シャローム。
こちら、イスラエルのケパたちです。今ガリラヤ湖畔のホテルに一昨日から居ますが、途中エリコに寄りました。そこでザアカイがイエス様を見るために登ったと言われている木を見ました。写真のように大木でした。それは良かったのですが、地元エリコのかっこいいガイドさんが、
「『聖書ではザアカイはイエス様から降りて来なさい』と3度も言われたので、降りる条件を付けました。それは『あなたが私の家で食事をしてくれるのなら』と。それでイエス様はザアカイの家で食事をすることになりました。」
と説明してくれたのです。これには思わず「プッ」と吹き出しそうになりました。なんて人間的な解釈を挿入して、お話を作るのでしょうか。しかもいかにもアラブ的な、取引成功話になっているのです。
なるほど、アラブ的には、キリストは預言者の一人ですし、取引社会ですから、神であるキリストがザカイを一瞥のもとに「降りてくる」ように、そして彼の家に入ると決めていたなどとは考えられないのでしょう。「いかにも!」と、妙な納得をしてしまいました。(ケパ)