きょう、立ち寄ったホームセンターで、念願の木を買った。もとよりマンションなので、実にささやかなものなのだが、どうしても欲しかったのがオリーブの木なのだ。なぜか?
旧約聖書で、ノアの洪水の後、陸地を探すため箱船から放たれた鳩が、最初にくわえてきたのが「オリーブの枝」だ。だからこれは人類の希望であり、二度とこのようなことはしないという、神の約束なのだ。平和の印である。だから国際連合の旗でも使われているし、イスラエルの国旗(右)にも用いられている。
ところで何度も見に行って、とうとう買って帰った木は、「ミッション」と言う。本当は「バルネア」というゲッセマネの園などに植えられているらしい、イスラエル原産の木が良いのだが、極度に乾燥好きらしく、ついに断念。代わりにmission(伝道とか、派遣の意味)の名のついた木にした。日本でかなりポピュラーなものなので安心だし、一本でも実をつけるすぐれものだ。スタイルも、葉の感じも、いかにもオリーブらしく美しい。何度も通って、ようやく納得しての一本の木だ。
神さまに感謝して、この木の名前どおり、伝道の力がさらに与えられるよう祈る。 ケパ