ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

口腔ケア・・・リア充人生のために

2019年02月22日 | 健康・スポーツ

この前、定期の歯科医院で受けた治療のメニューは次のようになる。

①問診〜前回、と言ってもこの数週間の間に、歯と口に何らかの異変は感じなかったか?

②プラーク(歯垢)コントロール〜歯肉や歯磨きの状態をチェックし、歯磨きのブラッシング指導をする。(10年経っても磨けていない所が、毎回必ずあるのが実情だ)

③カメラ撮影〜歯の状態を大きくディスプレイに映し出して、①と②の視認をする。

④歯周ポケット測定〜歯周病は歯と歯茎(歯肉)の深さを測ることで測定できる。針を刺して測るので、痛い人もいる(ポケット内に住む嫌気性菌による歯槽骨破壊を防ぐ)。

歯周病は30代以降、急速に進行し、歯科医院以外ではそれを止めることができない(これは体験上絶対!)。歯の土台の顎の骨(歯槽骨)を溶かして歯が抜けるのが歯周病。沈黙の病気と呼ばれ、気付いた時には手遅れかも。

医師による歯全体のクリーニング〜歯石などを粉砕し除去する。これなくして自分の歯は守れない

⑥最後はマウスピースの調整,〜寝ている間の歯を守り、歯の移動を抑え整える・・下はそのイメージ)

高校生頃から長い間、私には【歯】の問題があった。その頃はまだ虫歯だったが。それが・・・・

40代後半、歯槽膿漏のため右奥歯を三本も抜いた。どんなに痛み止めを呑んでも、全く効かなかった。一晩中痛みで床をゴロゴロ、転げ回ること三回。

それ以降、医院から数ヶ月したら来てくださいと言われたのに、痛みのトラウマでその治療を放棄していた。すっかり歯科医恐怖症になった私は、以後45年も放ったままであった。すると歯は何と移動し、歯並びがガタガタになって来てた。歯全体がおかしい。このままでは、総入れ歯目前という予感が湧いて来る。

ちょうどその頃、神に触れられ、牧師として献身する召命を受けた私は、愕然とした。牧師って、今以上にしゃべる仕事ではないか。こんな歯無しでは、その使命が果たせないのではないか、と。(今行きつけの高円寺の歯科医院。良い歯科医に出会われるためには、お祈りをおススメします)

それで悔い改め、これまで避け、逃げ続けて来た歯科医院の門を叩いたのが53歳の時だった。私の歯を見た医師はこう言った「あなたは毎週必ず、ウチに通い続けることを約束できますか?」約束しないなら、助けられないという意味である。「通います。先生お願いします!」

まさかそれから、所を東京に移しても、毎週必ず通う、が十年以上も続くとは、そこまでは私は想像できなかった。現在でも月一は必ず通っている。

感謝することに、53歳から通いはじめて以降、入れ歯はインプラントのおかげで無く、歯槽膿漏は劇的に改善され、一本の歯も抜けていない。歯は、断崖絶壁の上で、かろうじて持ちこたえて14年になる。

多くの日本人には、過去の私を含め、歯科医院に定期的に行かなければ、決して今ある自分の歯が守れないというデンタルIQが決定的に不足している。痛くなってから医院に行く、なんてのは情けない実態である。

そしてとりあえずの治療が済めば歯医者に行かなくなる、本当にもっと最悪である。治る、とは歯科医院の手助けなしに不可能だし、いずれ歯無しになることは目に見えている。歯が無い人生とは、食べたいものを食べれる、明瞭にしゃべる、思いっきり口を開けて笑えるリア充人生とは・・・言い難い。

今ある自分の歯を守るのはあなたの自覚と責任。神の前で、与えられた体をぞんざいにした言い訳をするようになる前に、今からでも遅くはない、悔い改めてレッツゴー、予防歯科へ。

ケパ

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