Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

草刈りで無心の境地へ

2020年08月23日 | Life


義妹が育てている丹波黒大豆は順調に大きくなっている。あと2ヶ月もすれば早生の黒豆ができる。これを塩茹でした「黒豆枝豆」はそこいらで売ってるふつうの枝豆とはまったくちがい、コクと甘みのある味わいは一度食べたら病みつきになる旨さだ。義妹は6年まえに他界した母親の遺志をうけつぎ、無農薬で農作物を育てているが、害虫の駆除や雑草の刈り取りをすべて手作業でするのはなかなか骨の折れる仕事だ。

わたしは大阪在住であるが、月に2~3回は帰省して草刈りの手伝いをしている。手伝いといってもほんの3時間ほどであるから、大した仕事はしていないが。今回は草刈り用のノコギリ鎌と作業手袋を持参して作業にあたった。

雑草は根こそぎ抜いてしまった方がいいと思っていたが、じつは葉っぱの部分だけ刈り取って根はそのまま土中に残しておいてもいいらしい。むしろその方が光合成ができなくなって枯れてしまった根がクッション材のようなはたらきをして、土が締まらずに柔らかさや保水能力が保たれるという。
義妹にその話をすると、雑草にもいろいろあって根だけで繁殖するものがあるので、やはり根こそぎ抜いたほうがいいようなことを言われた。草刈りもなかなか奥が深い。



なにも考えず無心に草刈りをしていると、大げさだが自分が地球のうえにいることを実感できる。都会での生活はいのちの営みとか循環を感じる場面がすくないが、こうして畑仕事をすることで人間は自然のなかで生かされていることがよくわかる。

デジタルチェキとライカM5

2020年08月21日 | Camera


今から20年以上まえに登場し若者を中心に流行したカメラといえば、富士フィルムの「チェキ」である。その流行のもうすこし前に女子高生たちの間で流行っていたプリクラよりもプリントサイズが大きなチェキは、またたく間に彼女たちのトレンドアイテムになった。そのオモチャのようなプラスチックの本体は10枚のインスタントフィルムを内蔵し、撮影後約90秒で名刺サイズの印画紙に像が浮かび上がる。たしか絞りは固定で、シャッタースピードは明るさに応じて2速あったと思う。オモチャにしてはなかなかキレイな写真が撮れるカメラであった。

一方、プロカメラマンの現場では20年どころか、50年以上もまえからポラロイドのインスタントフィルムは存在し、スタジオ撮影などの際にシビアな光の回り方や露出を確認するためによく使われた。このフィルムは大型カメラのフィルムバックとして作られたもので、完全にプロの現場でしか使われることのない製品であった。のちにSX-70という大衆向け(?)カメラが出たことで、ポラロイドといえば「SX-70」という名前が定着したが、あれは本来の「ポラを切る」という撮影のできないカメラだ。

長いあいだ、このインスタントフィルムはポラロイド社の独占市場であったが、その特許が失効したころから富士フィルムもインスタントフィルム界に参入してきたと記憶している。ただしポラロイドと富士フィルムの立ち位置は微妙にちがっていて、プロの現場では富士フィルムのインスタントフィルムを見ることはなかった。むしろコダック社のインスタントフィルムがよく使われていた気がする。

ともかく時代はすすみ、女子高生の必須アイテムとして流行ったチェキも世代交代をかさね、2017年についにデジタル化される。それによって一枚必撮ではなくなり、何枚か撮ったのちに気に入った画像のみをプリントできるようになる。単価の高いチェキのフィルムにあって、この進化は歓迎されるものであった。2019年に発売されたデジタルチェキはさらに進化し、スマートフォンとブルートゥースでつながり、さまざまな設定が可能になった。まさに現代的なカメラになっている。デザインもオモチャ感がなくなり、大人が持ってもサマになると思う。まあ、オヤジに似合うかどうかはわからぬが、若い女性を撮って喜ばせる道具にはなると思い、Amazonでポチってしまった。後悔はしていない。



このデジタルチェキとライカM5を持って、六甲山へあそびにいく。ライカの話は長くなりそうなので、また今度。

新型コロナを好機に

2020年08月18日 | Life


朝からD中学校へ職員写真のプリントを持っていった。卒業アルバムに載る写真だが、写っている先生方の人数分だけプリントしてサービスでわたしている。多少の経費はかかるが心証がよくなるなら安いものだ。
ついでに学級写真の販売方法について、教頭先生に「コロナがなかなか収まらないので、ちょっとでも密を避ける意味でオンラインでの販売はできないでしょうか?」と時世に合わせた提案をしてみる。そして今年からネット販売に切り替えてくれたE中学校の販売用チラシの見本をわたした。

