さぁ、絶体絶命のカプメイ、
どうなるのでしょうか!
ホテルを通じて予約してあったカッパドキア周遊ツアー、
通称グリーンツアーに出掛ける。
お迎えのバスに乗ると気球が見えた。
息も絶え絶えに写真を撮る。
夜明けを見るために朝からたくさん上がっていたそうだ。
そんなの見る元気ありません。
ツアー参加者が集められる事務所に着く。
お茶をサービスしてもらいながら、
ツアーは夕方6時頃に終わると聞かされるが、
私たちはイスタンブールに帰る飛行機の都合で、5時に終わりたいと告げる。
「問題ない!解った。」
大丈夫なのかな~?と気弱な私。
信じるしかあるまい。
マイクロバスに乗り込むと、ツアコンは濃いお兄さん。
ツアコンになるのは大変なんだそうで、
学校で国の歴史などから観光に関することを学び、
資格を取り、
あちこちで経験を積み、
今はカッパドキアで、自分のスキルを生かしているそうな。
プロだわ。
でも、そんなこた、後からダンナに聞いた話。
私はバスではひたすら寝る。
降りれば眩しい太陽ー!
クラクラする。。。
ギョレメ・パノラマ
岩だわ。。。
お兄ちゃんは、
歴史とか、岩がどうしてこんな形になったとかを話してたけど、
もうほとんどBGMにしか聞こえませーん。
次は、デリンクユの地下都市。
もうね、カメラを触る元気もなし。
暗いからISOとかいろいろ設定しなくちゃならないでしょ?
それどころじゃないの。
穴にどんどん降りていくけど・・・
要所要所に広い所があって、居住空間だったり、祈りの場だったりするんだけど、
体温調節機能がヤヴァくなってるワタクシ、
歩けば暑い、止まれば寒い。
閉所で息苦しい。
屈んで歩くから腰にも来る。
話はなんとなく聞いて、しゃがんでましたよ。
(元気なら最前線で嬉しそうに話を聞き、写真撮りまくりなのに・・・)
あ、地下都市って結局隠れキリシタンです。
備蓄もバッチリだったとか。。。
で、見学が終わって地下から地上へ。
これがまた一気に上がるんで、息が切れる。
足が痛い。
もうダメ。。。。
わずかに残った気力は絶えました。
"Are you all right?"
"No, I'm bad condition."
(ブッブー!in が抜けてますにゃ。そんな事どーでもいいの、通じれば!)
次はウフララ渓谷ハイキングです。
無理!!
昼食はハイキングの後だというので、
昼食場所に、先回りして待つことはできるかどうか聞く。
"OK! No problem."
途中で倒れられるよりいいよね。
と言うわけで、私たちはハイキングをパスして、
ウフララ渓谷を上から眺めてバスで通過。
レストランへ先回りして休憩。
ガーコちゃんがいっぱい。
グワッグワッグワ!と賑やか。
先客からパンをもらっている。
待つ。。。。
30分って言ってたよね?
まだ来ない。
1時間だった?
ハイキングに行ったTさんに「どうだった?」って聞いたら、
彼は優しいから、きっと
『たいして見るとこ無かったですよ、行かなくて正解です。』って言うよね。
などと喋るうち、
他のツアーが到着。
でも私達のグループはまだ。
1時間半??
もう忘れられちゃったかと思うくらいになって、
T氏を含む私達のグループが到着。
待ちくたびれた。。。
お昼は、3種類の料理からメインを選ぶ。
ガーコちゃんが好きなパン。
豆のスープ
一応選んだ、チキンのシシケバブ
元気なら美味しいんだと思う。
でも、もう一口食べるのがやっと。
ほとんどダンナとT氏に食べてもらった。
そして、T氏の答えはだいたい予想通りだった。
「けっこう歩きにくかったんで、行かなくて正解です~。」
いい所にあるレストランなんだけどね~。。。
またバスに乗って、
何だったかな~~、穴の開いた岩山に登る。砦?
もういい。
頂上に上がると絶景なんだそうだけど、
途中で脱落。
先に降りちゃってベンチで休む。
もうこんな不調なんて、自分だって不本意よ!
お兄ちゃん、ごめんね~~~。
残りのスケジュールは、鳩のなんちゃらとお茶とお土産店らしいが、
私たちは時間切れ。
(これについても、T氏によると「たいしたことなかったです~。」だった。)
休憩所から別の車に乗り換えて、ホテルに戻してもらった。
あぁ、ちゃんと約束通り手配してくれたんだね。
ありがとう、ありがとう。
トルコ人、融通利くわ。
ホテルに戻って、預けてた荷物をピックアップして、
シャトルバスで、今度は来た時とは違う、ギョレメから近いネヴシェヒル空港へ。
(シャトルバスは、行きも帰りもホテルを通じて予約。
プライベートシャトルではなく、乗合シャトルなので、
あちこちのホテルに寄りながら客を下ろしたり拾ったりする。)
空港に着けば、遅延。
ドイツ人ツアー客をボーッと見ながら、過ごす。
胃腸はだいぶ良くなってきているみたい。
寒いカッパドキアから離れられるのが嬉しかった。
因みに往復とも軽食が出る。
行きは食べたけど、帰りはひたすら寝てたのでパス。
そして、
イスタンブールの我が家、ホテルに戻って、
自分の薬を飲み、
シングルベッドでぐっすり寝たのでした。
つづく
ツアーをキャンセルするのは悔しいし、
やっぱり見ておきたいじゃない。
ここは一つ、ツアコンにお願いしましょう。
「コチラの主張はダメ元でも何でも伝える」ってのが日本以外の国では当然。
そりはオブママもやってるはずだじょー。
辛かった中でよき観察したこと
この絵、上手だねぇ様子がよくわかるよ
すてきなレストランだけどカプメイちゃんが食べられなかったなんて、気の毒にもほどがある
にしてもだ、トルコのツアコン優秀じゃない?っつーかカプメイちゃん達の交渉能力が優秀なのかも
いつか旅行に行くときには行き先がどこであれ見習わなくちゃ
ワタクシ内弁慶でお外に出たら遠慮がちですもの・・・あれ?!違う
本当に勿体無かった。
地下都市はもうひとつカイマルクというのがあるので、
いつかリベンジできたらそっちと、
シメジみたいな岩を見たいです。
そっちへ行った人の声を聞いたら、けっこうハードだったそうです。
大勢が参加するツアーですが、少し高いですがプライベートツアーもあるようです。
ベッドは、やっぱりシングルですよね。
できればダブルをシングルユースで!
やはりリベンジを。
ツアコンさんの似顔絵がかわいいです。レストランも綺麗。景色も良さそうです。
融通がきくツアーで良かったですね。
私も子連れなんで、いつもプライベートツアーにして、疲れたら帰る事にしています。(雨の滝、岩場から子供が落ちて、ホテルに戻ったり。笑。打ち身だけで済んだのが、奇跡のようでした。)
シングルベッドでぐっすり寝て、翌日からパワー全開の旅行記続編でしょうか。