昨日は大学時代の親友と一緒に、
映画「相棒Ⅱ」を観てきました!
大スクリーンで観る、神戸君すっごいかっこよかったです。
神戸くんが大好きなので、彼に失礼がないよう、キレイな服装で行きました(笑)。
おかげで帰りは寒かった・・・。
※ネタばれってほどのことは書いてませんが、何もかもまっさらな気持ちで「相棒」観たい!
という読者の方はご覧になられない方が良いかもしてないです。
今回のラストは衝撃でした。「相棒」のいさぎよさってすごい!って感じです。
今回のテーマは「正義とは何か?」でした。
なんか、私のすっごいツボ!!な主題。
この作品では、
相対的な正義と絶対的な正義を考えることができます。
立場や年齢などによって「正義」とはかわる、という相対的な正義の考え方も正しいし、
すべての人に共通する絶対的な正義というものも正しい。
でも、相対的な正義から絶対的な正義をみると、絶対的な正義は青臭く、融通がきかない。
逆に、絶対的な正義から相対的な正義をみると、相対的な正義は、ずるくてひきょう。
「相棒」ではどちらが正しいか、ではなく、
それぞれがそれぞれの形で生きていくという話で終わっています。
ラストの右京さんのセリフがすべてを表していると思います。
ちなみに私は、絶対的な正義は本当は存在しないもので、幽霊みたいなものだと思います。
でも、絶対的な正義は存在する、と思い、行動しなければいけないという確信もあります。
だから幽霊なんです。いるかいないかわからないけど、いるような気がしてならないって感じ。
なぜなら、立場や人によって正義が異なってしまったら、
社会として成り立たないし、
リーダーとしては人々を困難におちいらせ、下手すれば衰退に陥らせる。
個人の人間としても、一貫性のない人になり、ブレブレの人生を歩むだけの人になってしまうから。
だから、絶対的な正義は必要。
それに沿って生きるのが基本で、細かい点は相対的な正義に任せて生活する。
生き方は絶対的な正義、日々の生活は相対的な正義で、という感じ?
たとえば、教育界の絶対的な正義は
「いつもまじめに、自由・平等・博愛の精神を持って接することによって、
生徒それぞれを一人前の人間として旅立たせる役割を勉強という点で行うこと」
だと思います。
だから、それに反することは絶対にしてはいけない、
もしそれに反したことをしたら、ただちに反省し、修正すべきだと。
でも、日々の仕事をしている中で、
疲れたから寝る、
とか、
少しは自己保身する、とか細かい調整はしなければいけない。
そのときの相対的正義は「自分が仕事を放りだすのが一番いけない。」と
思い、そちらを優先する。
価値観も一緒。絶対的価値観と相対的価値観があると思う。
絶対的価値観は「どんなときでも死を選ばない。あきらめない。」で、
でも、すっごく嫌なことがあったときは
「こういうときは一時的に殻にこもって良い。」っていう感じ?
また、憲法や法律は絶対的な正義、裁判は相対的な正義で、など。
このように色々と考えさせられる作品ってすばらしいです。
今回の「相棒」は「相棒ファンへの還元」という感じの作品で、
第一弾よりも、私は好きです。(もちろん第一弾も好きですが・・)