初めにおことわり
今回は拡大なしです。
2次元バーコード
DB(ドイツ国鉄)のサイトで予約した、オンライン・チケットです。
何の切符かと言うと、シティー・ナイト・ライン
要するに、夜行・寝台車の切符です。
ネットで買えるなんて、いい時代になったもんだ。
フライブルグ21時58分発City Night Line
2人用2等個室です。
(あぁぁ~、1等にすれば良かった。)
乗ってすぐに寝台車両専属の車掌さんが切符をチェックます。
車掌さんは、切符の扱い方や、モーニングコールの時間、
朝食の飲み物のリクエストを聞きます。
う~~~ん、感じの良い人だ。
下のベッド
枕元に明かりのスイッチやインターホンが
鍵は2つ。 洗面台付き(2階のベッド)
2等だと洗面台だけ付いてます。
1等だとシャワーとトイレ付。
じゃぁ、2等の人はどうするかと言うと、共同トイレ&シャワーがあります。
シャワーは使いませんでしたが、
個室の鍵を使って開けて、施錠して利用します。
シャンプーとかもありました。
個室にはタオルや石けん、コップも付いているので、
普通のホテルとほぼ同じです。
ああぁぁ~、1等にすれば良かった。。。
とか何とか言いながら、けっこうぐっすり寝て、
アサーーー!
車掌さんがベッドを上げてくれて、
紅茶を持ってきてくれました。
朝食!
十分すぎる内容
手前に切れてるのは、レバーペーストです。
ところでこのセット、ほとんどの食品がチェコ製のようでした。
読めない解らない表示があるんです。
安いんだろうな~。
それとも東に向かう列車だからかな??
そして、降りる前にトイレやら荷造りやらでドタバタしながら、
ドレスデン到着!08時06分です。
ドレスデンに着いたのはいいけど、
ダンナ関係の偉い人に拉致されまして、
ホテルに荷物を預けた後、街も見ないうちに連れて行かれたのは、
ザクセンスイス!
いや、行きたかった所なんです。
遠いので諦めてた。
でも、いきなり・・・・。
いや、とても親切な方です。
ありがたいです。
でも、心の準備が出来ていませんでした。
と言う訳で、その話は次回。
おまけ
フライブルグのイタリアン・カフェで
ドイツの夏はイタリアン・カフェのジェラートだよ
フライブルグのパン屋さん
叔母の家近くの評判の店
ケーキが巨大だった。
カイザーストゥールの森で・・・
フライブルグに着いた翌日の日曜日、
近郊=ライン河の方へ車で20分ほどのカイザーストゥールへ行きました。
自然公園?見本林?そんな感じの所です。
カイザーストゥールは、「皇帝の椅子」の意味で、
低い椅子の形で小山になっています。
そこはブドウ畑が広がり、バーデンワインの産地になっています。
「お散歩」と書きましたが、
ドイツ人の日曜のレジャーは、地域にもよるかもしれませんが、
「森とか林に出掛けて歩く」というのが主流です。
若い人は、あまりしないかもしれませんが、
散歩に出掛けると、本当にたくさんの人と会うことになります。
まぁ、良く言えば、「森林浴」ですかねぇ。
そういう傾向は、ヨーロッパ全体にあって、
ほら、東京の高尾山がミシェランに載って、大人気になったでしょ。
あれってのは、そういう理由もあるんじゃないかと思うんです。
さて、ドイツ人の叔父と日本人の叔母、私はのんびり歩きます。
ヘーゼルナッツ
普通に生ってて、地面に落ちています。
う~む、もったいない。
巨大なスギナ
土筆もバカデカイらしいです。
シャゴシャゴして美味しくないらしい。
ポプラ
動画で綿毛を飛ばしていたのは、これ。
ふわふわ~♪で、雪のようでした。
何かに利用できないのかしら。
鳥さんが巣材にするかな?
お散歩をしたら、当然お腹がすきます。
フライブルグで初ランチ
ドイツはやっぱりジャガイモが美味しいねぇ。
もちろんビールも飲みました。
別の日、同僚夫人と町はずれへお散歩です。
初めてフライブルグに来た人に、こんな所まで・・・
フライブルグ音楽大学
入口で、誰かが聞き耳を立てています。
面白いでしょう?
18年ほど前、ここに通っていました。
実にしんどい日々だったなぁ。
トライザム川
学校の裏手に回って、少し行くとトライザム川が流れています。
パパと一緒♪
この川も、市民の憩いの場になっていて、
のんびりと水遊びをする親子や、犬連れがいます。
ワンちゃんが、嬉しそうに泳いでいましたよ。
川の両脇には散歩コース、自転車コースがあって、
其々のペースで歩けます。
散歩道は、整備してあるとは言え、自然道なので、
護岸していない川岸は当然崩れます。
それでも、歩く道の補修は早急にされ、市民の憩いは守られます。
ドイツでは、
歩く人の権利が、かなり守られているという印象です。
自転車と歩行者は、明確に分けられていて、
歩道を自転車が走ることは原則できません。
出来るのは子供だけ。
フライブルグ旧市街は、時間制限で自転車乗り入れ禁止。(自動車はもちろん!)
