闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

トロフィーの事。

2020年05月09日 | 仲間たちへ
2020.5.9.SAT.
皆さん、こんにちは。
今日は28回目の投稿です。 

優勝トロフィーを大山総裁から直接渡していただく栄誉に浴しました。
とても大きいそのトロフィーは、現在もありますが、残念ながら、少し背が縮んでしまいました。
何年か前の道場の大掃除で、やる事の無くなった小さい稽古生の子達が「何か拭くものありませんか。」と聞きにきたので、そのトロフィーのホコリを払うように頼みました。小さい子達に、経年劣化で壊れやすくなったトロフィーをやさしく扱うなどわかるはずもなく、「先生、壊れちゃいました。」とバラバラになったトロフィーをすまなそうに持ってきました。その頃は、再挑戦を始めた秋の無差別の全日本と、夏のドリームの型の試合に毎年出て
いましたので、「いいよ、いいよ。もっと大きいトロフィーを貰ってくるから。」とって言いました。神奈川県大会の優勝トロフィーはドリームの準優勝のトロフィーよりほんの少しだけ大きく、優勝のトロフィーより少しだけ小さい大きさでした。その時から、ドリームの型部門で優勝する事が、もう一つの大切な目標になりました。
 大会からの帰宅時、腫れ上がった右足が着けず、駅から近い自宅までの道を30分かけて帰りました。全出席を目指していた大学の授業も、次の週の水曜日、健志台校舎への往復6時間近い通学と、4クラス連続の体育実技授業にの困難さに負け、挫折していましました。休んだのはこの一日だけでしたが、結果的に「オールA」もならず、1科目「B」がついてしまいました。
 しばらくして、渡辺支部長より呼ばれます。
「横須賀に分支部を作ります。責任者は君。」
と唐突に言われ、「押忍。」答えました。
続きます。

押忍。
吉岡智