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東京都の杉並区長選は20日開票され、無所属新顔で公共政策研究者の岸本聡子氏(47)=立憲民主、共産、れいわ、社民、新社会、杉並・生活者ネットワーク、緑の党グリーンズジャパン推薦=が、無所属現職の田中良氏(61)、無所属新顔で前区議の田中裕太郎氏(46)の2人を破り、初当選を果たした。岸本氏と田中良氏との票差は約190票だった。
当日有権者数は47万2619人で、投票率は37・52%(前回32・02%)だった。
岸本氏は、児童館統廃合やJR駅周辺の道路拡幅事業など田中区政に批判的な区民らに擁立された。昨年の衆院選で自民前職の石原伸晃氏を「野党共闘」で破った吉田晴美氏が全面的に支援。結果が注目されていた。
田中良氏は、保育所や特別養護老人ホーム整備など3期12年の実績を強調。防災のため駅前周辺の道路拡幅など、将来への課題解決に取り組むと訴えてきた。
田中裕太郎氏は「日本人の権利を守る杉並に」を公約とし、区の自治基本条例改正を訴えた。区長公用車の廃止などを唱えるなかで現区政を批判してきた。(井上恵一朗)
田中良氏は、投票率32.02%の前回の区長選挙に於いて73,233票を獲得し、今回は76,556票と伸ばしたが、投票率が5.5%高くなった分の浮動票が岸本聡子氏に入ったのではと思う。
この杉並区長選の、選挙結果で軽々に判断するのは難しいだろうが、組織票に対抗するには選挙に行かない人々に訴えかけて浮動票の掘り起こしが、参院選でも重要な課題ではないだろうか。
票を捨ててる50%の人々が、自分のために選挙に行けば政治は変えられると思う。