教科書では、「譜代」は関ヶ原の戦いの以前からの味方、「外様」は関ヶ原以後と書いてある?そんな簡単な分け方は間違っている。付き合いの長さではない。
簡単に書けば【譜代】とは、
苦楽を共にしてきた仲間、生死を共に、運命共同体として付き合って来た仲間だ。
家康自体が何度もしくじり、死にそうになった時に一緒に戦った。戦友ですね。
【外様】トザマ、これ「そとさま」とも読める、関ヶ原以後仕方なく陣営に参加した。最後の最後まで信じきれない人である。
実際、維新の原動力になる。
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【ビジネス】でも、先代からの付き合い、3代前からの付き合いって話は老舗ではよく聞きます。 過去に色々な事が有ったりします。
仕事上、今の取り引きや価格が不利でも関係してるのは、例えば今メインの太い客を紹介して貰ったり。昔、金策でピンチを救ってくれた。など
だから自分側の【損得】だけ判断する人は商売が続かない。損得だけで付き合えば、これはシーソーゲームみたいなものですから、自分側の判断だけなら、不利になった時は切られます。で、終わる
全部儲けようとする。けれど、それは表面的な金の動きだけだから見透かされれば、美味しい話は「譜代」に持って行く。それは時代が変わろうと人間は同じ。
株で儲けてる人は【損切り】出来る人だと言われてます。損は経費だと分かってる人です。 A証券で斥候の玉で常時、損を出しながらB証券で本玉を操作してる人もいます。
同じ玉でも意味が違うのです。
ある人にはAの台帳を見せ、Bを見せることは無い「笑」
商売が面白いのはここですね。
「あげない」から「くれない」のです。
俗に言う「Give and take」ではない。
【Win-Winの関係】はもう一番遠い。
それは結果であって、目指すものではない
こんな奴等がマルチ商法'のカモになる。
そう思わすだけだから簡単である。
いつの時代も敗者が群がり被害者の会を作る。
成功者が「ただ運がよかっただけです」と言うのは「あなたには本質は理解出来ないでしょ」の意のアイロニーです。
成功の【メタファー】です。
人の世界がおもろいのは、そうやって苦楽を共にしてきた中にも明智光秀がいるのです。
【盗っ人】もいます。
そんな事は百も承知で笑っている。
ローマ史を学べという意味だ。