Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

早起きは3分の徳

2017年12月09日 | Life
きのう、半月ほどまえに預けていたアルバムの校正がやっと点検できたというのでA中学校へ回収にいく。2年の行事と体育大会のページは修正なしだったが、文化祭のページは1ページ全面差し替えという厳しい指示をいただく。昨夜は疲れ切っていたので、早めに酔っぱらって床に就く。
今朝4時に目が覚めて、ペパーミントのハーブティーを飲みながら、文化祭ページの修正に取りかかる。学校からもらった差し替え用のデータを開くと、予想どおりスマートフォンで撮った画像だ。いくら性能がよくなったとはいえ、小さなセンサーに小さなレンズしか付いていないわけだから、高画質は望めない。とくに暗い場面でISO400以上に上がるとノイズが目立ってくる。
しかも画面の縦横比が16:9で撮影されていて、通常の3:2や4:3より横長いからレイアウトしにくい。レイアウト枠をまたはじめから作りなおす必要がある。半ば半狂乱になりながら、編集作業を黙々とつづける。

チーズトーストをほおばりながら、仮編集のできたページを印刷する。とりあえず作業を終え、ランニングに出る。

今週は朝から晩までハードワークであったにもかかわらず、なぜか走り出すとからだが軽い。足がどんどん前に出る。まるでこはぜ屋のマラソン足袋「陸王」を履いているようだ。いや、じっさいはアシックスですが。
いつもの10キロコースの経過点でラップタイムを見るとふだんより30秒から1分も速い。はたしてゴールタイムは52分43秒。いつもはだいたい56分くらいで走るので3分以上も速かった。からだの動きにくい冬場ではめずらしいことだ。早起きのおかげか。



今年は「自分のからだと向き合う」ことをテーマにしていたので、忙しいときでも週に1〜2回はからだを動かした。おかげで病気知らずといいたいところだが、10月に無理がたたって発熱したことは書いた。それでもなんとか乗り切れたのは、夏場に走り込んで体力を蓄積できたおかげかもしれない。
来年も今くらいのペースを維持しながら、次なる目標を考えている。

(写真は11月に出場した大阪・淀川市民マラソン 19キロ地点)

若者に未来はあるか

2017年11月12日 | Life
神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件では、犯人の残虐な犯行もさることながら、殺害された9人が10歳代または20歳代の若者であったことに衝撃を受けた。マスコミはこぞって、SNSで簡単につながり、このような事件に巻きこまれることに警鐘を鳴らしているが、被害者たちがどうして白石容疑者とつながり「引っかかった」のか、その深層心理についてはいまだ不明だ。

社会から疎外され、孤立し、生きることに絶望した若者が自殺に走るという図式なのかと思うが、明らかになっていく被害者たちの身元とプロフィールを知るにつれ、「なんでこの人たちが?」という疑問は逆に膨らむばかりだ。通っていた高校の校長先生が「明るい性格の生徒だった」などとコメントしているが、本当のところ、じつはともだちや親にもわからない、ましてや学校の先生なんかには知りようのない心の闇があったのではないか。

極端な言い方をすれば、もはや日本の社会には若者の居場所がない。いくら売り手市場だといっても、それはある程度のレベルをクリアした大学卒の若者であって、企業側としてはやはり仕事のできる従順な若者がほしいのである。できないヤツは派遣労働で使い捨てというシナリオしかないとすれば、若者たちの心の中には絶望しかないのではないか。

さらに絶望的なのはこうした社会構造を本気でなんとかしようとする大人がいない、あるいは少なすぎること。先の衆議院選挙で自民党が圧勝してしまうのもその表れだと思う。加計学園の獣医学部設置の問題にしても結局、大人たちは金儲けのことしか考えていないとしか見えない。これで若者に希望をもてというのは無理な話だ。
自殺予防のホットライン「いのちの電話」にかかってくる件数が急増しているという。若者たちの声を真摯に受け止める、そこからはじめなければ、もうどうしようもないところまで来ている。


ナゾの熱病にかかる

2017年10月20日 | Life
ちょうど1週間まえ、夜に悪寒がするので熱を測ったら38.5度もあったので、漢方薬をのんですぐに寝る。汗をびっしょりかいて、翌朝には平熱に下がったので仕事に出たが、夕方になってまた熱が出てきた。
これのくり返しで1週間毎日ナゾの発熱によって夜は死んだように寝ていたら、きのうようやく夕方になっても熱が出なくなった。食欲もふつうにもどって、なんとなくからだが軽くなった気がしたので体重を測ると1キロだけ減っていた。

繁忙期の疲労から来る単なる発熱かもしれないが、熱がこんなに出たのはこれまでの人生ではじめてだ。これはなにかからだの変調を訴えるサインではないかと思う。思い当たるのは最近アルコールの量が徐々に多くなっていたこと。夕方、缶チューハイをちびちびとのみながら夕食をつくり、できあがったらもう1本、さらにワインをのむという生活をほぼ毎日送っていた。
そうすると酔いのせいか、ものすごく食事がすすむ。気がついたらお腹が苦しくなるくらい食べてしまってる。これではからだにいいはずはない。

高熱が出てからの1週間はもちろんアルコールはのまずに、消化のいいものを少量たべてすぐに床に就いていた。1週間のまずにいると完全にからだからアルコールが抜けた感じで、それで軽く感じるのかもしれない。できることならもう断酒して(無理なら量を減らして)食生活を見なおそうと思う。



昨夜やっとまともにつくった夕食がこれ。(鶏もも肉のピリ辛甘酢がけ、カボチャ煮、牛スジとキノコの醤油煮、たらこパスタ)

