経験者「ラテ坊」は雇ってはいけない理由・・
■ 喫茶・CAFEを新規で経営する時に、一番気を付けることは、業界の経験者を雇ってはいけないということだ。
「えっ」と思われるかもしれないが、これが一番大事なことだ。
■ あなたが経営者なら、あなたの方針が一番であり、そこを堅実に守ってゆくのが最初にすべきことである。イニシアチブを堅持すること。
「カフェ坊」なんて雇ったら最悪である。
どういうことなのか? 説明しよう。
■ 本物を提供したい。その本物が全く違うわけです。
エスプレッソの本物を出す店は、必然、注文もエスプレッソの注文が半分以上くるわけです。 美味しいエスプレッソです。
本物はイタリアから来てます。イタリアと同じ味を目指す。
そういう店は、店主がしっかりした意思を持って運営している。
クレマは厚い。
スッパプレッソ(酸っぱいエスプレッソ)ではない。
■ その店に経験豊かなラテアートも上手な人を雇ったら安心と思うのが、一番危険なのだ。これが、
閉店の近道である。
何故か?
一体、何が悪いんですか?毛利さん
お答えしましょう!
■ 「ラテ坊」を雇うと
ラテアートはキレイにですが、飲み物として不味さ限界を超えている店が多いです。「ラテ坊」はそれしか考えていない。
イタリアにも行ったこともない。
つまり、本物を知らないのです。
アテアートが描き易い、つまりゆるいミルクを作る人が多いのです。
だから不味い、お客さんも最初は「ワァ」と言ってくれますが、2度と来ないのです。。
味なんてどうでも良いから、エスプレッソに使うコーヒー量も最低です。
■ イタリアではほとんど、エスプレッソの注文、カプチーノは午前だけ。
カフェ・ラテ(コーヒー牛乳)はまず「注文」しない。
渡哲也な私も注文しない。
本物だから、味がしっかり「クレマ」は「どろっ」としている。
■ 「ラテ坊」はアテア-ト命ですから、イタリアではなく、アメリカから来た「なーんちゃって」ものです。それも良いでしょう。
しかし、飲み物としてはどうかな?
本物を出そうとしてる貴方の店に彼が雇われてくると
「クレマ」は厚いドロっとしてますから
ラテアートが今までと違い描き難い。出来ない
社長のあなたに
「こんなのダメですよ」
或いは、勝手にスッパプレッソを出してしまう。
豆の仕入れ先も勝手に変えてしまう。
カフェ坊つながりで「トンデモスッパ豆」を「う~~んコレだよ」なんて言って使うわけですな。これまた
憐れ、あなたの店はやがて流行らなくなり、「ラテ坊」は何処かに消える・・
■ あなた「経営者」自身が、しっかりとした思考を持つこと、技術を持つこと、最初に味があることを自覚するべきだと私、渡哲也は思うわけです。
本物は何処にあるのか?
イタリアにしかありません。
「カフェ坊」の先輩は持たない方が良い。
■ 日本のエスプレッソ・カルチャーはアメ公が西海岸で想像した「イタリアなようなもの」を日本に再輸出した、ほぼデタラメで、自慢出来るのは「ラテアート」くらいです。
気をつけて下さい。
「ラテ坊」を雇わないこと