社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
書いています。

歴史模擬授業も展開中♪

勉強アイテム②(筆記用具)

2013年01月30日 00時07分15秒 | 勉強方法について

今回は、勉強アイテム第二弾!筆記用具についてです。

 

筆記用具については、特に目新しいことはないのですが、

勉強道具の必須アイテムな上に、

あまりお勧めできない使いかたをされている方もいらっしゃるようなので、

述べさせていただこうと思います。

 

細かいことは、上の画像を参照していただければ嬉しいです。

こちらでは、とくに私が重点を置いて話したいことだけ述べさせて頂きます。

えんぴつか、シャーペンを使うか?

私は、小学生は鉛筆を使うことをお勧めします。

その理由は、自分で無意識にペンタッチの技術を身に付けてもらうためです。

絵などを描くときに、1つのえんぴつで様々なバリエーションを描くことが必要です。

鉛筆を寝せて描くとき、ほぼ垂直に立てて描くので絵柄の温かさが変わってきますし、

手の力の入れ方で濃さも変わり、さらに芯がとがっている状態か丸っこくなっている状態かで、

絵の印象の強弱も変わってきます。

 

これを身につけるには、論理ではなく、経験によります。

 

多くの技術が身に付く小学生の時代には、

えんぴつを使わせることで、絵画や手先の使い方を学んでほしいと思います。

 

中学生からは、シャーペンで良いです。

その理由は、小学校時代の何倍もの書き物をするので、

えんぴつではすぐ丸くなってしまい、ノートがススのついた手垢でいっぱいになってしまうからです。

消しゴムは絶対にが良いです!

消しゴムは、香つきや、黒やピンクなどの色つきのものを使う方がいますが、それは勉強には適していません

。もちろん、色つきでも例外でよく消える消しゴムはありますので、その限りではありませんが、

白だと一番安全です。

とくに、消しゴムを触ったときに、若干弾力がある方が消しやすいので、

購入するときに触って決めても良いでしょう。

 

下の文字や数字が見えている状態で書くのはご法度です。

とくに計算で、よく消えていないまま計算をし直すのは、計算ミスをする確率が高くなります。

 

③文字を書くとき&消しゴムをかけるときには、

片手はノート(プリント)を押さえましょう

これをやらない生徒は割と多いですが、片手で押えることで消しゴムをかけるのはやりやすいですし、

書くときもノートが動かないので、ぜひ実行してもらいたいと思います。

 

ノートが動く状態で勉強しても、その効果は半減するかもしれません。(←近くで物が不必要に動くと、頭が、まとまりにくいので。)

 

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それでは、もし筆記具で迷っていたら、このような形で実行するのも1つの手かもしれません。

 

 

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勉強アイテム(クリアファイルその2)

2013年01月30日 00時03分25秒 | 勉強方法について

今回は前回のプリントをしまうクリアファイルについての四コマ解説です。

こちらで簡単に羅列しておくと次のようになります。

①通常授業を受けている時 

プリントをもらったら、プリントにもらった日付と通し番号をつけて、クリアファイルに入れておきます。

 

②定期テスト1週間前 

プリントをファイルから取り出し、内容ごとにホッチキスでまとめます。

(まだ貰っていないプリントがあれば、クリップで仮留めしておく)

 

③テスト終了後

 何枚もはさめるタイプのファイルにまとめて入れておくと、後日探し出すときに便利です。

 

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もし、プリントを無くされることが多い方や、プリントのしまい方がわからない方は、こちらを参考にしていただけるとうれしいです。

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勉強アイテム(クリアファイル)

2013年01月30日 00時00分45秒 | 勉強方法について

今回は、勉強アイテム第一弾(クリアファイル)についてです。



学校や塾などでプリントをもらったときに、それをそのままバッグに入れる子がいます。

そして、親御さんに渡すのわすれたり、プリントがなくなったり・・。

プリントはあっても、それがもはや何のプリントなのかわからなくなっている、という子がいます。


このような状態では、頭の中がまとまらないので、成績はあがりませんし、

提出するものを忘れることも多くなるので、内申にも響きます。

そこで、クリアファイルを活用することをお勧めします。

1つのファイルに入れる形でもかまわないのですが、それだと2週間ほどで満杯になってしまいますし、

とにかく入れるだけなら、かばんに入れるのとあまりかわらないです。

ファイルに入れるので、紙がぐちゃぐちゃにはなりませんし、紙を無くす可能性が低くはなりますが・・。

 



