闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

道場再開!!

2020年05月27日 | 道場日記
神奈川県も緊急事態宣言が解除され、本日より道場も再開し「新しい生活様式?」の始まりです。
まずはこの期間、ご理解、ご協力をいただきました稽古生ならびにご家族の皆様に御礼申し上げます。

緊急事態宣言で休業に入る前から、できる予防策はしていましたし、恵まれたことに道場は広さも十分にあり、対角線上に玄関と窓を開放すると風通しも抜群にいいです。

健康チェックシートに関しても忘れや記入漏れなど徹底してきました。
せっかく稽古に来てくれたのにと忍びなかったですが、帰ってもらったこともあります。
緊急事態宣言が発令される前にも稽古に来てくれていた皆さんが言っていたこと。それは「うつるより、うつさないかという葛藤が一番です」と。
実に意識が高く、道場や仲間を思う皆さんらしい考え方だなぁと。。。

お休みの期間、新型コロナに関してわかってきたこともあり、より皆さんに安心して稽古をしてもらえるにはどうするべきか考えてきました。

センセーはみんなと約束した通り、毎日ブログを書き、道場の整理を始めました。整理は広げすぎてかなり後半大変になっちゃったみたいですけど笑。
不慣れだったブログもことのほか好評で、懐かしい昔のことを思い出したりしていたようです。
普段は年がら年中、指導や新しい稽古方法の事ばかり考えている人ですが、ブログが機会で、子供の頃から夢に見て、大好きで、やりたくて仕方がなかった空手を始め、恐ろしくもワクワクした日々や先輩や仲間との思い出、対戦させていただいた方への敬意、沢山、沢山、失敗した話…。
まだまださわり程度しか話は進んでいないので、また道場が落ち着いたら書いてくれると自分から言ってくれたので、是非楽しみにしてあげてください。皆さんからの楽しみだという言葉はとても励みになったようです。しかしながら、器用な人ではないのでこのコロナ禍の中で指導との両立は難しいようです。普段のブログに戻りますことをお許しくださいね。

そして、沢山のみんなが「コロナに負けるなチャレンジ」の記録を持って来てくれました。
提出期間は6月中とするそうです。つけていた人は稽古に来た際にお持ちください。したがって集計にはもう少しお時間いただくこととなります。

全国大会や世界大会を目指し稽古していましたが、残念ながら開催が延期になってしまった最上級のみんなも夢を諦めたりすることなく、前向きにセンセーから届いていた指令メールにきちんとこたえ、しっかり自主トレしてくれていたようです。

1ヶ月以上空いているとは思えぬ動きでしたが、普通ならちょうど暑さに慣れていく時期に稽古がなく、昨日の暑さはかなりキツそうでした。

一般部のクラスもきっちりと40分間。怪我にも十分配慮して、集中して、さっと退館。
道場以外の場所での「自粛生活」や「新しい生活様式」の疲れを忘れる良い汗が流せたのではないでしょうか。汗には感染のリスクの可能性が低いことも現段階では言われています。(ないとおしゃっている先生もいます)
もちろん、ソーシャルディスタンスもばっちり確保出来る出席人数ですのでそちらもご安心を。

道場も今後も気を引き締めて対策していきます。
ご面倒や不自由なこともお願いしているかもしれませんが、引き続き、ご理解、ご協力をお願いいたします。

また、ここで何点かお願いです。
暑くなってきていますので、補給用の水分は多めにお持ちください。
壁に向かってのミットで使用するサポーター類の貸出も停止しております。清潔に洗濯されたものをお忘れなく。
また、子どもたちが喜んでいるお菓子の差し入れやお土産もしばしの間、ご遠慮させていただきます。
帰る際に手洗い、うがいの徹底をしておりますが、ご自宅に戻られても再度手洗い、うがいをお願いいたします。

それにしても、みんなそれぞれいい顔してたなぁ。

私達には守っていかなければならないものがあります。
稽古生とそのご家族、そしてみんなが大切に思ってくれている道場という場所です。

私がコロナの事態でもっとも傷ついた言葉は「不要不急」という言葉でした。
空手を必要としてくださっていると信じてこの仕事をしているからです。
「不要かぁ。。。」みんなの普段の稽古の姿を見てるとそんなこと絶対に思えません。

