あんちゃんの気まぐれ日記2

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福島第一原発の廃炉は困難

2013年12月02日 | 政治
福島第1原発・破損燃料80体 移送困難 廃炉阻む(河北新報) - goo ニュース

福島第1原発1~4号機の使用済み核燃料プールに、原発事故前から80体の破損燃料が保管されていたことが明らかになった。処理が難しく、4号機で始まった取り出し作業に影響する可能性がある。

 東京電力によると、80体は燃料集合体で1号機に70体、2号機に3体、3号機に4体、4号機に3体。ほかに5、6号機に各1体、第2原発2号機に2体ある。ひび割れがあったり、小さな穴が開いたりしている。
 1号機の使用済み燃料は計292体で、破損燃料の比率は4分の1に迫る。70体のうち67体が米ゼネラル・エレクトリック社製で、残る3体は日本ニュクリア・フュエル社(現グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン)が製造した。
 破損燃料は1号機が運転を始めた1971年以降、保管された。ひび割れや穴から放射性物質が漏れて移送が難しく、東電は破損燃料が出るたびにプールに仮置きする弥縫(びほう)策に終始し、長年、問題解決を先送りにした。
 燃料取り出しは廃炉工程の主要作業で、東電は第1弾として11月18日に4号機で始めた。2014年末までに全1533体を取り出す予定だ。3号機は15年度、1、2号機は17年度に実施する計画を立てている。
 東電は「破損燃料は専用のキャスクを作って対応する」と工程への影響を否定しているが、福島原発での破損燃料の移送実績はなく、成否は不透明だ。国も破損燃料の輸送と保管に関し、合理的な安全規制の必要性を緊急課題に挙げている。
 破損燃料は東電が再稼働を目指す柏崎刈羽原発(新潟県)にも計38体が保管されていたことが判明し、原発問題の新たな論点に浮上している。
 元原子炉設計者で芝浦工大非常勤講師の後藤政志さんは「破損燃料からはフィルターでも除去できない放射性の希ガスが大量に発生し、10万年単位で隔離する必要がある。廃炉作業に与える影響は大きい」と指摘している。


今日、東京電力は福島第1原発1~4号機の海側にある観測用井戸から、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり110万ベクレル検出されたと事務的に発表し、それを何も問題ないかのようにマスコミが事務的に報道しているが、これは汚染水が海に垂れ流し状態にあり、事故の収束は全く進展しておらず、更に深刻な状況に陥っている事を示していると思う。

そして、国と東京電力が破損燃料棒を隠していた事の発表である。(多分、他の電力会社でも破損燃料棒が使用済み核燃料プールに保管されていると思われる。)

これだけでも、福島第一原発の廃炉は困難なのに、柏崎刈羽原発を再稼働しようとは恐ろしい事である。

今すぐ、原発ゼロに政策転換をし、廃炉と核のゴミの最終処分場問題を先送りにしてはならない。






コメント (1)
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