カプメイの独り言

2シャム猫的お気楽生活

2009ドイツ旅行5

2009-08-13 00:39:24 | ドイツ

初めにおことわり
今回は拡大なしです。


2次元バーコード



DB(ドイツ国鉄)のサイトで予約した、オンライン・チケットです。
何の切符かと言うと、シティー・ナイト・ライン
要するに、夜行・寝台車の切符です。
ネットで買えるなんて、いい時代になったもんだ。

フライブルグ21時58分発City Night Line
2人用2等個室です。
(あぁぁ~、1等にすれば良かった。)

乗ってすぐに寝台車両専属の車掌さんが切符をチェックます。
車掌さんは、切符の扱い方や、モーニングコールの時間、
朝食の飲み物のリクエストを聞きます。

う~~~ん、感じの良い人だ。

下のベッド


枕元に明かりのスイッチやインターホンが
 

    鍵は2つ。       洗面台付き(2階のベッド)
 

2等だと洗面台だけ付いてます。
1等だとシャワーとトイレ付。
じゃぁ、2等の人はどうするかと言うと、共同トイレ&シャワーがあります。

シャワーは使いませんでしたが、
個室の鍵を使って開けて、施錠して利用します。
シャンプーとかもありました。

個室にはタオルや石けん、コップも付いているので、
普通のホテルとほぼ同じです。

ああぁぁ~、1等にすれば良かった。。。

とか何とか言いながら、けっこうぐっすり寝て、
アサーーー!

車掌さんがベッドを上げてくれて、
紅茶を持ってきてくれました。

朝食!


十分すぎる内容


手前に切れてるのは、レバーペーストです。
ところでこのセット、ほとんどの食品がチェコ製のようでした。
読めない解らない表示があるんです。
安いんだろうな~。
それとも東に向かう列車だからかな??

そして、降りる前にトイレやら荷造りやらでドタバタしながら、
ドレスデン到着!08時06分です。



ドレスデンに着いたのはいいけど、
ダンナ関係の偉い人に拉致されまして、
ホテルに荷物を預けた後、街も見ないうちに連れて行かれたのは、

ザクセンスイス!


いや、行きたかった所なんです。
遠いので諦めてた。
でも、いきなり・・・・。
いや、とても親切な方です。
ありがたいです。
でも、心の準備が出来ていませんでした。

と言う訳で、その話は次回。





おまけ

フライブルグのイタリアン・カフェで


ドイツの夏はイタリアン・カフェのジェラートだよ

フライブルグのパン屋さん


叔母の家近くの評判の店
ケーキが巨大だった。


2009ドイツ旅行4

2009-08-12 13:35:40 | ドイツ

カイザーストゥールの森で・・・


フライブルグに着いた翌日の日曜日、
近郊=ライン河の方へ車で20分ほどのカイザーストゥールへ行きました。
自然公園?見本林?そんな感じの所です。

カイザーストゥールは、「皇帝の椅子」の意味で、
低い椅子の形で小山になっています。
そこはブドウ畑が広がり、バーデンワインの産地になっています。

「お散歩」と書きましたが、
ドイツ人の日曜のレジャーは、地域にもよるかもしれませんが、
「森とか林に出掛けて歩く」というのが主流です。
若い人は、あまりしないかもしれませんが、
散歩に出掛けると、本当にたくさんの人と会うことになります。
まぁ、良く言えば、「森林浴」ですかねぇ。

そういう傾向は、ヨーロッパ全体にあって、
ほら、東京の高尾山がミシェランに載って、大人気になったでしょ。
あれってのは、そういう理由もあるんじゃないかと思うんです。




さて、ドイツ人の叔父と日本人の叔母、私はのんびり歩きます。

ヘーゼルナッツ


普通に生ってて、地面に落ちています。
う~む、もったいない。

巨大なスギナ


土筆もバカデカイらしいです。
シャゴシャゴして美味しくないらしい。

ポプラ


動画で綿毛を飛ばしていたのは、これ。
ふわふわ~♪で、雪のようでした。
何かに利用できないのかしら。
鳥さんが巣材にするかな?



お散歩をしたら、当然お腹がすきます。

フライブルグで初ランチ


ドイツはやっぱりジャガイモが美味しいねぇ。
もちろんビールも飲みました。



別の日、同僚夫人と町はずれへお散歩です。
初めてフライブルグに来た人に、こんな所まで・・・

フライブルグ音楽大学


入口で、誰かが聞き耳を立てています。
面白いでしょう?
18年ほど前、ここに通っていました。
実にしんどい日々だったなぁ。

トライザム川


学校の裏手に回って、少し行くとトライザム川が流れています。

パパと一緒♪


この川も、市民の憩いの場になっていて、
のんびりと水遊びをする親子や、犬連れがいます。
ワンちゃんが、嬉しそうに泳いでいましたよ。

川の両脇には散歩コース、自転車コースがあって、
其々のペースで歩けます。
散歩道は、整備してあるとは言え、自然道なので、
護岸していない川岸は当然崩れます。
それでも、歩く道の補修は早急にされ、市民の憩いは守られます。