それと同時に、医療や介護、物流や小売り、製造、飲食等あらゆる職種、経済や教育、社会全体が回らないと皆さんの生活は守られません。
色々なものに守られて私達は生きています。

会社も動き出し、楽しみにしている学校も始まりますね。
もし、感染された方を含め、それに関わる方々、私達の生活を守る為にこの新型コロナウイルスと共存し、戦っている方への誹謗中傷をしたりすることをみんなは絶対にしない強い心を持っていると信じています。

焦らず、無理せず、始めていきましょう。
稽古待ってます。
押忍




休業要請が出る前にと赤川さんが大急ぎで用意してくださった1級の帯を授与されたときの写真です。愛梨おめでとう!!















試割り その2

2020年05月27日 | 仲間たちへ
2020.5.27.WED.
皆さん、こんにちは。
今日は第47回目の投稿です。

神奈川大会で何度か優勝して、神奈川大会に出場しなくても全日本に出場が許されるようになってからは、大会の演武で試し割りを行いました。「氷柱割り」いう試割りを3年続けて行った時のお話です。
「氷柱」は氷屋さんに頼みます。15センチ前後の厚み、30センチ前後の幅、150センチ前後の長さの氷柱にするには大きい塊を4枚にスライスするとのことでした。記憶では4本で12,000円から15,000円くらいでした。
両端にレンガを挟んで積み上げていくのですが、微妙に歪んでいて真っ直ぐ積むのが大変です。また、気温によって氷が溶けくるのですが、氷屋さん曰く「冷蔵庫から出したばかりのカチカチは一番ダメだけど、溶けて水がボタボタ垂れるくらいになると、気泡が詰まって(?)、粘り気が出て(?)割れにくいよ。」と教えてくれました。つまり、配達してもらう時間も気をつけなくてはいけません。運ぶ時に水が出るので、滑りやすかったり、質量が大きいので跳ね返りが大きく、割れても手への衝撃が大きく、角に当たると骨折します。値段の高さ、準備の大変さと、試割り自体の難易度の高さなどから、なかなかこの試割りを経験している人は少ないと思います。
 一年目は4枚に挑戦して成功しました。そして二年目には5枚に挑戦するのですが、私の身長からすると打点が高すぎて充分にパワーをかけれません。そこでブロックを平に置いて、ベニヤ板を乗せ、その上に乗って試割りを行いました。成功しました。
そして三年目、6枚割りに挑戦します。昨年と同様、ベニア板の上に乗ります。縦長に置いたベニアの上を2、3歩勢いをつけて、全体重を乗せて打ち下ろします。「上が割れたらその重さで下も割れるんだろう。」と言う人がいますが、その上の割れるスピードとパワーが弱いと下が残っていまいます。昨年の成功で油断していたわけではなかったのですが、ベニアの下に置くブロックを四角と真ん中にも置いて安定させていたのですが、この時は真ん中のブロックを置き忘れてしまいました。助走を付けたところでベニアの真ん中が凹んで、割ろうとしたタイミングで、その凹みが戻ってきて腰が浮いてしまいました。「しまったぁー。」と思いましたが、止めることもできずそのまま打ち下ろしますが、下が2枚残ってしまいました。練習は出来なくても、充分なイメージトレーニングと、設置をしっかりしないと失敗すると反省しました。
 高価で、準備が大変で、難しい氷柱割り。割った氷は外に転がしておけば勝手に溶けるので、後片付けは簡単です。

 今日から稽古がスタートします。でもコロナが無くなったわけではありませんので、これからも「かからない、うつさない、ひろげない。」よう最大限努力していきます。このブログ、ずっと文庫のみんなの顔を頭に浮かべながら、打ってきました。拙い文章でごめんなさい。稽古が軌道に乗ったら、また書きます。暫く待っていて下さい。
 整理して少しはきれいになった道場で待ってます。
みんな大好きだよ。
押忍。

吉岡智