私は、余裕があるなら、

各教科のファイル

と、

学校生活&塾生活全般に関するファイル

をつくると良いと思っています。(私は実際にそのようにしていました)


各教科のファイルは、それぞれの教科書に挟んでいました。

各教科のファイルは、1つづつでも十分なのですが、授業プリントを多く配り、宿題もプリントが多い教科(とくに社会や理科)は見開きポケットのファイルを使って、授業プリントと宿題プリントを分けていました。

このようにすると宿題を忘れないですし、テスト前にもプリントがそろっているので、探す時間が省けます。

もし上の画像を参考にして、自分のケースに合わせて、教科(授業プリント用・宿題プリント)とお知らせ(お知らせのみのプリント・提出するプリント)用のファイルに分けるのも1つの手かな?と思います


1回習っただけで終わり、では損!

2013年01月29日 23時47分27秒 | 勉強方法について

 私はアメリカドラマが好きで、育児の息抜きに時々観ています♪

とくに好きなのが「ER~緊急救命室~」、「クリミナル・マインド」です。

 

ERは題名からわかるように、医療ドラマです。

ただ、このドラマは、6人ぐらいの登場人物がみんな主役で、

いろんな話が同時進行に行われる、という当時としては画期的な手法でした。

このドラマが好きな理由は、展開のはやさが快感なのと等身大の人間が主人公というところです。

甘い正義感や感傷的でない医療ドラマで、主人公たちが医療ミスもするし、慢心による失敗もあったり。

プライベートでも、育児で苦労してたり、子どもが死産したり・・・。

細かくいうとおかしい点もあるのですが、ほかの医療ドラマに比べたら格段に現実的なんですね。

 

私は医療のお仕事ではなく、塾講師・家庭教師のお仕事でしたが

どちらの仕事も

理想と現実のギャップが大きく、悩み、辛いこと・絶望することが多い職業です

でも、それでもその職業を辞めないのは、その中に、ふっと希望がみえるときがあるからです。

そこを「ER」のドラマは描いてくれるので、

私はこのドラマを観ると、「私は私でいいんだ!逃げないでがんばろう!」とやる気がおきます。

仕事で失敗して落ち込んだり、答えのない悩みでもがいていたら、このドラマを観ます。

2回の流産のあと、どうしても3回目の妊娠に踏み込めなかったときに、後押しをしてくれたのが、この「ER」でしたし、

陣痛が来て、病院に行くまで落ち着かないときも、この「ER」を観て、落ち着かせていました。

 

「クリミナル・マインド」は、刑事ドラマなんですが、プロファイリング、心理捜査を軸に描かれています。

このドラマは、一発で好きになりました。とにかく、登場人物たちの個性が面白く、展開も抜群に面白い!

 

私は心理を考えるのが好きです。

教育現場では生徒の心理を読み解くのが必要不可欠です。

 

でも、塾講師をやっていて、生徒の心理を分析するまえに、

「子供はこうでなければならない」と1つに型の存在しか認めず、

その型からはみ出てしまう生徒に対しては辛辣な態度をとる先生がいました。

そういう先生に反論しても、私も「女の社会科塾講師はこうでなければならない」という型にあてはまらない人間だったので

結局なにを言っても、その人の型にすっぽり当てはならなければ、毎日罵倒されるだけでした。

 

また、私の心理分析が100パーセント合っているとは思っていませんが、

割と心理分析の能力は上の方だと思うんです。

しかし、「いや、君の言っていることはよく間違っている。」とよく説教されました。

後になり、私の分析が合ってることが判明することは多々ありました。

 

「クリミナル・マインド」で述べている心理分析で、

「うん、やっぱりそうだよね!私が当時思っていたのは間違ってなかったんだ!」と

慰められるので、このドラマを観ると、自分に自信が持てます

 

