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文科省の責任

2006-10-29 13:49:00 | NEWS

「週内にも救済策出す」 未履修問題で伊吹文科相(共同通信) - goo ニュース

ぶっ飛びました、この発言

この手のニュースで一言いわずにはいられなくなるカフェオレが、この未履修問題について書くと思ったでしょ~、みなさん。

我が家も高3の受験生がいる身、もう少し静観してから記事にしようと思ったけど、我慢ならなくなった…

このオッサン、文科大臣の資格ないよ  
未履修の生徒だけでなく、ルールを守って受験に不必要な勉強をしていた生徒も被害者って…

文科省は学校の先生や教育委員会が勝手にやったことと、まるで他人事のような感じだけど、一番の原因は文科省でしょ。
高校の予備校化、ゆとり教育、土曜休日制、それに伴う学力低下など問題点が指摘されているけど、私はゆとり教育や土曜休校には反対ではない むしろ歓迎派
勉強の成果ってすぐには答が出ないものだし、一見無駄なような勉強が子供達の可能性を広げると思っている。
それにはゆとりを持ってじっくり時間をかけていろんな経験を積ませたり考えさせることが必要だと思う。
それに子供達が興味を持つような授業のやり方を工夫するなどして勉強する楽しさを教えていくような教育をしていく方がいいでしょう。
問題はせっかくゆとり教育を導入したのになんら受験制度が変わらないことだ。

今未履修で取り上げられている歴史や地理など、すっごく重要な勉強だと思う。
こういうことをいい加減にやるからいい加減な大人ができるんじゃないか?
いくら政府が国際社会で活躍できる人材を育てると言っても自国の歴史、世界の歴史と日本との関わりなどを端折って国際的な人材が育つわけがない
基礎的な勉強をしっかりやって、受験には学校で習ったことを出す。
それでいいじゃんね。

学校で習わないことを受験でだすから子供達は塾や予備校で勉強しなきゃならないし、予備校が少ない地方では学校が予備校化するのは当然だし、有名校に何人進学させたかの数値目標を出させたりするからますます受験一辺倒の授業内容にならざるを得ない。

必修授業ということは人間形成に必要だと考えるから必修になっているんだろうに、伊吹文科相の発言は大いに矛盾する。
この人は先日も「まじめに指導要領をやって受験する人とアンフェアな条件の違いがあってはならない」と発言しているが、今回の発言はその時の発言とは明らかに矛盾している上、「まじめに」って…まるで未履修の生徒達が不真面目でアンフェアだと言わんばかりの言い様じゃないか

ここまで問題が拡大化してしまったら、やはり何らかの救済措置は取らざるを得ないと思うけど、森元首相まで「レポートかなんかで済ませればいい」発言したのには、
まったくコイツラわかってないな
と、日本の未来をこんなアホな政治家たちに託さなきゃならないと思って情けなくなった…

とにかく教育基本法を変えるの変えないのと言う前に受験のシステムを変えなければこれから先もこういうことは起こるだろう。
だけどきっと政府が行うのは受験制度の改革じゃなくて、地歴を必修科目から削るとかとんでもないことを行うんじゃないかな。
そしてますます受験に向かう体制作りに励むに違いない

ちなみに娘②の高校は大学の付属ということもあるけど、高3でもいまだにきっちり6時間授業、土曜日も授業やってます
娘①の高校は時間割を自分で組ませ、卒業までの単位を自分の裁量で配分して取得させる学校だったけど、未履修科目がないように先生方が判定会議を開いていた。
一人一人違う時間割でそういう作業をするのは、先生にとっても大変な労力だと思うけど、やるところではやってます。

この問題、いったいどこまで広がりを見せるのか、そしてどのように事態を収拾することになるのか、今後も注意深く見守りたいと思います。
     

 

 

 

コメント (2)
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