調査内容を丁寧に説明したら廃案？

「気を引き締めて丁寧な説明行う」首相 外国人材法案で

外国人材の受け入れを拡大するための法案をめぐって、安倍総理大臣は自民党の役員会で、法務省が国会に示した資料に誤りが見つかったことは遺憾だとしたうえで、今の国会での成立を目指してより丁寧な説明に努める考えを示しました。

この中で、安倍総理大臣は外国人材の受け入れを拡大するための法案をめぐり、先週、失踪した技能実習生の調査内容を集計した法務省の資料に誤りが見つかったことについて、「大変遺憾だ」と述べました。

そのうえで「これまで以上に気を引き締めて丁寧な説明を行いたい」と述べました。

また、先週、シンガポールでロシアのプーチン大統領と会談し、1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速することで一致したことを説明し、「年明けにはロシアを訪問したい」と述べました。

そしてＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の際、メドベージェフ首相から二階幹事長に向けて「日ロ両国の政党間交流を進めたい」という提案があったことを明らかにしました。

一方、今年度の第２次補正予算案について「国土強じん化や農林水産業の強化、それに中小企業への支援策など十分な対策を取りたい」と述べ、20日、正式に編成を指示する考えを示しました。

国会で、失踪した技能実習生の調査内容を丁寧に説明してしまったら、技能実習制度が人権侵害と労基法違反だという事がバレてしまい、出入国管理法改正案は審議どころか廃案になってしまう。

だから、安倍晋三は説明なんかせずに強行するだろう。