今日も快食、快眠、快便!

「快食、快眠、快便」を座右の銘として実行すべく、その達成度と日々の記録やあれこれ。

復興を阻むもの

2011-03-31 09:59:18 | NEWS


どうなっちゃうのか、原発

今まで自分も散々電気使ってて文句言うのも何だけど、みんなが「日本は絶対立ち直れる」と信じてこれから被災地が復興へ向けて動き出そうとしているのに、それを一番遅らせているのは原発事故じゃないか。
今日の新聞なんかでは福島第一原発の1~4号機は廃炉にするって書いてあったけど、「まだ使う気だったのか」って逆にびっくりしたよ。
しかも廃炉にするったって特殊な布で覆うとかチェルノブイリみたいにコンクリだか鉛で固めるとか、そういうことで放射能を閉じ込めるってことだろうけど、いったい誰が布を覆う足場を作ったりコンクリの壁を作りに行くのか…
これらの作業をする人や、もちろん今現場で鎮静化を図っている職員・関係者の方々は完全に死を覚悟せざるを得ない特攻隊員と同じではないか。
それとも「行かなかったらクビだ」って脅すつもりかな、海江田さん?
いや、クビになっても行きたくないよ

汚染された排水にしても「いったいどこへ?」と思ってたら、案の定行き場がなかった。
想定外では済まされないことだ。
結局は海に流されるんじゃないの。


今、原発周辺の方々は先祖伝来の土地までも捨てざるを得なくなって、しかももう一生戻れないかもしれない事態に陥っている。
福島や北関東の野菜や原乳は出荷停止になっただけでなく、風評被害も広まっている。
地震や津波の被害を受けなかったのにこの事故のせいで廃業を余儀なくされる農家や酪農業がすでに出ている。
風評被害はもはや日本だけでなく世界に広がっているのだ。
この大災害でも冷静さを保ち助け合って世界から尊敬された日本が、これからは総スカンされてしまうかもしれない。
海外からの観光客は激減するだろうし、日本からの渡航者も受け入れられなくなる可能性もある。
世界中で一番信頼されていた日本の食品や製品も海外で買われなくなりそうだ。
そうなったら輸出入業、観光業もダメになる
海に汚染された水が流れ込んだら、漁業もダメだ
特に被災地で漁業を営んでいた人達は津波の被害から立ちあがってもう一度仕事に復帰しようにもできなくなってしまう。
これは津波以上の二次災害なのではないか。
原発周辺だけでなく日本全体の産業や経済が立ち行かなくなってしまうだろう。

政府は昨年、2030年までに14基以上の原発を新増設する計画を閣議決定している。
今こういう事態になって、その決定はどうなるのか。
もちろん計画はとん挫だろうね。
原発の危険性に何ら疑問を抱かなかった国民も今はその秘密のベールが剥がされて、原発増設にYESを唱える人がいるとは思えない

そうなると今稼働してる他の原発は?
止めるの?続けるの?
私自身ちゃんとした知識はないけど、どうやら稼働停止しても炉心や使用済み燃料を冷やし続けなくてはいけないみたいじゃん。
止まってても地震国日本でいつどこの原発が福島みたいな事態になるやもしれないのだ。
そんな危険な原発が都道府県の数より多く存在している。
実際原発の稼働をすべて停止しても電気が完全に止まることはないけど、今まで際限なく使っていた(特に都会)ことを考えるとかなり不便になることは間違いない。
商業的にも工業分野でも生産活動に多大な支障が出るだろうから、原発を廃止しても経済の冷え込みは免れそうもない
…そんなどっちに転がっても救いようのない日本の今後を考えると途方に暮れるよ。

震災被災地が復興しようとしてるのに原発問題はいまだ現在進行形でいつまで続くかわからない
この福島1基だけで日本は世界から受動的鎖国を強いられるかもしれない。

それでも原発が存在している限り人柱になっている人がいるのは事実なのだ。
(東電では原発で働く人が白血病になるのは労災扱いなんだってね)
そんな犠牲の上で便利すぎる生活を続けていいのか、本当に考える時が今なんじゃないかと思う。

被災地が復興に向けて立ちあがったと言っても、津波の被災地で行方不明の人もまだたくさんいらっしゃるし、その捜索や被災地援助はまだまだこれからなのだ。
阪神淡路大震災の時に直後の地下鉄サリン事件で震災が忘れられてしまったように、今回も原発事故で津波の被災地が忘れ去られることのないように、政府もメディアも私達も肝に銘じたい。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする