2020.5.7.THU.
皆さん、こんにちは。
今日は第26回目の投函です。
木元道場HP、メールマガジン、文庫ブログでお知らせしました通り、全国緊急事態宣言の延長を受けまして、木元道場は5月31(日)まで休館させていただく事となりました。皆と会えるのが、もう少し先になってしまい寂しいですが、文庫の皆の顔を思い出しながら、お約束通り、毎日投函を続けますので、お付き合い下さい。
第1回オープントーナメント神奈川県空手道選手権大会、決勝。後に、全日本ウエイト制重量級優勝、全日本4位入賞、世界大会2度出場などの実績をあげる最強の相手と対峙します。
攻撃の強さ、打たれ強さ、スタミナ。どれをとっても1級の対戦相手に対し、突きと上段回し蹴り、中段前蹴りと足掛け下段回し蹴りで対抗して戦ったと記憶しています。当時の私の中段前蹴りのタイミングの取り方は少し変わっていて、近間の突きの打ち合いとのコンビネーションから出していました。
先ず、普通の距離から何度か前蹴りを使います。その後、遠間から近間に入り、突きの打ち合いを何度か行います。そして、また近間の突きの打ち合いに入る動きで、突きが届くか届かないかくらいの間合いで前蹴りを出します。最初に何本か出した前蹴りと出す距離が違うのと、近間の突きの打ち合いに気を取られるので、中段前蹴りが入りやすく、ダメージを与えたり、バランスを崩したりできました。
対戦相手はガードが固く、上段回し蹴りは入らず、バランスも良い為、足掛け下段も通用しません。そこで、前述の中段前蹴りのコンビネーションでダウンを奪い、技ありを取ります。ただこれがまだ試合の中盤より前で「少し、早すぎるな。」と考えていました。まだまだ、時間がありましたので、相手の強い攻撃にさらされる時間が充分にありました。
当時はもちろん、その後も「回り込み」は得意ではありませんでしたが、引き足をつかって相手の攻撃を外し、機を見て一気に踏み込む前後の動きは行っていましたので、その動きで何とか戦います。それでも最後は足を止めての突きの打ち合いになりましたが、戦い抜く事ができました。
優勝しました。
続きます。
押忍。
吉岡智