今日で5月が終わるが、この5月の連休明けから、私は某「放課後等デイサービス」にパートで勤めることになった。略して「放デイ」と言う。
小学校などの学童の放課後、空き教室などで5時まで預かってくれる留守家庭(名称は各自治体で異なる)から始まって、さらに進んでミニプレイルームを備えたような全児童受け入れの児童館などが整備された。
しか障害を持つ児童生徒向けに、2012年大幅に緩和改正され、民間業者まで参入を許されて整えられたものが今回勤めることになった放課後デイ施設なのだ。(お迎えで立って学校を見ていると、本当に、また職場に戻ったような錯覚がする)

そういうわけで、私は12年ぶりに、施設の子どものお迎えに小学校や特別支援学校、児童館などの敷地内に入ることが多くなった。今日も小中学校の脱靴場前にきちんと名札をつけた私は、そこで子どもたちを待ち受け、特別支援の教師からじかに預かっていく。
私にとってこのことは、とてもデジャブ(既視感)な瞬間で、立場が入れ替わったような不思議な感覚になるのである。12年のブランクが瞬間的に消え、障害児学級担任だった私が子どもを預け、同じ私が子どもを受け取っているような、昔していたようなそんな変な感じである。

まあそれはほんの一瞬のことであって、放デイに戻り、子どもたちと無心に遊んだり、ルールや教えたりする。
現役の時は子どもと遊んでいても、心は教える内容や様々な書類と案件のことで集中できなかった。しかし今は、全くの無心である。だから楽しい。この民間施設は神様が導かれたところであって、この地に来てはじめて地域の人々と本格的に接することができ、そのことを神さまに感謝する。
ケパ