展示見本を教室や廊下に掲示して、注文袋に写真番号を記入し、代金を入れて申し込んでもらう従来のやり方は、何度も学校へ足を運ばねばならず、時間的なロスが大きい(見本と注文袋を持っていく1回、注文袋を回収しにいく2回、回収日に忘れた生徒の袋を取りにいく1~2回)。
ネット販売だと見本の写真を各家庭(のPCまたはスマホ)で見てもらえるし、先生方の手を煩わせることもない。なによりお金のやり取りをこちらで一切する必要がないので、非常に便利で安全かつスムース。

いままで公立の学校でネット販売を許可してもらえなかったのは、ネット環境のない家庭への対応をどうするのかという学校側の懸念である。たしかにまだネット環境のない家庭もあるようだが、その場合は従来の方法と併用していくしかない。新型コロナを好機と捉えて、販売のスタイルを変えていければ、売り上げもアップすると思う。



一仕事おえ(?)大和川へウォーキングにいく。死ぬほど暑いので、きょうは4.55キロを44分かけて歩いた。

ボンネビル 走りの哲学

2020年08月01日 | motorcycle


このバイクはトライアンフのボンネビルT100というモデルで、乗りはじめてから来月でちょうど2年になる。ご承知のとおり、トライアンフは英国の老舗的バイクメーカーである。20世紀の初頭にはトライアンフをはじめ、BSA、ノートンといった英国発祥のバイクメーカーが世界中にバイク旋風を巻き起こしたが、そのなかでも人気のあったモデルがボンネビルシリーズだった。
その後トライアンフは何度か倒産の憂き目にあい、21世紀になって新生トライアンフが誕生する。くわしい経緯は省略するが、往年の人気モデル「ボンネビル」を現代の技術でリメークしたのが、このボンネビルT100である。形はクラシカルであるが、中身は最新の技術を集めてつくられている。

エンジンは空冷バーチカルツイン865cc、68馬力はスペック的には控えめな数値であるが、ふだんの街乗りでフルパワーを使うことはまずない。それよりもよく粘るトルクフルなエンジン特性が、じつに乗りやすいバイクである。2000回転も回っていたら気持ちよく進んでいく。高回転で高出力のバイクが多いなか、ボンネビルは「回したらそれなりに速いけど、回さなくても楽しく走れる」という大人のバイクなのである。



久しぶりに晴れたので、ボンネビルに乗って奈良県は川上村にある入之波温泉(しおのはおんせん)へいく。家から約85キロ2時間半の道のりはワンデーツーリングにちょうどいい距離だ。吉野町に入ってからのワインディングはボンネビルの独壇場で、4速ギアを使って右に左に旋回していくときの楽しさは何ものにも得がたいものがある。「大型バイクを操っている」という一種の高揚感があるのだ。
新型コロナで客足が遠のいていたせいか、入湯料が100円値上がり800円になっていた。大阪のスーパー銭湯とほぼ同じなので高いわけではないが、湯船の広さとほかの施設(休憩室と食堂)の規模を比較すると、やや割高な気もする。まあ経営難に多少の協力をしているという広いこころで入らせていただきます。



温泉に浸かり、あがってから食堂で釜飯定食をたべる。つくるのに時間がかかるので、入るまえに予約しておくのがマスト。山菜釜飯1,430円(税込)は美味かった。

ニコンZ5はお盆までに出てくる?

2020年07月31日 | Camera


先日、ニコンのスピードライトSB-5000のファームウェアの更新に失敗したことは書いた。きのう、ニコンのプロサポートに電話して症状を訴えたら、一度見てみないとわからないが、おそらく工場送りになると言われた。で、あした(つまりきょう)持っていくというと、ニコンプラザに電話して予約せよという。新型コロナウイルスの感染予防のために密集を避けて人数制限しているらしい。なんとも邪魔くさい時代になった。

仰せのとおり予約してニコンプラザへいくと、入口に係員がいて名前と用件を確認したあと、手の消毒と検温をして入室を許された。もしも高熱だったら入れないのだな。で、窓口でSB-5000を出して症状をいうと、「工場送りにするかどうか、一度見てみます」といって中に入っていった。ギャラリーで作品展をふらっと見て、もう一度窓口で待っていると、先ほどの担当者が出てきて「ファームウェアを上書きしたら正常にもどりました」という。エラーの状態で上書きがうまくいかないこともあるらしいので、今回は軽傷で助かった。点検代は無料だった。

待っているあいだにZ5のデモ機を触ってみた。Z6やZ7のレビューでいろんな人が言っているが、Z5もやはりファインダーの見えが秀逸だ。これを覗くと写真を撮りたいという気持ちがグッとあがる。レフ機のころからファインダーに力を入れてきたニコンのカメラだけのことはある。窓口で発売日を聞くと正式発表がまだなので言えないようだが、どうもお盆までには出てくるような感触だった(私の希望的思い込みかもしれないが)。



追記 : Z5の発売日は8月28日になりました。お盆までには出なかったです。残念!