で、当時一番長い駅名は『東京競馬場前(とうきょうけいばじょうまえ)』(13音)や『岩原スキー場前(いわっぱらすきーじょうまえ)』(13音)だったと思う。数年前は『南阿蘇水の生まれる里白水高原(みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげん)』(22音)が1位だったが、今は富山地方鉄道の『トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前(五福末広町)』(とよたもびりてぃとやまじーすくえあごふくまえごふくすえひろちょう)の32音が首位となった。カッコ内の副駅名の判定が微妙なところだが、第2位は京福電鉄の『等持院・立命館大学衣笠キャンパス前』(とうじいんりつめいかんだいがくきぬがさきゃんぱすまえ)の26音になる。
 写真は高尾山富士道で見られる「シロバナナガバノスミレサイシン(白花長葉菫細辛)」。 スミレ科スミレ属の多年草で当ブログでは一番長い名前になる。
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