社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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夏休みの宿題英語編&使う辞書について

2009年07月29日 13時14分30秒 | 勉強方法について

きのうは200以上のアクセスがありました。ありがとうございます!!

 

さて、夏休みになり、学校によっては多くの宿題が出された方もいらっしゃると思います。

私立中学や高校では、学校で渡された、

英語で書かれた1つの作品(30ページ前後)の日本語訳をしてくるような宿題が出されることがあります。

これをめんどくさがって、友達とページ分けをしたり、いいかげんに宿題をこなすことは、

自分の能力が向上しない恐れがあるのでおススメできません

大学入試では2ページぐらいの英文を10分くらいで読みこなして、

内容を理解した上で問題を解くという入試問題も多いです。

 

 

夏休みにつらいながらも辞書を片手に長文を読んで訳すというリズムをつけていければ、

入試にもつながるわけです。

最初は面倒でも、耐えてがんばるとだんだん苦痛ではなくなって、2ページぐらい集中して読めるようになります。

夏休みという長期間はそれに最適な時期なので、がんばっていってほしいです。

 

そのときに使う辞書ですが、電子辞書はやめた方がよいでしょう。

本のちゃんとした英和辞書を使うことをお勧めします。

理由は、本の英和辞書の方が一度に一気に情報を得られ、比較できます。

また,辞書をひくのをめんどくさがって電子辞書を使うような姿勢では

英語の学力向上はよほどのことがない限り望めません。

 

本の英和辞書を長年使っていると、

一発でどこのページあたりのその単語があるかも無意識にわかってきますし、

めんどくさいと思わなくなり、かえって、本の方がたくさんの情報が載っているので調べやすいと感じます。

なので、本の辞書をお勧めします。

 

 

ちなみに電子辞書が悪いという意味ではありません。

電子辞書を使うのは、学校や塾の授業内でふっと意味がわからなくて調べたりするためだけに

使ってほしいです。

 

英和だけでなく広辞苑や古典の辞書も入っていることが多い電子辞書は、

持ち運びには最適(本だと全部で5冊以上になって持ち運ぶのに大変なので)ですので、

一日にさまざまな教科を勉強するときに使う形が良いでしょう。

自習室などで宿題をする際でも本の英和辞書だけを持っていけばよいので、

そこまで重くないでしょうから、がんばって自習室でも、できるかぎり本の英和辞書を使いましょう。

 

 

私も、予習は本の辞書を使い、

塾の授業をするときは万が一のために電子辞書を持っていっています。

 

 

ではでは、夏休みに、「辞書を引く姿勢&長文を読むのに慣れる」ように、そのような宿題が出されたらぜひとも頑張ってみてはいかがでしょうか?

 


塾での冷房の温度調節

2009年07月15日 13時35分34秒 | 塾について

今回は,塾での冷房の温度調整について。

 

塾には、多くの人数が集まります。

生徒さん1人1人体感温度が違うので、みんなにちょうど良い温度というのはありません。

 

そのため、どのように温度調整するかというと

①冷房は28度前後の温度設定にする(エコ&本来のちょうど良い温度のため)

 

生徒さん自身に、暑い人・寒い人・ちょうど良い人、の三種類を聞いて手を挙げてもらい、寒い人がいない状態にする

寒いと風邪を引いたり、下痢になる子がいるので。

ただし、暑い人ばかりいるなら熱中症の恐れもあるので、温度を下げますが、

数人だけなら、一枚上着の服を脱いでもらうなどの対処をする。

 

③生徒さんには脱ぎ着できるような服をしてきてもらう。

一般的なのは、Tシャツに、半そで&長そでの薄い上着の3点。(夏の場合)

上着が2つほしいのは、万が一寒いときに、1つは羽織って、もう1つは膝に掛けれるように。

④授業中は窓を開けると授業の声が漏れて、

ご近所に迷惑になり窓を開けることができないので、

生徒さんが来るに、窓を開けて換気しておく

二酸化炭素が外にいくのと、臭いが少しでも消えるため。

 

 

以上の4点を気を付けて行いました。

人数が多ければ多いほど部屋は暑苦しくなるし、暑ぐるしいと勉強に身が入らないです。

逆に寒すぎると体調不良になります。

温度調節というのも、生徒の勉強空間をつくるうえで大切なんだよな~と,

塾講師時代に思いました。

 

 

