ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

ダッタンそば

2016年06月20日 | 食べる
「ダッタン」と聞けば、中国東北地方、旧満州辺りの韃靼国(ダッタンコク)を私は思い浮かべる。東部では英雄が出たが、基本がモンゴル人(タタール人)の西部の国だった。
私はそうだが、人によってはポロディン作曲の「ダッタン人の踊り」を思い浮かべるかもしれないし、間宮海峡のことを韃靼(ダッタン)海峡と覚えている人がいるかも知れない。

しかし最近このダッタンという言葉を、信州は上田でよく耳にするようになった。「ダッタンそば」という名で。知らなかったが、そばには三種類あるのだそうだ。私たちがいつも食べる白い甘そばと呼ばれる「普通そば」と今回体験した、苦(にが)そばとも呼ばれる「ダッタンそば」、そして「宿根(原種)そば」の三つだ。
以前、緑っぽいダッタンそばをいただく機会があったが、確かに苦かった。ただし苦うりと呼ばれるゴーヤが好きな私は、全然嫌でなく、むしろ「ヘルシー」と楽しんだ。
しかし今回信州の中山道沿い、長和町の緑の花そば館でいただいた「信州霧山ダッタンそば」は、苦そばのイメージを完全に覆すものだった。見た目はまるでパスタ。色が写真のように黄金色というか、黄色い。味は製法でクリアしたという「苦くな〜い」のだ。それはこれまで体験した事のない、確かにそばだが、新食感「???」の味がした。不思議!(写真はそのダッタンそば)

NHKの歴史シリーズ番組「一路」で話題になった中山道、信州の中央部、和田峠辺り、その宿場町で有名な長和町を通過される際は、寄り道如何? ケパ





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