社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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旅行に行ったときはその地域の気候も感じとってみて

2008年08月10日 22時42分23秒 | 教育について考える

昨日・今日と、長野に旅行へ行ってきました。

私は現在は愛知県名古屋市の郊外に住んでいるのですが、かなり暑くてふらふら気味だったので、避暑もかねて長野に旅行に行きました。

今回行った場所は、「上高地」。

上高地は自然がそのまま残っていて、その中で初心者でも気軽に歩くことができるので、小さなお子様のいるご家族でも気軽に森林浴ができるスポットです。

もちろん、山の中だったのですごく涼しくて、気持ちよかったです。

さすが、中央高地の気候(夏に涼しい)!

 そこでふっと思ったのですが、

実際にその場所に行っていないとその気候がどういうものかあまり想像できないのではないか?・・・と。

 

 小5&中1で、「日本の気候」について習います。

私は気候を教えるときに、今まで旅行で行った場所の気候について思い出しながら講義をします。

「太平洋側の気候は夏に雨が多い。」ということを聞いただけで、頭の中で「確かに夏は夕立ちが多いもんね。台風も来るし・・。」など考えます。

あと、「日本海側に冬は降水量が多い。」を聞けば、「ああ!たしかに福井に冬にカニを食べに行ったときに、途中でドカ雪が降ってこわかったわ~。」とか考えます。

長野・岐阜の中央高地の気候、北海道気候、沖縄の南西諸島の気候なども、実際にその土地に行ったことがあるので容易に気候が想像できます。

しかし、実際にその地に行ったことがなければ、文字どおりの言葉(教科書に載っている情報)だけを覚えるしかありません。

もちろん先生が詳しくわかりやすく説明はしていただけますし、ある程度はお子様が想像力を働かせることはできますが、やはり限界はあります。

テスト前は覚えていても、テストが終わったらきれいさっぱり忘れてしまったり・・。それはイメージと言葉を完璧に結びつけて覚えていないからでしょう。

 歴史は本やまんがで想像力を育むことは可能です。

初心者向けのわかりやすい本が多いです。

しかし、地理について、初心者向けのものは少ないのが現状です。

(わかりやすいものももちろんありますが、種類が少ないのです。)

だから、地理はわからない!つまらない!という生徒は多いんです。

 もちろん、すべての場所に行くことは無理です。

金銭的なものもあるから。旅行に行きたくても行けない人もいます。

 

それにがんばって自分なり想像して気候を覚えることだって悪いことではないです。想像力は大切です。実際にその地に行っても、すぐ忘れたりすることもありますし。

 

 ただ、気候は、実際に行って自分の触覚で感じ取るほか手段はないのです。

なので、もし旅行に行く機会があれば、自分の住んでいる場所の気候区以外のところにも行くことをお勧めします。

それに、その地でのお土産屋をみればその地の名産(農作物)がわかります。

静岡にいくと海産物のお土産が多いから、「静岡の焼津港は水揚げ量が多い。」ということを習った時にすぐに覚えられたり、長野でりんごやぶどうがよく売っているから、「長野がりんごをよくつくっている」という各農業生産物産都道府県別ランキングも覚えやすくなります。

 

ちなみに私は世界の気候はうろ覚えなことが多いです。(もちろん、教える上で必要なことは覚えてますが、ときどき教科書をチェックしないといけないことも・・。)それは実際に行っていない場所があるから。ベトナムとフランスには行ったことがあるから、そこらへんは得意ですが・・。

だから、やっぱり実際に行ってみるのは大切だな~と思いました。