社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について書いています。
歴史模擬授業も展開中♪

歴史模擬授業(第三回 人類の誕生①)

2009年01月20日 15時22分09秒 | 歴史☆模擬授業

今回は久々の歴史模擬授業です。 模擬授業3回目です。

自分がよくツールの使い方を把握していないせいか、1つの記事に1つ画像しかアップできないので、1つの画像ごとに説明できる分だけアップという形にしています。すみません。

「歴史模擬授業」という記事を1か月に数回更新していきたいと思います。

これは実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。

 劇の台本みたいな感じになると思います。 定期的に内要がまとまったら、「しゃかしゃか★ぶりっじ」にて改定してアップする予定です。

読むときに、 →先生、 →生徒その1(ひなちゃん)、 →生徒その2(はむちゃん)、→生徒その3(ねこちゃん) だとだと思って読んでください。

(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)

また、設定は、私立中学入試をひかえた小5の授業(塾)だと思ってください。

 それでは始めます

 

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キンコーンカンコーン

「はーい、では今日は、私たち人類の最初の歴史を始めるわよん。」(本当は私たち鳥や猫なんだけれど・・それはおいておいて・・。)

「わーいわーい。」

「今のみんなが座っているイスとか、この塾の建物とか、となりのコンビニとかって、どういう生き物が作ったのかな?」

「もっちろん、人間!」

「猫とか犬とかは、物は壊すけど、作ることはしないもんね。」

「そうだよね。人間だよね~。これって本来の地球には存在しなかったものを人間たちが作り出したってことなんだよね~。ということは、地球にとって、人間の存在はいったいどう映っているんだうね~。」

「おこってるかな~地球さん。」

「うーん、どうなのかな?それは地球さんしかわからないなあ。ただ、私たち人類たちは地球に良くも悪くも影響を与えているのは確かだから、人類の誕生というのは地球にとっても重要な歴史の1つなのかもしれないね。(強く何物も飲み込んでしまう地球にとっては、とっても小さな出来事なのかもしれないけれど・・)」

「ほえー。」

「じゃあ、今日は地球の歴史を変えた(かもしれない)人類が誕生することから始めるの?」

「お!ねこちゃん良いカンしてるね。そういうこと♪では人類の誕生の歴史の始まり~始まり~。」

「上の画像を見てね。人類も、今のわたしたちのような形が突然生まれたわけではなくて、いろいろな人類が生まれて、最終的に今のような形になったのよ。」

「一番左側なんて、なんかサルみたーい。」

「あ!よく気がついたね。そうなのよ。サルが進化して人類になったかもしれない、という説もあるのよ。」

「そうなんだー。でも、サルと人間の見分けって何だろう?」

「良い質問ね。みんなはサルを含めた動物と人間の一番の違いはなんだと思う?」

「しゃべったりする?トリはちゅんちゅんしか言わないもんね。」

「服を着る?あ・・でも絵の左と真中の人は服着てないや。しかも、最近は犬や猫でも服着ている子がいるし。」

「手を使うことかな?猫は、手で物は運べないもんね。せめて物をずらす程度で・・。」

「みんなありがとう。どれも動物と人類の違いと言えばそうなんだけれど、服やしゃべったりするのは進化の途中で生まれたことなの。動物と人類を最初に決定的に分けたことはね、「まっすぐに2つの足だけ歩いたこと・・つまり直立2足歩行」だったのよ。」

「あ・・確かに!ねこさんは4足だ~。また、サルさんは2つの足で歩けど、背筋がまっすぐしてない!」

「そういうこと!この直立二足歩行を始めたのが人類の始まり。その(現在発見されている中で)最も古いの人類を「猿人もしくはアウストラロピテクス」と言います。彼らは、2本の足で歩くから、前足つまり手が自由になったの。そして、手を使って道具を作って獲物をとったりしたのよ。」

「人類ってすごいんだ。他の動物たちは人間は恐ろしいと思ったんだろうね。」

「うーん、それがそうだとも言いきれないんだよ。猫には鋭い牙や爪があるし、象はおっきいという武器がある。人間だけが武器を持たない無防備な生き物だったのよ。だから、武器を作って、食べモノをとるしかなかったんだよね。いろいろ生き残るために創意工夫をした結果なのか、脳が大きくなっていったんだ。動物たちは火をこわがるじゃない?だから動物たちを寄せ付けないために人類はを自由に使うようになったし1人じゃ生きていけないから、群れで暮らす必要があるし仲間とコミュニケーションをとる必要があるでしょ。そこから言葉を話すようになったんだ。そのように、火や言葉を使う新人類が誕生するの。それが原人と呼ばれる人類。」