ここでものんびり歩くことができます。
自転車は自転車用道路か、車道を走ります。
事故・・・多いです。
そこんとこが問題。
日本でもそうですが、
昔に比べて自転車の横暴運転が目立ちました。
旧市街に乗り入れてるし・・・。
歩く道をぶっとばしてるし・・・。
ドイツでもそうか・・・と、ちょっと残念でした。
さて、次回はフライブルグを離れます。
ここはどこ?
スイスのバーゼルです。
フライブルグから、地域割引切符を使ってやって来ました。
この切符、5人まで格安料金で往復できる優れもの。
3人で喜んで利用しました。
バーゼルはスイスですが、国境のある街。
駅もドイツ駅というのがあって、
そこまではドイツ・バーデンヴュルテンブルグ州の切符が使えるって訳です。
ドイツ駅は、本当に駅だけがドイツ。
誰もいない国境を通過します。
バーゼルに来た目的は、美術館でやってるゴッホ展
でも、その前に、
マルクト(市場)広場の市庁舎
ここも修復中
ちょこっとだけ引っ掛かりました。
こんな所で時間を使っている場合じゃない。
ゴッホ展は盛況で、チケットを買うだけで30分以上待ちました。
ゴッホは「ひまわり」や、自画像を含む人物画が有名ですが、
今回は風景画がほとんどのコレクションです。
点数もかなりあり、見応えがありました。
また、作品の変遷も見れて良かったです。
まぁ~、それにしても、日本以外でこれほど混んだ美術館は久し振り。
セキュリティーも厳しく、ちょっと近づくとアラームが鳴り、
あちこちで音が聞こえました。
西欧のおばちゃん、ガタイが大きいからさ~、
私の前に立たないでよ~・・・
と、チョロチョロすると、プープー鳴っちゃうんだな。
優雅なランチを美術館で食べた後、
人形博物館へ。
人形博物館は、テディベアやドールハウスがたくさんあり、
そぉ~りゃぁ~もぉっ!堪能しまくり。
各階、いくつか動く展示があって、楽しいーーー!
次の目的地は、バーゼル・スイス(国際)駅です。
ルクセンブルグリ!
目的は、シュプリングリのマカロンです。
このお菓子屋は、チューリッヒが本拠地なのですが、
サッカー・ワールドカップの時(?)駅が改良されて、
新しくホーム上に橋が架かり、そこに支店が入ったのです。
わざわざ買いに行っちゃいましたよ。
小ぶりで美味しいのです。
フランスのマカロンとはまた違った味わいです。
それにしても、ゴッホ展や人形博物館の写真はなくて、
マカロンがあるなんて、本能(煩悩)かしらね~。
さて、ダンナの仕事系でも遠足がありました。
Titisee(ティティ湖)
総勢約500名が、フライブルグ駅から特別列車で黒い森へ出掛けました。
森の中にリゾート地であるティティ湖があります。
船はお約束
船から眺め
船を降りた後は、森の中へとワンダルング(散歩)です。
黒い森の牛
牧畜が行われていて、典型的な黒い森の牛だそうです。
見上げると木漏れ日が
トウヒの森です。
針葉樹なので、冬でも葉を落とすことなく、
陽の光も入りにくいので、空から観ても黒く見えるので、
黒い森と言わるようになりました。
木彫りのきのこ
日本だったら、お地蔵さんがあるのにね・・・
黒い森のキルシュトルテ
歩いた後は、おやつです。
大きなヒュッテに着いたら、切り身が並んでいました。
当に赤身と脂身のバラ肉状。
意外と軽かったのですが、理性で脂身を残しました。
食べてる間中、地域の子供のアトラクションがあったのですが、
上手く撮れなかったのでパスです。
なんか、お遊戯みたいでした。
おまけ
戦利品と言うか、証拠品
バーゼルのお菓子の袋
バースラーレッカリー
本当の姿はこんなの
絵葉書です。
次回は、フライブルグのお散歩編です。
ドイツと言えば、ビール!
フライブルグの造り酒屋=居酒屋
Hausbrauereri Feierling
夏は外でも飲み食い出来て気持ちがいいけど、
この日は雲行きが怪しい。
それで、タンクの見える店内で乾杯。
先ずは、Inselhopf
すこし濁っています。酵母が生きてるって感じ。
食べ物は全部大盛り
シェアして食べた方が良かったかな。
ビール用に、少し塩味が濃かったです。
軽いのは白ソーセージとブレッツェル
白ヴルスト(ソーセージ)は、本来ミュンヘンの名物で、
午前中に食べるのが良いとされています。
甘いマスタードをつけて、皮をむいて食べます。
ここのも美味しかった模様。
今度はピルス!
