社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について書いています。
歴史模擬授業も展開中♪

歴史模擬授業(第四回 古代四大文明①)

2009年05月24日 19時01分52秒 | 歴史☆模擬授業

金曜日は300のアクセスがありました!!300は初めての数字です!ありがとうございます。

今回はかなり久々の歴史模擬授業です。 模擬授業4回目です。

一か月に一回更新する!と言っていたのに、間が空いてしまいすみませんでした。

自分がよくツールの使い方を把握していないせいか、1つの記事に1つ画像しかアップできないので、1つの画像ごとに説明できる分だけアップという形にしています。すみません。

「歴史模擬授業」という記事を1か月に数回更新していきたいと思います。

これは実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。

 劇の台本みたいな感じになると思います。 定期的に内要がまとまったら、「しゃかしゃか★ぶりっじ」にて改定してアップする予定です。

読むときに、 →先生、 →生徒その1(ひなちゃん)、 →生徒その2(はむちゃん)、→生徒その3(ねこちゃん) だとだと思って読んでください。

(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)

また、設定は、私立中学入試をひかえた小5の授業(塾)だと思ってください。

 それでは始めます

 

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キンコーンカンコーン

「みなさん、こんにちわ。この前は、人類の誕生を勉強したね。」

「うん。楽しかった♪人間は、火を使ったり、食べ物をとるために道具をつくったり、どんどん進化していったのがわかったよ。」

「さて、では人類がその後、どのように暮らしていったかをみていくのが本日の話です。最初は目の前に見つけた獲物を追っかけたり、木になっている果物などを採って生活をしていったんだけど、そのうちに、自分たちで種を植えて成長した実などを採って食べるような、計画的に食べ物を得る生活を始めたの。」

農業をはじめたってこと?!へー、よく気がつきたよね。そういうことができるって。」

「おそらく、自分たちが食べた食べ物のゴミ(種)をそのままにしておいたら、そこから同じものが次の年に生えていたので、気がついたんじゃないかな?種を植えて、それが成長し、そしてまたその残骸(種)が次の年に・・というサイクルに。」

「ほえー。」

「それで、農業を始めると、みんなで協力して畑などをつくる必要があるよね。一人じゃとうてい難しいから。そうすると、途中でケンカをする人たちも現れるでしょ。」

「たしかに。学校の掃除とかでも、まじめにやる派とそうじゃない子でケンカしたりするもん。何か決めるときとかは、対立したりもしたよ。」

「ケンカが大きくなると戦争になったりもするわけよ。それでケンカや戦争が終わるときに勝った人と負けた人が出てくるよね。そして勝った人が、周りの人たちをまとめていくよね。そのサイクルが何回も繰り返されると、支配者と支配される人たちというように身分ができてくるわけ。つまり、王様とそれの取り巻きグループである貴族が支配者で、それ以外の国民たちが支配される人っていう仕組みに。このような社会の仕組みを国家と言います。」

「ほえー。みんなでがんばるっていうのは良いことだけど、それが長く続くと支配する人・支配される人っていう身分ができるんだね。むずかしいね。」

「そうなの。それで、支配する王たちが、多くの国民たちを支配するから口で全員に伝えられないから、別の必要な伝達ツールが必要になるわけ。その伝達ツールって何かな?」

「うーん・・。口以外で伝える方法。僕たちが他の人に口以外で伝えるものって・・。」

「たとえば、お母さんが、ハム君が返ってくる前に仕事にいっちゃったときに、ごはんは冷蔵庫の中にあるってどう伝える?」

「置き手紙があるよ・・。あ!そっか!文字!」

「そう!文字!なので、国家ができると文字が作られるわけですね。」

「ほえー。」

「それ以外に、一度に多くの人を王様は使えるから、巨大な建物も建てることができるようになったの。その建物が現在でもいくつか残っているの。たとえば、エジプトのピラミッドとかね。

また、多くの人たちが食べ物にありつけるように王様たちは、効率よく水が畑や田んぼに流れるようにしたりするわけね。そのようなやりかたを「かんがい」と言います。「かんがい」工事も行われるようになったし、農耕技術・土木技術も発達していきます。また、突然の大雨とか洪水とか日照りとかの自然の理解しずらい現象があると、神様が決めたことだと考えるようになって、宗教も誕生したのよ。」