この2つのドラマは好きなので、コンパクトボックス(通常より安いもの)のDVDを購入しています。

それで、観たいときに観る、ということをしています。

 

1回観るときと2回観るとき、3回目・4回目・・・では毎回新しい発見があります。

 

1回目はその物語のストーリーを追うので必死です。

しかし、2回目は内容はわかっているので、登場人物のセリフなどの細かい点を考えることができます。

3回目は、ほかの話との関連性がわかったり(たとえば、第一シーズンの第一話と、第二シーズンの第五話は細かい点でつながっていた、など)

4回目は、部屋に設置してあるものなどが実は意味があったのがわかる、など。

 

なので、時々、1回観たら内容を知っているからもう良いという人がいますが、すっごくもったいない!と思います。

 

これって、授業の受け方・勉強方法でも同等のことが言えます。

 

ときどき、学校で先生の授業を聞かなくて、怒られた、という生徒がいます。

そういう生徒はたいがい、「だって塾で習っているから知ってるもん。」と思っているようです。

(しかも、そういうことを学校の先生に言う生徒がいるので、学校の先生が塾を目の敵にして、

教科書外の不思議な問題(たとえば、授業で話した、先生が旅行した国を答えよ、とか。)を出す先生や、

塾のあることないことの悪口を生徒に言ったりする先生もいたりして・・。)

逆に、学校で習っているから塾の先生の授業を聞かない、というときもあったり。

 

先生が魅力ある授業をし、生徒と信頼関係を結んでいれば、ある程度はそういう事態は防げますが・・。

 

でも、習った1回目ですべてわかった気になっているだけで、

実は細かいことは理解してなかったりするんですね。

 

だから、

同じ内容を何度も授業で聞くことで、

やっと多角的な理解と知識の定着がおこるので、

同じ内容でもちゃんと授業を聞かないと、損です。

 

勉強方法も同じ1回問題解いただけでは、解くだけで必死になり、細かいところに気が付かない

 

教科書読みでも

1回目は読むだけで必死、

2回目読むと、「あれ?これって?」と疑問に思うことが出てきたり、つながりが見えたりします。

3回目でやっと覚えることができます。

 

だから、1回やっただけで、もう大丈夫だと思わず、

何回もためして、新しい発見をしてほしいな、と思います

 

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注意:これは私個人の意見なので、絶対の意見ではありません。

    「あんたはおかしい!」と言われても、私にはどうすることもできません。

     ただの参考として気軽にご覧いただけるとうれしいです。

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頭で論理的に?心で直感的に?どちらの勉強方法が良いのかな?

2013年01月29日 23時42分19秒 | 勉強方法について

今回は,勉強方法として

頭で論理的に考えるのが良いのか?

それとも

心で直観的に感じとるのが良いのか?

というお話です。

 


A 「頭での理解を優先し、理論を考えることで大成する」方法

B 「細かいところを見るより、全体を見て、頭より心で感じ取って、

   反復練習を行い大成する」方法、

 

どちらが良いでしょうか?


これは、こっちが良い!というよりは、
場合によって使い分けることで良い結果が残せると思います。

 



主要五教科(国語、数学、社会、理科、英語)は、Aの理論的に考える方が良いです。

 

Bのような感覚的なアプローチでやって成功するのは小学校までで、

そのやり方をそのまま中学で続けていくと、中2あたりから、うまくいかなくなってしまいます

高校では授業についていけなくなるかもしれません。

 

では、Bの感覚的なやり方は何に適するか、ですが、

これは技能4教科、とくに、体育芸術分野(音楽・美術)です。


この分野は、もちろん理論も大切なんですが、

とにかく、その技法をやり続けることで、なんとなくその世界観がわかってくるのです

そして、無意識に条件反射のように出来るようになってくればオッケーです。

(教える立場にたったら、理論も教える必要はありますが。)


では、ここで問題です。

英会話はAの理論的アプローチとBの感覚的アプローチ、どちらのタイプになるでしょうか?


