営業所の休憩室で、海外旅行の話題で盛り上がっていたのだが、いつからともなく地球温暖化の話題へと移り、何故か20世紀最大の環境破壊は、アラル海の面積縮小で一件落着?
ところで、アラル海って「海」?「湖」?から、「七つの海」は何処と何処なの?という疑問に発展したのだが・・・?
「七つの海」とは、現在は、北太平洋、南太平洋、北大西洋、南大西洋、インド洋、北極海、南極海のことをさすのが一般的だが、こうした数え方に落ち着いたのは19世紀末以降のこと。それ以前には、北海やバルト海、地中海、紅海などが入った、時代や国によって異なる七つの海のバリエーションがあったようだ。そもそも「七」は古くから神聖な数と考えられていて、「すべて」をさす意味に使われることが多かった。つまり「七つの海」とは「世界中のすべての海」という意味で、さまざまな「七つの海」は、それぞれの時代や国の人々にとっての「すべての海」だったわけだ。現在の数え方にも、太平洋と大西洋を、わざわざ南北に分けるなど、数字をなんとか「七」に合わせるための無理を感じる部分もある。たしかに「五つの海」では、どこか様にならない。あくまで「七」にこだわる船乗りのロマンチシズムは、いつの時代も変わらないようだ。
社団法人日本船主協会:海運雑学ゼミナール071より
ところで、アラル海って「海」?「湖」?から、「七つの海」は何処と何処なの?という疑問に発展したのだが・・・?
「七つの海」とは、現在は、北太平洋、南太平洋、北大西洋、南大西洋、インド洋、北極海、南極海のことをさすのが一般的だが、こうした数え方に落ち着いたのは19世紀末以降のこと。それ以前には、北海やバルト海、地中海、紅海などが入った、時代や国によって異なる七つの海のバリエーションがあったようだ。そもそも「七」は古くから神聖な数と考えられていて、「すべて」をさす意味に使われることが多かった。つまり「七つの海」とは「世界中のすべての海」という意味で、さまざまな「七つの海」は、それぞれの時代や国の人々にとっての「すべての海」だったわけだ。現在の数え方にも、太平洋と大西洋を、わざわざ南北に分けるなど、数字をなんとか「七」に合わせるための無理を感じる部分もある。たしかに「五つの海」では、どこか様にならない。あくまで「七」にこだわる船乗りのロマンチシズムは、いつの時代も変わらないようだ。
社団法人日本船主協会:海運雑学ゼミナール071より