米印
来年年女の母方の祖母は、東京は深川の育ちです。
正確なところは分からないのですが、
米相場に関係した商店だったようです。
深川には、明治時代に深川正米市場が設けられたので、
数ある米相場商店の一つだったのでしょう。(注*)
今でも祖母は、羽振りが良かった娘時代のことを、
懐かしそうに話します。
画像は、店が配った手ぬぐいの反物の残りです。
元気なうちに詳しい話を聞いとかなくちゃ。
って思うのですが、時間が無いのと、
話が長くなるのと、
お嬢様時代の美しく脚色された話しか聞けそうになくて、
二の足を踏んでいます。
母は、そんなこたぁ、とっくにどーでもよくなっています。
困ったなぁ。
ま、いーか。。。
因みに、祖父は武士の家。(一応旗本)
祖母は商人の出だということで、姑にいじめられたそうです。
貧乏だったので、持参金と体力が見込まれて嫁入り。
姑は家付き娘で、それはそれは威張っていたそうで、
男尊女卑。
私の母も、虐げられたそうな。
(母は3人兄弟の真ん中。)
母曰く、
な~にが、槍一筋のY家だ。
大した家じゃないから、潰れちゃえ!
えぇ、呪わなくても、男子がいないので、
このままいけば、お家は断絶です。
独身の従妹、一人います。
お安くしときますよ。婿はおらんかね~。
(冗談です。)
注*:追記
店は、日本橋蛎殻町にあったようです。
蛎殻町には、米穀取り引き所があったので・・・。