「昔の人って、自然現象は神の仕業だと思っていたんだ。馬鹿だなー。」

「ハム君。それは偏見!人間は理解できないものを何かの仕業だと思うことってあるのは今でも同じじゃない?悪いことがあると何かのタタリとかいうじゃない?それに、今は科学ですべての自然現象が解明できているような気がしているけれど、それも、はなはだ本当か、良く考えるとナゾじゃない?今は、一種の「科学」宗教があると言ってもよいかもしれないわ。ただ、科学が悪いと言っているわけじゃないからね。昔の人は、理解できないことを「神さまの考え」という風にまとめただけなのよ。ただ、その「神様」宗教も行きすぎると、戦争とかにつながるかた、むずかしいんだけど・・。」

「あ・・話がそれたから元に戻すね。

このように、国家は、支配者と支配される者という身分ができ、宗教・文字・巨大な建築物・土木技術などをつくるようになりました。このような国家ができた状況を、現在は「文明」と称します。今度、習う文明は、4つの大きな文明ね。

先ほど話をしたように農業をする土地で国家はできるわけだから、農業に必要な水があるところ、つまり大きな川(大河)があるところで文明は発生するの。

 

そこで、4つのそれぞれの文明を覚える際には、どこの地域&大河で、どんな文字が使われたかを中心に見ていくとよいわ。それでは今度は、それぞれの文明についてみていきましょうね。」

キンコーンカンコーン

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本日はこれで終了です。今回は導入のみでしたが、次回は、それぞれの文明を詳しく見ていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 


私立中学のオープンスクールは行った方が良いか?

2009年05月12日 11時56分18秒 | 私立中学入試について

昨日は200以上のアクセスがありました。みなさまありがとうございます!!

今回は私立中学のオープンスクールについてです。

学校によって、オープンスクール、入学体験会、学校説明会・・など色々な呼称がありますが、内容はみなほぼ同じで「学校生活の特色と入試について説明する会」だと思っていただければよいです。学校によっては、生徒さん向けに実際の授業を体験できるような講座を開いているところもあります。

オープンスクールは、行けるのなら行った方が良いでしょう。もちろん親子2人(もしくは両親と子供の3人)で。

とくに実際に受験するつもりの学校に行くと、イメージも得やすいですし、生徒さん自身が「絶対この学校に行きたい!」とやる気を出すかもしれません。

小6は塾の授業やテストもありますので、なかなか行けないことも多いですので、なるべくなら小4・小5のうちに行っておくとよいでしょう。(ただ、小6になって初めてオープンスクールがあることを知った方は、行けるところだけ行くのでも良いでしょう。)

高校受験の場合は、入試会場で初めて受験校に行ったというケースも多いです。

理由は、周りが受験するのが当たり前の状況なので皆がんばって勉強しますし、学校に対して想像力もつきます。

そして、ある程度学力も精神的にも中3は安定してきているうえ論理的にものごとを考えることはできるので、当日よっぽどのこと(極度に緊張してしまう・体調不良など)がなければ、安全圏の学校は受かるし、ギリギリの学校は最後まであきらめずに頑張った子は受かることが多く、番狂わせがあまり多くありません。

 

しかし、中学受験をする小6は違います。小学校では皆が中学受験をするわけではないので、「みんな遊んでいる中で、なんで私はここまで勉強しなきゃいけないんだろう・・」という疑問は多少はある子も多いはずです。

それに、小学生はまだまだ子ども。

論理よりも感情が優先である子供は、一度勉強やりたくない!と思ったら、親御さんや先生がどんなに理論的に受験の良さを唱えても、聞く耳を持たないこともあります。

精神状態によって、その日の点数がかわってしまうことが多いため、当日の番狂わせも・・。「受かんないかも・・。」と思うと、点数がとれず、「絶対点数とらなければ!」と思うと点数がいつもよりも取れたりも。そのため私立中学受験は、受かるはず子が落ちたり、ギリギリ危ない子(もしくはまず無理だろうなとおもわれた子)が受かることも多々あります。

受験まで勉強をあきらめずに確実に受かるところは受かり、第一志望校も受かるようにするには、子供に「この学校に絶対行きたい!」と心から思わせることです。

そうすれば、行きたいから勉強しよう!となりますし、行きたいから当日点数とろう!と落ち着いて前向きにがんばれます。

このような心にさせるには、子供にその学校がどういうところかをじかにかんじさせる必要があります。その有効なツールがオープンスクールなのです。

オープンスクールは春と秋にあり、学校によっては春のみ、秋のみ、春と秋のどっちにもあるが内容が異なる・・など様々です。よって、各学校のHPなどで確認すると良いでしょう。

第1・2志望校の学校だけでも良いですし、受験するすべての学校にするのも個人の自由ですが、時間が許す限り、受験するかもしれないすべての学校に一度行ってみるのも良いかもしれません。(ただし、小6は塾のスケジュールを優先した方が良いでしょう。)