別の日、フライブルグ1古いと言われる造り酒屋=居酒屋
Martin's Brauへ
4人で其々小さなピルス0.3L を頼もうとしたら、
「ピッチャーの方がお得だよ」と1.5Lを勧められました。
Pfifferlingのキッシュ
ここの方が、料理はおしゃれです。
量も適量。
“Pfifferling” とは、あんず茸(ジロール)のことです。
黄色くて、シャキシャキしています。
今が旬で、ドイツ中どこででも食べられます。
ダンナは、あちこちで食べてました。
野豚のヴルストと粉もん
この粉もんは、所謂スペッツレ=手作りパスタみたいなものなんですが、
粒粒が親指の爪ぐらいの大きさなので、
Knoepfle(軟骨)と表現されてました。
ヴルストの味は、やや濃いものの、臭くはなかったようです。
Pfifferlingサラダ
旬の定番です。
パプリカヴルストと芋サラ
ビールのお供定番
ドゥンケルとブレッツェル
キャラメル味がしました。
ブレッツェルは岩塩が美味しい~。
フライブルグには小さな酒屋ばかりでなく、
大きな工場=ガンター・ビールもあります。
Brauerei Ganter
工場の外で、ビヤガーデンもやっていましたが、今回はパス。
でも、バンケットで瓶ビールがサービスされていましたので・・・、
お疲れさま~!の一杯
ここから拡大は無しです。ピンボケなので。
同僚夫妻が嬉しそうです。
ビュッフェの料理
フライブルグ滞在中、概ね天気は良く、
カラッとした暑さで、ビールが美味しかったです。
実は・・・、
1件目のFeierlingは中にして正解。
呑んでいる途中から大雨になって、外で飲んでる人が中に乱入。
席取りで大騒ぎになって、給仕のお姉ちゃんたちも混乱。
凄かったです。
でも、私たちが宿に帰る頃は降り止んで、ラッキーでした。
今年のフライブルグは、
(と言うより、地球規模ですが)異常気象です。
大玉の雹が降ったり、スコールのような雨が降ったり、
気温が上がらず、寒かったり・・・。
日本も日照不足ですね。
こんな調子で、年々気候が変化していって、
10年後はどうなるのか、想像できません。
某テレビ局で「明日のエコでは間に合わない」と言っていますが、
既に「手遅れ」を感じます。
それでも、出来ることは努めてやっていきたい。
で、エアコンは仕事中か夕方まで封印さ。
あっちぃ~~~~。
次回は、遠足編です。
滞在先:フライブルグ&ドレスデン
フライブルグってどこ?と思う方も多いと思います。
マッシュルーム型のドイツ、軸の左下辺りです。
国境=ライン河にも近く。渡ればフランスです。
皆見に列車で45分ほど行くとバーゼル=スイスです。
黒い森の端っこに位置します。
何で有名かというと、“eco”環境対策です。
日本からも沢山、自治体の方などがお勉強に詣でます。
(本当に勉強して帰ったのかな?)
あと、「マリー・アントワネットが輿入れの時に通った」とか、
「ドイツ人が一番住みたい町」などと言われている所です。
黒い森の可愛い民族衣装
今回もダンナの仕事絡みの旅行でした。
で、このお嬢さんは、welcome partyのコンパニャー。
頭のぼんぼりは毛糸で出来ていて、すごく密になっています。
独身の女性しかかぶれません。重いそうです。
街の真ん中、ミュンスター(大聖堂)からの眺め
今年も頑張って塔の上まで上りました。
大聖堂は修復中で、美しい尖塔は菰被りです。
(酸性雨のためとも言われている。)
先方に見えるのは・・・
シュワーベン門
旧市街は戦後修復されて今に至っていますが、
このシュワーベン門は、大戦でも残った数少ない建造物です。
(シュワーベン=付近の地方名)
中世時代、市街は城壁に囲まれ、出入りは門からのみになります。
特に大きな門は四方にあって、シュワーベン門は街の東に建っています。
現存するのは、南にあるマルティン門の2つだけです。
旧市街の道
お気に入りの道の1本です。
18年ほど前、住んでいたこの街。
母の従妹もドイツ人と結婚して、ん~十年住んでいます。
私の第2の故郷です。
小ベニス
という訳で、去年もチューリッヒから日帰りで訪れましたが、
今回は6泊。
久々の長逗留です。
んでもって、学会のお馴染みさんもいるので、
御案内役も務めました。
住んでいても行ったことがなかった場所もあって、
なかなかフライブルグ再発見。
でも、日本も同じですが、
以前とは変わってしまった所も多いです。
個人商店は減り、チェーン店ばかり。
パンの味も変わりました。
残念です。
次回は、フライブルグの味
(画像はクリックで拡大します。下手でゴメリンコ。)