「ほえー、弱いからこそがんばったんだね~。弱いというのは、成長する良いきっかけなのかも?」

「そうね。弱い=ダメではないもの。弱いのが嫌なら努力する、努力を積み重ねて強くなるのよね。」

「そうだよね。ぼくも、どうせぼくなんて・・と言わずにとにかくがんばろっと!」

「そして、また人類は進化していき、今のわたしたちの直接の子孫にあたる人類が誕生したの。その人類を「新人もしくはクロマニョン」と言うのよ。彼らはかなり精密な武器をつくったり、絵を描いたりしたそうよ。」

「ほえ~。」

「あ!時間がきた様ね。今度の授業は、猿人や新人がどの地域で発生したか、とか人類がつくった武器などを見ていきましょうね~。」

「はーい。」

「それでは起立。礼」

「ありがとうございました!」

 ーーーキンコーンカンコーン

次回は「人類のまとめ」です。

 以上です。わかりやすく解説していので、「こういう説もある!」という専門的なことを引き合いに出されてもお答えできないことがあるかもしれません。申し訳ありません。不快な気持ちになった方は申し訳ありません。

 


参考文献

2009年01月12日 13時38分24秒 | このブログについて諸注意
歴史模擬授業について、参考にさせていただいている書物を記述させていただきます。


<参考文献>著者様および出版社さまの敬称は省略させていただきます。

・「中学社会<歴史的分野>」熱田 公様 ほか13名の方々 平成14年発行 大阪書籍
・「中学社会 歴史 未来をみつめて」 笹山晴生様ほか41名の方々 平成18年発行
・「資料カラー歴史」浜島正昭さん代表 1997年発行 浜島書店
・「<学研版>中学社会学習事典」 学研編集 2002年 学習研究社
・「丸まる要点ノート」 学研編集 2006年印刷 学習研究社

以上の5つが中心ですが、歴史模擬授業で「ここは入試で出やすい!」という内容は、各私立中学や高校の過去問を分析したうえで述べているものです。




入試まであと少し!

2009年01月06日 14時16分42秒 | 入試全般について

年末年始の忙しさは終わって、あとは本格的に入試に向けてがんばるのみです!

 今は、先生としてもとっても不安でしょうがありません。

あの問題もやっておいた方がいいかな?

出るか出ないかわからないようなところまで詳しく教えるのがいいか?それとも絶対出るところを徹底してやらせた方がいいかな?やらせすぎて風邪をひかせたらもともこもないけれど、だからといって宿題を少なくしてもどうか?・・など。

しかし、答えはありません。

ただ、一番いけないのは、迷っていて結局何もせず!ということ。

なので、どれが正しいか?よりも目の前にあるものを確実に解けるようにする!ということを徹底させるのです。

ちなみ今は受験校の過去問を解く時期です。(難関校は、その学校ごとの対策のテキストや市販の問題集もあるので、それも使って。)

難しいものでも、解く努力を。

わからないから、基礎問題集からやり直し!という悠長なことは言ってられません。

過去問が解けなければ、当日も解けないのですから。

ですから、過去問を解いて、過去問の答え合わせ・解説を見て(先生から聞いて)、そのあとまた自分でやり直し!自分の力でできるまでがんばる!それが大切です。

 

よく「過去問は過去のものだから、今年は出ないからやる意味がない!」という方もいらっしゃいますが、それは誤解です。

すべて一緒の問題がでるわけではありませんが、学校ごとに毎年出す問題のタイプは似ています。

距離・速さ・時間の問題を毎年出す学校なら、「去年は速さを聞く問題だった。おととしは、距離を求めた。だから、今年は、時間でも速さ・距離のどれを聞かれても答えられるようにしよう!」など、対策を練れます。

毎年解き方は一緒で、答えるものが違うことが多いので、過去問はぜったいに解く必要があります。ただし、最低3年分(多くて5年分)くらいでかまいません。

多くの年数を解くことに専念するのでなく、目の前の問題を自分だけで解くことができるように努力することが大切ですので、そちらを今のうちにがんばって合格を勝ち取っていただければ!と思います。