昨日はコールのおもしろ風写真が載っていた。実はどうせなら、もっと立ち上がって冷蔵庫をのぞき込んでいるシーンを撮ろうとしたが、それは一瞬で難しかった。右写真がせいぜいであった。と言うのは、わたしがカメラを持って駆け寄ると、「ママはボクがオカカ欲しいの、わかってくれた」と即了解し、あとは餌皿に降りかけられるのをちゃんと待ってしまうからだ。実に意図を察するのが早い。
そう言えば狭いわが家が少し広くなって、目的地に行く動きにスピードが必要とされるためか、これまでよりコールと不幸な遭遇・・・・・しっぽ踏みとか衝突が増えた。コールと私の体格の差は約十五倍なので、多くの場合コールが犠牲猫になる。しかしたいていの場合、こちらが意図してでなく、過失だということはわかるみたいで、お怒りはない。これには「う~ん、人間にさえ猛然と怒るのがいるのに、これは凄い!」と感心したり、ホロリとする。
怒って噛まれるケースは、例えばしっぽを踏んでいるのに、こちらがそれをわからず踏み続けていた場合。これは「ナニ、わかんないの!」とばかり、警告噛みをされることになる。それさえも警告と言わんばかりの噛み方であって、「本気」ではない。猫は状況を理解して即座に行動できるのだ。
別なはなし・・・・・・食事中の臭いにつられて、ついついテーブルにコールがぴょんと飛び乗ることがある。するとドルカスからご注意の上、コールはテーブルから落とされることになるのだが、落とされてからが面白い。「やっぱ、ダメかぁ」と言う顔をして、しょげて座るのだ。猫もがまんしたり、しょげたり、甘えたり、遊んで構ってほしいなど、いろんな表情があることがわかるのは、私にとっては新しい発見だ。もっとも元猫屋敷(間断のない多頭飼い)のご主人様であるドルカスには、すべてお見通しのことなのだが・・・・・。 (写真 甘えるのも上手なコール) ケパ