今回は2回目♪歴史模擬授業です。
「歴史模擬授業」という記事を1か月に数回更新していきたいと思います。
これは実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。
劇の台本みたいな感じになると思います。
定期的に内要がまとまったら、「しゃかしゃか★ぶりっじ」にて改定してアップする予定です。
読むときに、 →先生、 →生徒その1(ひなちゃん)、 →生徒その2(はむちゃん)、→生徒その3(ねこちゃん) だとだと思って読んでください。
(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)
また、設定は、私立中学入試をひかえた小5の授業(塾)だと思ってください。
それでは始めます。
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キンコーンカンコーン
「はーい、では今日から本格的に歴史の授業を始めるわよ。
ただ、今日は、歴史を勉強するにあたって、必要な言葉を覚えてもらうことがメインなの。」
「?」
「歴史は起こった順番を覚える必要もあるの。そのときに、起きた順番に数字がついていた方がわかりやすいでしょ。つまり数字とは年代や年号のこと。たとえば、1192年に鎌倉幕府ができた・・とかね。」
「うん。でも、その年号の数字を覚えるはめんどくさそう。」
「最初から覚えようと思うから、嫌になるのよ。習いたては、まずは年号を覚えるよりも、その年号を見ながら歴史の大きな流れを理解していくことを心がけて。」
「はーい。」
「へー。おねえちゃんは年号ばっか覚えようとしたから、全然歴史の内容が理解できなかったのね。おねえちゃんにも教えてあげようかな?」
「ではでは始めますよ。」
「みんな、今は何年?」
「2008年だよ。」
「そうだね。他に別の言い方はないかな?」
「平成20年だ!」
「そうそう。2008年と平成20年という言い方があるよね。何で二つ言い方があるんだろう?それに、たとえば平成20年って、何から20年ということなのかしら?」
「私、平成20年は知ってるよ!今の天皇になって昭和から平成にかわって20年なんだよ。」
「そうそう!平成の前が昭和だとよく知っていたね。」
「昭和・・聞いたことがある。ぼくのお母さんは昭和40年生まれなんだよ。」
「よく気がついたね。そういうこと。このような平成とか昭和は日本の年代の表し方なのね。
このように、日本のような表し方を「年号」もしくは「元号」と言います。年号は最近は天皇が変わるごとに変わるの。昔だと、災害や嫌な事件が起こるったり、何か記念の出来事があると年号を変えていたりしました。ちなみに一番最初の年号は「大化(たいか)」だったと言われています。」
「へえ。じゃあ、アメリカ人に、今年は平成20年ですよ~、と言っても通じないんだ。」
「あ!それで2008年みたいな表し方があるんだ。」
「じゃあ、何から2008年なのかな?」
「ふふふ。ヒントは今月かな~?」
「?」
「ではもうひとつヒント!12月24日・25日~。」
「クリスマス!サンタさん?」
「クリスマスって、キリストの誕生日だったっけ?」「・・・。」
「そうそう!イエス・キリストという人が生まれて2008年たったと言われているのよ。(実際には誤差があるそうです。)イエス・キリストはキリスト教を開いた人よ。(実際には広めたのはキリストの弟子ですが・・)」
「へー。イエス・キリストさんは今年で2008歳なんだね。」
「ま・・実際には生きてはいないでしょうね。2008歳ってハム君・・。」「・・」
「先生!キリストってどういう人なの?みんなが誕生日を祝うことっていうのはすごいことだよね?」
「細かいことは今度話すね。キリスト教の歴史の分野で。お楽しみに。」
「はーい。」
「それで、2008年のような言い方を「西暦(せいれき)」と言います。ところで、ここで疑問に思ったことはない?キリストが生まれる前も人間はいたよね?そうしたら、そのときの歴史はどのように表せばいいのかな?」
「あ!確かに。」
「ここで、下の表を見てちょうだい!(実際には一番上のものをご覧ください。)」
キリストが生まれたときを1年として、そこからさかのぼって考えるの。
たとえば、キリストが生まれる1年前は「紀元前1年」というの。そして8年前なら「紀元前8年」とね。逆に、キリストが生まれて8年目なら「紀元後8年」と言います。
また、ラテン語で「紀元前」は「B.C」、「紀元後」は「A.D」ともあらわすの。本当は違うんだけれど、A.D(紀元後)の「A」はアフター(After ~の後に)、B.Cの「B」はビフォアー(Before~の後に)だからと覚えてもいいわよ。ちなみに、紀元後は省略することもあります。だから、200年と書かれていたら、紀元後200年だと思ってね。」
「ほえー」
「では問題!この表を見ながら考えてもいいわよ。紀元後2年と紀元後5年だったら、どっちが古い?」
「紀元後2年!」
「じゃあ、紀元前2年と紀元前5年だったら?」
「2年と5年だから・・えーと・・。」
「あ!紀元前2年?」
「違うよ!あの表で見ると、左に行けばいくほど古いんだから・・、紀元前5年の方が古いよ。」
「ねこちゃんが正解!紀元前2年よりも紀元前5年の方が古いのよ。キリストが生まれた何年前?と考えるのよ。2年前と5年前だったら、5年前の方が古いでしょ?」
「あ!そっかー!」
「また、宿題で同じような問題を出すので、がんばってやってきてね。」
「では次に、西暦100年ごとに区切ったものをやるわ。100年ごとに区切ったものを「世紀(せいき)」と言います。ちなみに今は何世紀?」
「21世紀!」
「そうだね。では21世紀はいつから始まったか覚えてる?」
「んー、2000年だったっけ?」
「実は2001年なのよ。」
「えー、そうだったっけ。」
「うん、そうなのよ。(・・みんな若いわね。←心の声)じゃあ、2001年から始まった21世紀は何年まで?100年ごとだから計算してみて?」
「1年目が2001年だから、2100年が100年目になるよね?2010年を指で数えれば10年目だから・・そうなるはず・・。」
「ねこちゃんすごい!そういうこと!21世紀は2001~2100年。ということで、1世紀は1~100年と考えて。千と百の位の数が○世紀だと考えてみて!100年の100の位は1だから(千の位は0だからなしと考えて)1世紀、700年の百の位は7だから700年までが7世紀で、7世紀はさかのぼって601~700年ということ。つまり、700年になるまでが7世紀。よく、700年代が7世紀だと勘違いしたりするものね。あと、もちろん世紀にも紀元前と紀元後がありますよ。」
「ほえー。」
「では練習!
①2世紀は何年から何年?
②801年は何世紀?
③1999年は何世紀?
④600年は何世紀?
⑤紀元前212年は何世紀?
⑥紀元前6世紀と紀元前9世紀だとどっちが古い?
表をみてもいいからよく考えて!1分後に答え合わせするから、思った答えをノートに書いて。」
「では答え合わせ。
①200年までと考えたら~、101~200年。
② 801年は9世紀。9世紀はじめの年ね。
③1999年は、2000年まで20世紀だから20世紀。
④600年は6世紀。6世紀さいごの年ね。
⑤紀元前でも同じことを考えて。212年だけで考えれば201~300年が3世紀だから、212年は3世紀で、そこに紀元前という言葉をつけて、答えは紀元前3世紀。
⑥紀元前9世紀の方が古いね。表をみたらわかるよね?わからなかったら直接あとで先生に質問しに来てね。」
「ふー、大変だった・・。」
「では、今日はここでおしまい。今度は、人類の起源よ~。ではでは起立!礼!」
キンコーンカンコーン!
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以上です。わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。不快な気持ちになった方は申し訳ありません。