ドイツでは、
歩く人の権利が、かなり守られているという印象です。

 

自転車と歩行者は、明確に分けられていて、
歩道を自転車が走ることは原則できません。
出来るのは子供だけ。

フライブルグ旧市街は、時間制限で自転車乗り入れ禁止。(自動車はもちろん!)
ここでものんびり歩くことができます。

 

自転車は自転車用道路か、車道を走ります。
事故・・・多いです。
そこんとこが問題。

日本でもそうですが、
昔に比べて自転車の横暴運転が目立ちました。
旧市街に乗り入れてるし・・・。
歩く道をぶっとばしてるし・・・。

ドイツでもそうか・・・と、ちょっと残念でした。


さて、次回はフライブルグを離れます。


2009ドイツ旅行3

2009-08-10 17:09:15 | ドイツ

ここはどこ?


スイスのバーゼルです。
フライブルグから、地域割引切符を使ってやって来ました。
この切符、5人まで格安料金で往復できる優れもの。
3人で喜んで利用しました。

バーゼルはスイスですが、国境のある街。
駅もドイツ駅というのがあって、
そこまではドイツ・バーデンヴュルテンブルグ州の切符が使えるって訳です。
ドイツ駅は、本当に駅だけがドイツ。
誰もいない国境を通過します。

バーゼルに来た目的は、美術館でやってるゴッホ展
でも、その前に、

マルクト(市場)広場の市庁舎



ここも修復中


ちょこっとだけ引っ掛かりました。
こんな所で時間を使っている場合じゃない。

ゴッホ展は盛況で、チケットを買うだけで30分以上待ちました。
ゴッホは「ひまわり」や、自画像を含む人物画が有名ですが、
今回は風景画がほとんどのコレクションです。
点数もかなりあり、見応えがありました。
また、作品の変遷も見れて良かったです。

まぁ~、それにしても、日本以外でこれほど混んだ美術館は久し振り。
セキュリティーも厳しく、ちょっと近づくとアラームが鳴り、
あちこちで音が聞こえました。
西欧のおばちゃん、ガタイが大きいからさ~、
私の前に立たないでよ~・・・
と、チョロチョロすると、プープー鳴っちゃうんだな。



優雅なランチを美術館で食べた後、
人形博物館へ。
人形博物館は、テディベアやドールハウスがたくさんあり、
そぉ~りゃぁ~もぉっ!堪能しまくり。
各階、いくつか動く展示があって、楽しいーーー!



次の目的地は、バーゼル・スイス(国際)駅です。

ルクセンブルグリ!


目的は、シュプリングリのマカロンです。
このお菓子屋は、チューリッヒが本拠地なのですが、
サッカー・ワールドカップの時(?)駅が改良されて、
新しくホーム上に橋が架かり、そこに支店が入ったのです。
わざわざ買いに行っちゃいましたよ。
小ぶりで美味しいのです。
フランスのマカロンとはまた違った味わいです。

それにしても、ゴッホ展や人形博物館の写真はなくて、
マカロンがあるなんて、本能(煩悩)かしらね~。



さて、ダンナの仕事系でも遠足がありました。

Titisee(ティティ湖)


総勢約500名が、フライブルグ駅から特別列車で黒い森へ出掛けました。
森の中にリゾート地であるティティ湖があります。

船はお約束


船から眺め


船を降りた後は、森の中へとワンダルング(散歩)です。

黒い森の牛


牧畜が行われていて、典型的な黒い森の牛だそうです。

見上げると木漏れ日が


トウヒの森です。
針葉樹なので、冬でも葉を落とすことなく、
陽の光も入りにくいので、空から観ても黒く見えるので、
黒い森と言わるようになりました。

木彫りのきのこ


日本だったら、お地蔵さんがあるのにね・・・

黒い森のキルシュトルテ


歩いた後は、おやつです。
大きなヒュッテに着いたら、切り身が並んでいました。
当に赤身と脂身のバラ肉状。
意外と軽かったのですが、理性で脂身を残しました。

食べてる間中、地域の子供のアトラクションがあったのですが、
上手く撮れなかったのでパスです。
なんか、お遊戯みたいでした。



おまけ

戦利品と言うか、証拠品


バーゼルのお菓子の袋
バースラーレッカリー

本当の姿はこんなの


絵葉書です。



次回は、フライブルグのお散歩編です。


2009ドイツ旅行2

2009-08-09 12:39:15 | ドイツ

ドイツと言えば、ビール!


フライブルグの造り酒屋=居酒屋
Hausbrauereri Feierling

夏は外でも飲み食い出来て気持ちがいいけど、
この日は雲行きが怪しい。
それで、タンクの見える店内で乾杯。
先ずは、Inselhopf
すこし濁っています。酵母が生きてるって感じ。

食べ物は全部大盛り


シェアして食べた方が良かったかな。
ビール用に、少し塩味が濃かったです。

軽いのは白ソーセージとブレッツェル


白ヴルスト(ソーセージ)は、本来ミュンヘンの名物で、
午前中に食べるのが良いとされています。
甘いマスタードをつけて、皮をむいて食べます。
ここのも美味しかった模様。



今度はピルス!