答えは、Bの感覚的、反復練習が大切な方になります。



さて、では学校で習う、受験英語は?というと、Aの論理的思考を必要とする方です。

ですから、いくら、受験英語を勉強しても、英会話ができるわけありません
そして,英会話ができるからって,学校の英語のテストで点数がとれるわけではありません。

ここで大切になのは、その事実について、みなさんは、どういう結論を導き出すか、ということです。


おそらく、多くの方は、
「英語がしゃべれなきゃ、国際社会に通じないじゃん!じゃあ、学校で英語は習った意味ない!」とか、極論では「受験英語の勉強は悪」と思うかもしれません。

でも、私はその結論には大反対!なんです。

「受験英語にも意味が大いにあります!」と。


言語を論理的に考えることは、その言語を話す民族の伝統的価値観や生き方が理解できます。

人類に必要なものの1つには、

「相手を理解する力」で、

とくに異質の性格、価値観を持つ相手を理解するには、そうとうな努力と能力を必要とします。

もし「異質な価値観の相手を理解」できれば、

戦争という人類がどれだけ長い年月をかけても根絶できなかったものを、消し去ることができると思います。

戦争の多くは、宗教対立、政治体制の対立でおこるのだから。



だから、受験英語は受験英語として、英会話は英会話という授業を設けて学ばせれば良いと、私は思います。

今は、中途半端に、英会話を受験英語に入れ込み、どちらも適当になってしまってるのが現状だと。

これは、かなり時間と労力を必要とする改革が必要だから簡単にはいかないし、

さまざまな意見があるから、実現は難しいですが、

私は、そのようなスタンスでやり続けたいと思います。


※私の意見は1つの意見で、それが絶対的に正しいものではありません。

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「社会」という科目の教育について 第二回 歴史 

2013年01月29日 23時27分56秒 | 社会の先生として・・

現在、何回かに分けて、「社会」という科目の教育について語りたいと思います。

今回は第二回です。

注意:これは私個人の意見なので、絶対の意見ではありません。「あんたはおかしい!」と言われても、私にはどうすることもできません。ただの参考として気軽にご覧いただけるとうれしいです。

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第2回 歴史の勉強はどのような力を育てるか?

私は第一回で、社会とは単純な暗記モノではなく、

抽象⇔具体」を考える力を育て、未来を作っていく力をつくっていく教科だと思う、

というお話をしました。

 

そこで、今回からは社会の分野別に具体的なお話をしていきたいと思います。

今回は歴史です。

歴史は、

具体的事項を理解し、

そこから得られる抽象的な考えを得るもの

と認識していると、前回お話しましたが、それはどのようなことでしょうか?

 

たとえば、

 

「徳川幕府は士農工商と身分を明確に分け、また親藩・譜代大名・外様大名と大名を分けて・・」

 

ということを学んだとします。

 

そのときに、「徳川幕府」「士農工商」「親藩・譜代大名・外様大名と大名」

という言葉をただ単に暗記するのを単純暗記第一弾です。

 

そして、「徳川幕府がやったこと」と認識

、「士農工商」「親藩・譜代大名・外様大名と大名」という言葉を覚えるのが、単純暗記第二弾です。

ーーーーここまでが、「社会が苦手な人が考える暗記モノの社会」です。

 

 

 

そして、ある程度社会で点数がとれる人は、

「士農工商とは、武士・農民・職人・商人と身分を分けたもので、厳しい身分制度だった」、

「親藩とは、徳川幕府に血筋として最も近いところで、徳川幕府の将軍に跡継ぎがいなければ、親藩から次期将軍を出す&親藩は水戸(茨城)、尾張(愛知)、紀伊(和歌山)である。そして、譜代は・・。」というように、

用語に関する意味は理解し、それを徳川幕府がやったこと、と認識できるようになっています。

 

ーーーこれが、「理解が必要だと思う社会」です。

 

 

 

しかし、ただ「点数をとるためだけに理解する」と思いこんでいる人々や、

自分たちは無意識に理解しているので簡単に用語を覚えられる人も多く、

社会で成績が良い人でも「社会は暗記科目」と認識している人も多いのも現状です

他教科の先生や、社会が得意だから社会の先生になった人の中で、

「社会を暗記科目」と認識する人は、そういうことが原因にあるかもしれません。

 

