ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

黄昏の小道を歩く

2011年05月16日 | 信仰

 自宅近くに駐車場を借りている。少しでも安くと、Dark_lane2 歩いて7分ぐらいだろうか、狭い道の先にあるので、そこまでは歩いて行く。車を置いての帰り道、こんな景色になった。
 赤い夕日。道を覆う木々の緑の下は、はや闇が迫っていた。もし「おかしい、怪しい人」と思われずにすむのだったら、しばらくこうして道を眺めていたかった。それほどこの時の小道には風情があった。見ている間に景色は色を失っていく。それをいとおしんでいた。

 わたしはもうすぐ60になる。60歳と言えば、若い頃は間違いなく「お年寄り」としか思
Dark_lane1えなかった。実際、40代では感じなかった体の衰えを、50代になってから痛切に感じ始めた。床に座っていて、それから立ち上がる動作が情けないほどまどろっかしく感じる。手をつき、.まさに「ヨッコラショ」という感じである。そんな自分とこの景色を、つい、重ね合わせてしまう・・・・。
 しかし何という感謝だろうか。わたしの肉体は確かに若さを失い、やがて没していこうとしているが、なんと心には喜びがある。神に会える希望と喜びがある。心から愛するお方と、永遠の共なる暮らしが待っている。この世のどんな楽しみも喜びもこのことに比べたら、取るに足りないものだから。 (ケパ)

コメント
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