別の日、フライブルグ1古いと言われる造り酒屋=居酒屋
Martin's Brau

4人で其々小さなピルス0.3L を頼もうとしたら、
「ピッチャーの方がお得だよ」と1.5Lを勧められました。

Pfifferlingのキッシュ


ここの方が、料理はおしゃれです。
量も適量。
“Pfifferling” とは、あんず茸(ジロール)のことです。
黄色くて、シャキシャキしています。
今が旬で、ドイツ中どこででも食べられます。
ダンナは、あちこちで食べてました。

野豚のヴルストと粉もん


この粉もんは、所謂スペッツレ=手作りパスタみたいなものなんですが、
粒粒が親指の爪ぐらいの大きさなので、
Knoepfle(軟骨)と表現されてました。
ヴルストの味は、やや濃いものの、臭くはなかったようです。

Pfifferlingサラダ


旬の定番です。

パプリカヴルストと芋サラ


ビールのお供定番

ドゥンケルとブレッツェル


キャラメル味がしました。
ブレッツェルは岩塩が美味しい~。




フライブルグには小さな酒屋ばかりでなく、
大きな工場=ガンター・ビールもあります。
Brauerei Ganter
工場の外で、ビヤガーデンもやっていましたが、今回はパス。

でも、バンケットで瓶ビールがサービスされていましたので・・・、

お疲れさま~!の一杯


ここから拡大は無しです。ピンボケなので。
同僚夫妻が嬉しそうです。

ビュッフェの料理




フライブルグ滞在中、概ね天気は良く、
カラッとした暑さで、ビールが美味しかったです。

実は・・・、
1件目のFeierlingは中にして正解。
呑んでいる途中から大雨になって、外で飲んでる人が中に乱入。
席取りで大騒ぎになって、給仕のお姉ちゃんたちも混乱。
凄かったです。
でも、私たちが宿に帰る頃は降り止んで、ラッキーでした。

今年のフライブルグは、
(と言うより、地球規模ですが)異常気象です。
大玉の雹が降ったり、スコールのような雨が降ったり、
気温が上がらず、寒かったり・・・。
日本も日照不足ですね。

こんな調子で、年々気候が変化していって、
10年後はどうなるのか、想像できません。
某テレビ局で「明日のエコでは間に合わない」と言っていますが、
既に「手遅れ」を感じます。
それでも、出来ることは努めてやっていきたい。
で、エアコンは仕事中か夕方まで封印さ。
あっちぃ~~~~。

次回は、遠足編です。


2009ドイツ旅行1

2009-08-08 11:55:12 | ドイツ

滞在先:フライブルグ&ドレスデン

フライブルグってどこ?と思う方も多いと思います。
マッシュルーム型のドイツ、軸の左下辺りです。



国境=ライン河にも近く。渡ればフランスです。
皆見に列車で45分ほど行くとバーゼル=スイスです。
黒い森の端っこに位置します。
何で有名かというと、“eco”環境対策です。
日本からも沢山、自治体の方などがお勉強に詣でます。
(本当に勉強して帰ったのかな?)

あと、「マリー・アントワネットが輿入れの時に通った」とか、
「ドイツ人が一番住みたい町」などと言われている所です。

黒い森の可愛い民族衣装


今回もダンナの仕事絡みの旅行でした。
で、このお嬢さんは、welcome partyのコンパニャー。
頭のぼんぼりは毛糸で出来ていて、すごく密になっています。
独身の女性しかかぶれません。重いそうです。


街の真ん中、ミュンスター(大聖堂)からの眺め


今年も頑張って塔の上まで上りました。
大聖堂は修復中で、美しい尖塔は菰被りです。
(酸性雨のためとも言われている。)
先方に見えるのは・・・

シュワーベン門


旧市街は戦後修復されて今に至っていますが、
このシュワーベン門は、大戦でも残った数少ない建造物です。
(シュワーベン=付近の地方名)
中世時代、市街は城壁に囲まれ、出入りは門からのみになります。
特に大きな門は四方にあって、シュワーベン門は街の東に建っています。
現存するのは、南にあるマルティン門の2つだけです。


旧市街の道


お気に入りの道の1本です。
18年ほど前、住んでいたこの街。
母の従妹もドイツ人と結婚して、ん~十年住んでいます。
私の第2の故郷です。


小ベニス


という訳で、去年もチューリッヒから日帰りで訪れましたが、
今回は6泊。
久々の長逗留です。
んでもって、学会のお馴染みさんもいるので、
御案内役も務めました。

住んでいても行ったことがなかった場所もあって、
なかなかフライブルグ再発見。
でも、日本も同じですが、
以前とは変わってしまった所も多いです。
個人商店は減り、チェーン店ばかり。
パンの味も変わりました。
残念です。

次回は、フライブルグの味

(画像はクリックで拡大します。下手でゴメリンコ。)