5年以上前に書き,数年前に削除した記事なんですが,
今回の精神的に不安定になった経験から
この記事をもう1度アップしなおそう,と思いました。
ではでは,過去の記事を再編集します。
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もう5年以上前のことなんですが,徒対応で考えさせらえれたことがあります。
ある同僚の先生と話していて、目からうろこが落ちろうようなお話をお聞きしました。
その先生の受け持ちの子に,自称霊感生徒
がいるそうです。
その子は、こういう霊体験をした!と言ってみんなの注目をあつめたいタイプではなく、
よほど心を許した相手にしか霊体験の話題はしないそうです。
その先生に、その子はすごく懐いてて、担当をして何年もたったときに、そういうお話をしたそうです。
そのとき先生は、「霊なんていない!」と完全否定もせず、
かと言って、「霊がいる」という過剰反応もせず、
淡々とその子の話を聞いてたそうです。
それがかえって、その子によかったらしく、霊関係で嫌なことがあると、その先生に話していたそうです。
その先生がその話をされているときに、私に言ったことに、私は驚きました。
「霊がいるかいないかなんて、関係ないのよ。
その子が、霊がいる・・と言った行為が大切なの。
結局、霊が見えて落ち着かない、ということをその子は言いたいわけよ。
よく「霊がみえて・・」という方に集中する人が多いみたいだけれど、
「落ち着かない」という意見が実は大切なのよ。
霊が見えるか見えないかは、本人に霊感がなければ見えないし、
本当にいるかは永遠にわからないから、それを論じても教育的にはむなしいもの。
でもその子が落ち着かない!という状況は真実なのよ。
だから、その子の言っていることをちゃんと聞いて、
落ち着かないのなら、どのように解決するかを考えるべきじゃない?」
と・・。
その話を聞いてそうだな~と私は感動しました。
本当に、彼が霊が見えているのなら人に聞いてもらえるだけで心が安らぐし、
霊ではない別の何かで落ち着かないのなら、
先生と話した解決方法(たとえば,霊が見えても,あまり気にしないようにする,など)で解決することだってあるのです。
(また、霊がいるとウソを言って注目を集めたいような子だったら、
別のやり方で注目を集めることに先生は協力してやればいいんだから。
学力向上とか、見た目の良さを向上させるとか、するとよいのでは?と言われました。)
それに、何と言っても
先生に自分の言ったことを認めてもらえた、
というのが生徒にはすごくうれしいはずです。
その先生は、その子の存在を認めたということなのです。
先生という職業の人ははどうしても、
自分がつくった枠組みに収まる生徒だけを認め、
それ以外の生徒は「悪」「落ちこぼれ」とみなしがちです。
しかし、その先生はどんな子でも認めてくれるのです。
しかも、そのときに社会の一員としてどうしていけばいいかもアドバイスしてくれます。
かくゆう、私もその先生に存在を認めてもらって成長できた生徒の1人でした。
社会の枠組みに入ることは大切ですが、
ともかく他人と同じであることを1番として自分がどういうものかよくわからないまま社会の枠組みの中で生きることと、
他人とは違う能力を認めつつ社会の構造も理解した上で社会の枠組みに入って生きる、ことでは
大人になってからの成長の具合が変わってくると思います。
いろいろ考えさせられるお話でした。
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以上が,過去に書いた記事です。
なぜ,私がこの記事を再アップしたかというと,
私は霊感はないけれど,先日まで,とにかく「電池の液漏れ」が怖かったことが関係しています。
他人からしたら,「電池の液漏れ」なんて気にするほどのことがないバカバカしいことでしょう。
なので,「気にするな!」とか,電池の液漏れの事実,などをよく説教されました。
私だって,論理的には分かっているんです,そんなに気にしなくていいことは。
でも,どうしても怖かったんです。
「とりあえず,電池の液漏れが怖い」ことを認めてもらえ,
なぜ,そうなったか?そしてその解決方法を一緒に考えてもらえたことで,やっと落ち着きました。
(詳しいことは,「自分の考えを肯定してもらうことで・・」の記事で)
今回は,私は助けてもらった方です。
でも,いつか,助ける側になりたいです。
人によって,「霊がみえる」「普通は怖くないものがとても怖くなった」など色々な状態があると思いますが,
その子が,なぜそうなったか?なぜ私にそれを告白したのか?などを考え,その子の気持ちを肯定してあげたいと思います。
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