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※現在,過去の記事を削除・編集しております。その中の記事の中でいくつかピックアップして

ブログに再度アップしています。この記事はその1つです。

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私の趣味ーイラスト・マンガ

2009年07月10日 14時29分41秒 | 自家製 塾講師四コママンガ

今回は、私の趣味について。

私は、イラストを描くのが好きです。趣味でマンガも描くこともしばしば。

ただし、既成の作品の二次創作や年齢指定のものを描くことはしませんので、同人誌仲間もおらず、一人でひたすらマンガを描いて、身近な友達に見せている形です。

どちらかというと、エッセイ系のものや、「まんがでわかる○○~」というのを自分で作ることが好きです。まんがで直接教育関係の貢献できるようにしたいのです。

今までに、能楽をまんがで簡単に説明する冊子というのを作ってみたことがあります。素人がつくるので完璧にはいかないまでも、能楽部の新入生に配ったら、喜んで読んでくれる人もいました。

将来的に、「まんがでわかる社会(歴史)」を、授業ライブ形式で描けないかな?とか、「塾講師エッセイまんが」などを描けたらな~と思っています。

試作段階で、塾講師での出来事を四コマまんがにしてみたりも・・。(上記画像)

ちなみにマンガに描かれていることで注釈を・・本当はCDデッキではなくて、自分の持っていたCDプレーヤーで聞いています。塾のを私用で使うのは悪いので・・。

塾講師ならではの漫画を描けるよう、まんがの描き方を勉強しつつや塾講師の経験をつんでいきたいとおもいます!(塾講師は大好きなお仕事で、一生やっていきたいです!)

 


社会派ストーリーをもつミュージカルを観て

2009年07月06日 15時20分46秒 | おすすめ☆歴史スポット

先週は常に100以上のアクセスがありました。みなさまありがとうございます!!

昨日は、お友達に誘われて、劇団四季さんの舞台ミュージカル「ウェストサイドストーリー」を観にいきました。

『ウェストサイドストーリー』は中学1年のころに母と一緒に映画の方は観たことがあったので内容は知っていましたが、大人になって改めてみると、名作だったんだな~と実感しました。

中学1年のときは、おどりが素晴らしいとか歌がきれいだ・・というのしか感じられませんでした。

しかし、歴史や社会全体のことを知ると、あれは「アメリカの闇つまり社会問題」を描いた作品だということがわかりました。

この作品は、プエルトリコ系移民(つまりヒスパニック)と白人至上主義のアメリカ人の対立と差別、そして自由主義経済がもたらした闇つまり貧困問題(格差社会)を、恋愛を交えながらコミカルにしかし辛辣に描いているのです。

この作品は、「ロミオとジュリエット」の現代版と言われていますが、こちらが家同士の対立関係と中世の身分社会を批判しているのに対し、ウェストサイドストーリーは、人種差別と格差社会を批判しています。

差別や、ちっちゃなプライドによって、何よりも大切な人の「命」を奪うことがある、とそして、貧困がうむどうしようもないもどかしさ、貧困から逃れなられない苦しさを描いているのです。

現代のアメリカは移民で成り立った国です。それは、アメリカの強み(現代のいわゆる「強い」アメリカを作ったという意味で、人種差別を良しという意味ではありません)でもあり、闇でもあります。

それを、真正面から描かず、エンターテイメントを取りいれながら痛烈に当時の社会批判をした上手な作品とウェストサイドストーリーは言えます。

 

学校や塾で習う「歴史」は、真正面からしか描かれません。つまり、上から目線で描き、小さな個人の感情や生活は細かく教えません。

(勉強はそれで良いと思います。大まかなことを勉強し、そこから細かいことを勉強すすのです。学校・塾の勉強は、深く知ることの導入部分なのですから。逆に個人個人のことを考えすぎると、社会全体が大きな歴史の中でどういう動きになっているのか、ぼやけてしまいます。

小さな個人の感情や生活を知ると、自分たちはこれから社会をどのようにつくっていかなければならないのか?自分はどう生きていくのか?などさまざまなことを考えることができます。

また、社会の勉強(暗記)でも、自分が感動したことなの、でその時代を習ったときにその時代の様子をイメージしやすく、覚えた用語を忘れる確率が少なくなります。

当時の小さな個人の感情や生活を知るのに、ドラマ・映画・小説・マンガなどの便利なツールがあります。

ぜひともそのようなツールを活用していただけるとよいな~と思います。