ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

石けんVSボディソープ・・・・(混じりっけのないもの)

2011年10月02日 | 健康・スポーツ

 あまり実感したくはないが、年齢を重ねてきたせいか、シワが増え肌に張りがなくなった。が、それだけではない。次第に皮膚に湿疹や敏感なところが出来たりするようになった。皮膚への脂の分泌が減って、次第に防御が弱くなったと見える。そうなってみて、これまで何気なく使っていた石けんにも関心を持つようになった。昔と違って今は液体のボディソープの時代である。しかしそのボトルの裏側に明記してある内容に驚いた。Pray1

 イソプロピルメチルフェノール・精製水・ラウリルヒドロキシスルホベタイン液・水酸化カリウム(A)・・・・・・・・とこれ以下10数種類の科学薬品類のオンパレードである。


 「えぇっ!これが石けんの中身?」石けんの「せ」の字が一字もない。「そんな馬鹿な」と思いながら成分を調べてみると

◎イソプロピルメチルフェノール・・・・殺菌・消毒作用をもつ物質。
◯ラウリル酸ナトリウム・・・・界面活性剤。皮膚や目で炎症を起こすので早急に洗い流す必要あり。以前発がん性が疑われた前科がある。


 とまあ、自然のものではなく化学物質の集合体であって、これでいいのか?となんだか空恐ろしい気もして来るではないか。ずっとこんなのを使い続けて、おかしくならないはずがないという思いすら湧く。しかし事は石けんだけでない。コンビニなどで買う食品の代表、パンの袋の裏面の原材料名もチェックされたい。グリシン・ph調整剤などいろんな添加剤が入っている。こうなると今の世の中、純粋な混じりっけの無いものの方が少なく、貴重品である。そして高価である。


■付録・・・・・・・・(混じりっけのない石けんをお安く買えた話)・・・・・・・・・・・・・

 今夏ギリシャのパトモス島でお土産に、島の雑貨屋で石けんを買おうとSamossoapした。そんなお店にも、いかにもお土産用といった、個別包装で高級なオリーブ石けんが置いてある。けれど私の目にとまったのは、緑色で簡易な4個入り包装(写真)の、いかにも日常用といった風の「サモス石けん」だった。これは安い。しかも緑色なので、何となくオリーブそのものといった感じがあった。
 帰国後使ってみると、きちんとオリーブの匂いがして(これがダメな人は向きません)、実に泡立ち泡切れが良く、肌によいと感じさせるものだった。石けんオンリーの素材の勝利である。それで最近は少々値が張っても(日本では高い)、オリーブ以外何も足さない純粋な石けんを買い求めるようになった。


 この国では混じりっけのないものが、かえって希少である。混じりっけのない、純粋に神を信じるキリスト教会も希少であってはならない。

コメント
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