 

 

そして、最後に、用語の理解・用語の識別もできていて、

「ん?なんで身分制度や地方制度をこんなに徳川幕府はきびしくする必要があるの?」

という疑問が起こったら、

そこが「具体⇒抽象」の考えかたの芽生えです

 

ーーーその疑問は、教科書やテキストなどを読んでいくと、おのずとわかります。

わからないときには、信頼できる先生に聞くことでわかることもあります。(なので、このような質問をする生徒は大いに褒めるようにしています。ただ、先生の中では「こんなのはテストには出ない!」と言って、切り捨てる先生もいるようで・・・、それに関しては、私は残念な気持ちがします。

 

今回なら、

 

「戦国時代のような乱世を二度とおこさせないため。

乱世は人々の命を多く奪い、人々の精神や文化なども荒廃させる。

また外国が自国に付け入る隙をあたえるきっかけとなってしまう。

乱世は後継者争いがきっかけであることが多く、

また、後継者の順位づけや、上司・部下の身分がはっきりしていないから長く乱れが続くのであるから、

後継者・部下(大名)の制度ははっきりさせておく必要がある」

 

というのが、答えの1つの例です。(生徒の学力・年齢に合わせて、噛み砕いて話します)

 

そして、最後に、それを未来に活かすのにはどうするのか?というと、

今回なら

「他人に文句を言われようが、不満があろうが、

上司・部下の制度ははっきりさせなければいけないし、

後継者も、当時の感情だけで決めてはならない」

ということを念頭に置いて行動する、ということが1つの例です。

 

生徒さんにとって身近なものだと、

自分が部活のキャプテン(部長)になったときに、下級生と仲良くするのは良いことだが、仕事(役割)はしっかり分けておいたり、時期部長を自分にとって心地が良い人というだけで決めていたら、後々、その下級生同士でごたごたが起るかかもしれない・・、考えて行動をするなど。

ーーーーーーーーー

<まとめ>

抽象的な内容まで(この記事で言うと④まで)を

まとめて教えるのが先生の役割だ私は思います。

また、抽象的な内容を元に、授業の話を筋立てを作っていくと、

スムーズな授業が出来、生徒たちも先生が何を伝えたいのかが、わかると思います。

 

ただ、用語をおぼえなければテストで点数はとれないので、

あくまで、具体例を説明するのを中心にして抽象的なことを念頭において授業を展開するのも必要です。

テストで点数とれなければ,勉強する気も失せてしまうので・・。

また未来&現在の状況を打破することについては授業内で話すのは時々で良いとは思いますが、

ニュースなどで似たようなケースがあれば、過去のケースを観てどうすればいいか、

の1つの案を話すことで、

「過去を学ぶことは未来をつくること」と認識してくれる生徒が1人でも増える可能性はあります。

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 第二回は以上です。

 

 注意:これは私個人の意見なので、絶対の意見ではありません。

    「あんたはおかしい!」と言われても、私にはどうすることもできません。

     ただの参考として気軽にご覧いただけるとうれしいです。

 

 

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第一回 「社会」という科目の教育について

2013年01月28日 00時02分46秒 | 社会の先生として・・

これから、何回かに分けて、「社会」という科目の教育について語りたいと思います。

注意:これは私個人の意見なので、絶対の意見ではありません。「あんたはおかしい!」と言われても、私にはどうすることもできません。ただの参考として気軽にご覧いただけるとうれしいです。

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第一回 社会という科目の教育 プロローグ

よく社会は、「暗記もの」だと思い、軽視する人がいます。

私は、そのような人や意見と10年以上戦ってきて、

教育界を離れても,ずっと戦っていきたいと思っています。

 

たしかに、社会は用語を暗記しなければいけないものではありますが、

そこには「理解」が必要です。

 

また、社会を教える先生として、

ただの暗記ものとしての用語の羅列をするだけで授業を終わらせたり、

ただ歴史の動きだけを説明をするのは、

社会の先生としての役割を半分ぐらいしか果たしていない、

と私は思っています。

 

