goo

コゴメギク・1~花

 ハキダメギクはそれこそ“掃いて捨てるほど”どこでも見られるが、今までなかなか見つからなかった「コゴメギク(小米菊)」。キク科コゴメギク属の一年草で熱帯アメリカ原産。大正時代に渡来した。日本全国に分布しているというのでずっと探していたが見るのはすべてハキダメギクだった。当地の“由木の植物目録”にも記載されていないので半ば諦めていたところ、目録の著者から『やっと見つけましたよ』との情報を得た。場所は由木地区ではなく我が家からは約6キロ離れた日野市多摩平の道端。数年前なら走って行く距離だがこの日は自転車のペダルを漕いた。
 コゴメギクの頭花は直径は5~6ミリで舌状花はわずか1ミリ。2~3メートル離れて見ると黄色い花に見える。ハキダメギクは同じ距離からなら白い舌状花が目立つのでずいぶん印象が異なる。またハキダメギクの茎はほぼ直立しているが、コゴメギクの茎は細く地上を少し這ってから立ち上がる。
コメント ( 18 ) | Trackback ( )

ハキダメギク・1~花

 キク科コゴメギク属の「ハキダメギク(掃溜め菊)」。北アメリカ原産の一年草で約100年前に牧野富太郎博士が東京都世田谷の掃き溜めで発見して命名した。今では関東地方以西の至る所で見られる。頭花の直径は5~6ミリで王冠のような舌状花が5個ある。舌状花の花弁は長さ2~3ミリでコゴメギクの2倍以上の大きさ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

チャボタイゲキ・2~草姿

 トウダイグサ科トウダイグサ属の「チャボタイゲキ(矮鶏大戟)」。地中海沿岸地方原産で日本では関東地方以西に分布している。小さな花序を観察したが全体の草姿も載せておこう。草丈は10~15センチで花序の下にある三角形の葉の長さは1.5センチほど。苞葉の長さは7~8ミリしかない。原産地では皮膚疾患に使うハーブとして栽培されているという。乳液からは多種の成分が分離されるが毒性も強いために日本では使われていない。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )