警告
スリに注意!
チューリッヒ中央駅の待ち合わせ場所頭上に下がっています。
この絵のオブジェも反対側にありました。
中央駅は大きく、どん突き駅です。
(正しくは何て言うんですかね?行き止まりで、列車はここで折り返します。)
国際路線の列車も乗り入れているし、たくさんの人が行き来しています。
そして、列車の時間や番線を気にしたり、
これからの旅に思いを馳せたり・・・。
気がそぞろになっているところを、スリが狙います。
長い指、鉤状になった指・・・各国語で表示されている。
こういう表現って面白いと思いました。
私は、ヨーロッパ(主にドイツ語圏)に慣れているので、
だいたい注意深く行動する方ですが、
それでも、改めて「注意しなくちゃ!」って、気を引き締めました。
さて、今回の短い滞在期間にドイツに住む叔母を訪ねました。
片道2時間で行ける場所なので、国際切符を買い、
Basel(バーゼル)で乗り換えて、日帰り旅行。
この叔母には、昔、
「チューリッヒは犯罪都市なんだよ。」と言われたことがあります。
彼女はいわゆる刑事ものが好きで、ドイツでもドラマをよく観ています。
そうすると、犯人に絡む場所がチューリッヒってのが多いそう。
国際線の入る駅だし、空港もある。
=高跳びしやすい。
実際にはどうか知りませんが、
駅の周辺の一部地域には危ない地域があると聞きました。
もちろん国や警察では、そんな状況を野放しにしている訳はない。
10年以上前に危険と聞いた地域も、再開発されているようでした。
さて、話を戻しますが、
叔母を訪ねた後、夕方発のICE(インターシティ・エクスプレス)に乗りました。
自由席だったので、空いている席にボーっと座ると音楽が聞こえる。
???
列車内は静かなはず。
前の席のお兄ちゃん達が、レゲエをデッキで聴いている。
でも、誰も何も言わないし、
そのゆる~い音楽が嫌じゃなかったので放置。
この列車、私が乗ったフライブルクから次は、
スイスのバーゼルドイツ駅に停まる。
(ややこしいが、バーゼルは国境都市で、駅はドイツ駅とスイス駅の2つがある。)
そこまで1時間弱。
ドイツ→スイスの場合、ドイツ側の国境警察が先に見回り、
次にスイス国境警察が見回る。
パスポートを提示させたり、荷物検査をするのだが、よっぽどでない限り素通り。
(特に、私のような見るからに善良そうな観光客はね。)←異論認めません。
ところが!
よっぽどの事が目の前で起きた!
レゲエのお兄ちゃん達、(2人)の前に、
ドイツ側国境警察(略してDP=ドイツポリツァイ)トリオが来て、
"Ausweis bitte."(アウスヴァイス・ビッテ)と言った。
ところが、ラテン系人種らしくて、解らなかったのか、反応が無い。
もう一人が"Passport."と言ったら、やっとのろのろと出した。
怪しい!と判断したのか、女性DPが携帯で照会。
「薬、持ってないよね・・・?」と男性DPは、一応軟らかく聴いている。
この時の私は、後ろの席でパタパタとしっぽを振っていて、
好奇心を抑えるのに苦労していたのは言うまでもない。
結局、お咎めなしで、解放。
ケルン(北ドイツ)で、レゲエ大会参加していたんですと。
ふ~~ん。
しばらくして、今度はスイス国境警察(SP)の若い2人組がやってきた。
一人は顔がいい金髪。
私は、こういうのが来ると、絶対に身構える。
見るからに容姿と仕事に自信があり、いけすかないタイプ。
こいつ、レゲエ兄ちゃん達を見ると、早速食いついた。
「パスポート見せて」(ここまでは普通)
そして、
"Wo ist marijuana?"(ヴォー・イスト・マリワ~ナ?)
(マリファナはどこにあるんだ?)
いきなりですかー!?(私の心の声)
それも何度も何度もニヤニヤ笑いながら聞いている。
兄ちゃん達、ピーンチ!
でも、逆らいません。
CDデッキの電池入れまで開けさせられ、
着ている物もポケットチェック、ボディーチェックは勿論。
靴も脱がされて、靴の裏までチェック。
(あ、靴下に穴が。。。)
バックパック(大きなリュック)や寝袋も・・・。
15分以上は調べてた。でも
結局、
何も出ませんでした。
お兄ちゃん達は、こういう扱いに慣れているみたい。
SPが悔しそうに、諦めて行ってしまったあと、
「やれやれ、仕方ないな・・・」みたいな感じでした。
私としては、あの天狗SPの鼻が折れたので、
ちょっと気分良かったです。
でも、スイスは自然豊かで美しい国と言うだけではないと、
ここでも改めて認識した次第。
入ってくる薬を防ぎたい。
(行きのドイツ入国はフリーパスだった。)
スリだって何だって、事件は起こさせたくない。
厳しい姿勢の一端を見た思いでした。
次回は、世界遺産観光です。
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イメージ的には世界の中心って感じで
お偉いさんが集まっていそうですが
悪い人も集まるのですね~
でもレゲエ兄ちゃんすごいですね~
2カ国の警官にヤクを問い詰められても
坦々と対応しているなんて~慣れている?
レゲエってだめなのかしらぁ~外見重視なのですね~
カプメイさまは当然スルーですよね~
一瞬映画の宣伝用オブジェかと。
厳しいのは良くても、横暴と差別は不愉快ですね。
警告の表示(?)もどことなくカッコよく見える。
でもさ、どこにでも外見で判断する嫌なヤツっているんだね。
ま、外見って一番認識しやすいから私もその傾向あるよなー。
前のブログ、凄く美味しそう!やっぱコトバが出来ると二倍も三倍も楽しめる気がする。
カプちゃ、いいなー
「どん突き駅」、「鉄」の業界では、「頭端式ホーム」とか「櫛形ホーム」と呼ぶのが多いようです。
日本では、私鉄の始発駅・終着駅はほとんどこれで、有名なのは、JR上野駅の地平ホームや両国駅の地平ホーム(たぶん使っていない)。でも、ヨーロッパのような大きなドームに覆われた、雰囲気のある大空間はありません、残念ながら。
ちなみに、チューリヒ~フライブルグって、きっぷ代いくらくらいでした?
確かにチューリヒって、MI系の映画に出てくるよね。 スイ銀があるのそこ?
ただ裏事情もあるということです。
これは、ヨーロッパのどの都市へ行ってもあることで、
知ってるか知らないかってだけのことです。
レゲエの兄ちゃん、持っていそうで持ってな~い。
いかにもってのは白ですよね~。
レゲエの兄ちゃん達みたいなことは、
もしアメリカだったら「弁護士を呼べ!」なのかしら。
いきなりの職務質問に、こっちの方が腹立ちました。
そういうのが持ってる前例があるのかなぁ。
言葉ってさ、自分が興味あることは不思議とすっごく理解出来ちゃうんだな。
異常な才能が目覚めちゃうって感じ。
私、テレビの見過ぎかもよ~。
早速ありがとうございます。
「櫛形」ってのは分かりやすいですね。
「頭端式」かぁ~。難しい。。。
池袋駅もそうですね。
フライブルク・チューリッヒ間往復は、CHF 127.00 でした。
自由席です。
まあ好奇心剥きだしてでも大丈夫そうだったけど、
SPの方は、なるべく見ないようにしてたつもり。
でも、耳がダンボだったんですよ~。
スイス国立銀行ってのはベルン、チューリッヒなのかな。
チューリッヒは金融の街です。