しかし,時間がなく、そのようなことをしてしまったときは、

すごく恥じて、努力して改善しようとしています。(人それぞれの考えはあるので、私は私ということで)

 

 

また、逆に

「教科書は読めばわかるから、教科書に載っていないことを中心に教えるのが良いこと」とも私は思いません。

 

なぜなら、

教科書に載っている基本的な内容も理解するのは難しいですし、

わかった気になっていても深く考えたら、とても難しいのです。

先生自身は社会が得意な人が多いので,「教科書の内容は簡単」と思いがちですが,

目の前にいる生徒さんは全員社会が得意なわけではありません。

 

 

なので,まずは教科書の説明を中心にすべきで、時間があまったら細かい豆知識を教えるべきだと

 

私は、

歴史地理具体的な事項を理解し、

そこから得られる抽象的な考えを得るもの

逆に公民は、抽象的なことを習い、

そこから今まで歴史などで習ってきた体例にあてはめて考えるもの

というものだと認識しています。

 

つまり

具体抽象」を繰り返す力を育てるのが

社会という科目。

「過去の事例を学び⇒抽象的な未来を考え⇒その未来を実行するために具体例を考え実行する」

という力を学ばせるのは、「社会」に他ならないと誇りにさえ思っています。

 

最近の日本の不調は、教育の軽視、とくに「社会」をないがしろにしてきた結果かも・・と思っております。

被害を受けている子どもたち&成長した若者には責任はないですが、

これ以上、日本の力が弱まらないように、「社会」教育にも力を入れていけたらな・・と。

これは難しいとは思うのですが、すこしでもそれに私なりの形で貢献できたらな、と思い、

日々努力していきたいです。

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注意:これは私個人の意見なので、絶対の意見ではありません。

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テストは悪いものなの?

2013年01月27日 23時50分36秒 | 教育について考える

私はテスト入試という存在が好きです

中学のころからずっと好きですが、

塾講師になってからは好きを通り越して、まで感じられるようになってきました。(笑)



中学のころは、

テストは,

がんばった成果を出す絶好の機会であり,

入試

目標設とその目標にむかってするべき努力が正しかったのかの証明になる

 

という理由で好きでした。

そのころは、

まわりの人はなぜテストが嫌いなんだろう?入試を憎むんだろう?と不思議に思っていました。

 


テストや入試の世界から離れるのが嫌で、

大学に入ってからは学習塾の講師バイトを、

就職先も進学塾の講師に決め、

結婚後も家庭教師を続け・・と,

10年以上,テスト&入試の世界に触れていました。(それが良いか悪いかは別として)

 

テスト・入試を受ける側で6年(小学校・大学まで含めれば16年)、

テスト・入試の分析をするようになって約10年の月日がたち、

ようやくテスト本来の良さと周りの人々がテスト・入試を嫌う理由がわかってきました。

 



テスト&入試を嫌うのは

他人の評価を気にしたり、

自分とほかの人と比べて上か下かで自分の自信を確立する傾向にある人が、

嫌っている、もしくは蔑んでいる相手が自分より上の順位をとっていたり、

勉強でまわりに評価されていることをみて、

「テストで良い点がとれる人」=「勉強ができる人」=「まわりに評価される人」と図式しちゃって、

「勉強」そのものが「悪」だと見なしてしまうからなのかな?と。

また、テストの結果や成績が芳しくないことで、

蔑まれ辛い思いをして、テストそのものを憎み、そのままになってしまったりで。

人の本来の評価は、学力とは関係ありません。


だから、人間としての評価を学力ではかるやり方に対して異議を唱えるべきであって、

テストそのものまで否定する必要はないと思うんです。

「1つの欠点=完全否定」をしないで、

テストに付随する様々なものを取り払い、

テストだけを見れば、テストそのものの良い点・悪い点が見えてくるのではないかな?と。

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人は変わる,を念頭に指導すること

2013年01月27日 00時15分35秒 | 教育者としてのつぶやき

 

塾講師は,長い間,同じ生徒さんを担当することがあります。

大概は,小4~小6,もしくは中1~中3の3年間ですが,

小3から高3まで,など長いおつきあいのときもあります。

 

何年かかけて,私が,同じ生徒さんを担当する際には

 

「人は変わることもできるし、変わってしまうこともある。」

 

ということを毎回念頭に置いて指導するようにしています。

 

 

どういうことかというと、

最初は全然だめだめだった人ががんばっていくうちに素晴らしい一人前の人間に育つこともあるし、

昔は良い子だったのに、どんどんと堕落したり犯罪に手をそめたりするということ。

 

ですので、最初に態度が悪かった子とか、失敗を何度も行っていく子が、年月をかけて成長しても、

最初の悪いイメージのまま、その子や部下や仲間に接しているのは、相手に失礼だと思います。

 

過大評価をする必要はありませんが、

過去の失敗は置いておいて、

現時点でのその子の状態や能力を評価するのが教師の正しい役目だと・・。

 

 

また、逆に最初は先生の言うことをよく聞くいい子だった子が、

次第にやる気をなくしたり、いじわるなことを同級生にしていたりすると、

「あなたはそんな子じゃなかったはずよ!」と過去をひきだして説教しがちですが、

それは現時点のあれているその子を見ていないし、何の助けにもなりません。

その子をこのようにさせた原因を突き止めそれを除去するのを努めつつ、

その子がいい子だろうと悪い子だろうと同じように愛す!のが教師の役目だと思っています。

 

 

良い子じゃないと愛さない、なんて、教師の身勝手ではないでしょうか?

 

 

どんなときでも愛してやって、その子がうれしいときは一緒に喜んで、

つらい時は支えになってあげることが大切だと思います。

 

 

 

変わろうとした人、変わった人に、過去に影響されて、その人自身を見ていないのは、

「未来をつくることができる」教育者ではありません。

過去にしか生きることができない、過去のレンズを通してしか人を評価できない人なのです。

 

私もこのような教育者にならないように、

「人は本気になったら変われるし、いやおうなく変わってしまうこともある」ということを忘れずに、

今を見て生きていきたいと思います。

未来をつくるっていくのが、教育者の役目ではないかな?と。

 

 

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「先生は歴史人物の誰が好き?」という質問

2013年01月26日 23時31分00秒 | 社会の先生として・・

今回は社会の先生ならではの質問について。

 

社会を教えていると生徒さんに、

「先生は,歴史人物で誰が好き?」

と聞かれることがあります。

私はその質問を受けると、気をつけて話すようにしています。

 

 

理由は2つあります。

1つ目は、

好きな歴史人物はいることはいるが、

深く掘り下げてまで知っている人物を

小学生・中学生では知らないだろうな、と思われる人物だったり、

教科書に載っていてもマニア受けの人物であったり、誤解される恐れがある人物であるため

 

 

2つ目は、その生徒がなぜそのような質問するのか、という意図を読む必要があるからです

 

私の好きな歴史人物は、

日本人なら藤原不比等吉田松陰先生、

世界史をあわせると1番好きな歴史人物は

ナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)です。

(左のちびキャラは,自分で描いた,ナポレオン1世の戴冠式の服のイラスト)

 

 

 

 

吉田松陰先生は入試でもよく出される人物ですが、子供たちにはちょっと渋いかもしれません。

私は吉田松陰先生や「奇跡の人」のサリバン先生のように、

平等に接しながらその子(その国)の将来を見据えた教育をしたい!というのが目標なので

、吉田松陰先生が大好きなのです。

松陰先生に会いたいがために、遠く山口の松下村塾まで行ったことも・・。

 

藤原不比等は、年表には載っている人物(大化の改新をおこした中臣鎌足の息子)ですが、

中学・高校入試ではほとんど出てこない人物です。

この方は、飛鳥時代末期に、天皇に神聖をもたせ、

今まで続く天皇家と日本の在り方の基礎をつくった人物です。

「古事記」「日本書紀」も不比等の影響が多くあります。

「古事記」「日本書紀」を読んで、暗黒時代である2世紀の日本を想像するのが好きなために、

その裏に潜んでいる(歴史を意図的に書き換えている)不比等に興味を持ちました。

しかし、天皇は神だ!として第二次世界大戦で自害をして死んだ日本人たちの悲しい歴史があるために、

不比等さんを好きというのは戦争賛成派だととられがちで、なかなか言うことはできません。

(私はバリバリの平和主義です。)

不比等さんが好きな理由は、さきほどの件もありますが、

あくまで自分は天皇の補佐で・・という現実を見据えたやり方をしたところや、

なぞの出自(父の鎌足の子孫がなぞらしいです)から大臣にまで上り詰めたのは実力があってのことだからです。

 

 

ナポレオンは中学によっては習いますが、そこまで授業で力を入れて教えられない人物です。

しかも、ナポレオンというと戦争の英雄や独裁者というイメージがつきまとって、

やっぱり戦争賛成派だと思われる恐れがあるために、よけいに言いづらい。

ナポレオンが好きな理由は、フランス革命を上手にまとめ、現在のフランスの基礎をつくったところです。

私は「自由」「平等」の精神が大好きですので、

それをちゃんと社会機能として実現させたナポレオンには敬意を示しています。

(現在のフランス憲法もナポレオン憲法が元になっていますし、

ルーヴル美術館を開設したのもナポレオンですし、大学まで続く教育制度をつくったのもナポレオン。

日本はフランス式教育制度なので、おもいっきり日本はナポレオンの影響を受けていますが、

なかなかそういうことは世に知られていないのが現状です。)

そのため、生徒には、この3人について話しても、「は?」という顔をされる恐れがあります。

 

また、なぜ生徒はそのような質問(先生は誰が好き?)としたかというと、

歴史好きな子なら先生とその人物について語り合いあいから

そうでなければ、その好きな人物から私(先生)がどういう性格なのか?を考えたいからです

歴史が嫌いな生徒なら、

他の先生はこの人物が好きだったけれどこの先生はどうなのだろう?という先生に対する興味です。

 

そこで、私は

「歴史を習った人物なら誰でも知っていて、かつ、インパクトがある人物。」

を言うようにしています。

そうすれば、私がどういう人物かもわかるし、歴史好きな子とも語りあえます。

その場の状況に応じて徳川家康」か「源頼朝と言うようにしています。

 

 

もちろん好きな歴史人物であるのは確かなので、嘘ではないです。

近代戦争の人ではないので、戦争賛美者ともとられる恐れも薄いし。

 

ちなみに理由は

「頼朝・・幕府の基礎をつくったのから。」

「家康・・長く続く平和を築いたから」です。

誰もが、天皇家・貴族の世界が1番だと思っていた時代に、

武士が政治をする!という幕府制度をつくった

頼朝さんを私はとても尊敬しています。

上にこびず、権力をにぎるというのはすごく好き!

 

 

 

 

 

家康さんも同じ意見で、あの戦国の世を二度とつくるのか!

と研究に研究を重ねてがんばった結果があの江戸幕府なのです。

戦争をしないためにどうすればいいのか?というのを考えた方です。

それは、身分の差別化をはかるという暗い歴史にもなりますが、

1つの戦争をなくすにはどうすればいいか?を私に教えてくれる人物ですので、尊敬しています。

頼朝も家康も愛知生まれだしね♪

(家康は岡崎で有名ですが、頼朝も熱田神宮ちかくで誕生しています。←一説ですが・・。)

この頼朝・家康のおかげで、

源平の合戦好きや戦国好きの子とは,話が,かなり盛り上がります

(やはり、歴史好きの子は、その2つのどちらに興味がある子が多いので。)。

だいたいは、義経&弁慶好きか、信長好きが多いですが・・。

 

 

自分の好きな人物を語り合いたいのなら、

同年代の友達や仲間にすべきであって、

子供たちに対しては、その子がその歴史人物の名を出さない限りは、

ある程度は自分の好きな歴史人物を出しながら、

会話が弾むお話をしてあげるとよいかな~とは思います。

(もちろんあくまでケースバイケースですが・・。)

 

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※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

 

ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

 

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