お道具の話

2017年08月17日 | Camera
仕事で使うカメラは撮るものによってすぐ決まるが、プライベートな旅行ともなると、二度と訪れない場所かもしれないので、仕事以上にカメラ選びは慎重になります。この夏に行ったアイスランドへは前日まで迷いに迷いました。じつはこの旅行に持っていこうと思って、4月末にニコンF6を買ったのだけど、結局ライカM5を選びました。
いまさらライカの長所を書くこともないのですが、たぶんほとんどの人は触ったこともないと思うので、一応書いてみます。

1)たいていの一眼レフ機よりコンパクトで軽い
2)シャッター音がしずか
3)レンジファインダーが正確で、すばやくピント合わせができる
4)機械式カメラなので電池がいらない
5)システム上、ズームレンズが使えない



「大ライカ」などとライカファンから揶揄されたM5ですら、ふつうの一眼レフ機よりは小さくて軽いです。ちなみに仕事でよく使うD500とズームレンズの組み合わせで1500グラム。当初考えていたF6とズームレンズだと1600グラムの重さになります。M5に50ミリレンズならちょうど1000グラムなので、そのコンパクトさがわかります。
また人物スナップを撮るときに一眼レフ機のような大きなシャッター音はかなり目立つ。かくし撮りなどまず無理でしょう。M5なら相手に気づかれることなく撮ることが可能です。そういう写真がいいか悪いかはまた別問題ですが。

ピント合わせは撮影のスピードに直結します。オートフォーカス機はいちいちピントを合わせにいくので時間がかかって仕方がない。マニュアルに切り替えるとヘリコイドの回転角が少なすぎて細かい置きピンができないという不便さがあります。その点、ライカのマニュアルレンズには10メートルまでの間に8つもの距離指標があるので、慣れればファインダーを覗くまえにピント合わせを済ませておいて瞬時にシャッターを押すことができます。これはどんなオートフォーカス機よりも圧倒的に速いです。



さらにライカの美点でもあるバッテリーレス。いやじつはM5には露出計が内蔵されていて、それを動かすためにMR9という小さな電池が必要です。MR9はもう製造されていないので、代替品として僕はMRB625という電池を使っています。ほかにもアダプターを介してSR43なども使えますが、それぞれ電圧が微妙にちがうので、フィルム感度を設定するときに微調整する必要があります。僕の場合オーバー目に出るので、ISO400のフィルムでISO(ASA)360に設定して、やや減感しています。
なおこの電池はシャッターの駆動とはまったく連動していないので、もし電池がなくなっても撮影は問題なくできます。というか、1年以上前に入れた電池がいまもバッテリー指標にビンビンに反応してるので、いったいいつなくなるのか。ほとんど電池のいらないエコカメラです。

さいごに交換レンズについて。ズームレンズはたしかに便利ですが、重くてかさばるのが難点です。この旅で一番よく使った50ミリレンズの重さはわずか230グラム。50ミリだと遠くに飛んでいる鳥を大きく写すことはできないけれど、そのまま撮れば「ああ、遠くに鳥が飛んでいるな」という写真が撮れます。要は自分のほしいイメージしだいで、慣れればこのレンズでほとんどのシーンが撮れるのです。
もっとも広角レンズはどうしても必要なので、28ミリと21ミリを持っていきました。が、これも考え方しだいで、広角レンズで全体を1枚に収めるのか、それとも50ミリで部分を切り取って全体を想像させるのかで使い方も変わるでしょう。そういうイメージと視覚のあいだを現場でいろいろ考えるのも単焦点レンズのおもしろさです。ズームだと1発で決まってしまうので、ほとんど考えることがありません。

どうでもいいようなことをつらつらと書いてしまいました。アナクロなやつだと笑ってやってください。(だけど、写真を撮るという行為において、最新鋭のオートフォーカス機よりも約半世紀まえにつくられたマニュアル機の方が撮りやすいというのはどういうことでしょう?)

キャンプツーリングのススメ

2017年07月29日 | Life
旅の目的というか、たのしみといえば「非日常を味わう」ということなのですが、バイクにテントを積んで走るキャンプツーリングには究極的な旅のたのしみがあります。

まず車とくらべて荷物をたくさん積むことができないので、必要最小限のものを厳選しなければならない。テントや調理器具の大きさがおのずと限定されます。基本は一人用。メンバーが複数いたとしても、原則自分のことは自分でやる。共用とか役割分担ということはありません。
食糧は意外に重くてかさばるので、現地調達が基本。でもキャンプ場の近くにはスーパーやコンビニなどないことが多いので、目的地に一番近いと思われるお店で買います。そのあとさらに何十キロも走ることを考えて、あまりたくさん買い込むことはできません。それも真夏のツーリングなら傷みやすい食材はNG。ですが、僕は小さな保冷バッグがあるので、すこしの生ものなら大丈夫。その中に凍らせたパック入りワインが入っていて、そいつが保冷剤になるという一石二鳥の工夫です。



さてキャンプ場に着いたら、すこし場内を歩いてテントを張る場所を見定めます。地面がフラットでごろごろした石がすくなく、できれば短い草などが生えていればいうことなし。水場とトイレの場所も重要です。遠すぎず、近すぎず。
さっとテントを張って、荷物を中に入れ、マットを敷いて一度寝ころがってみる。狭い空間なのに、なんとも言えない開放感があります。そのまま昼寝してもよし、火をおこして何かつくるのもよし。僕はたいていプシュッといきますね。

今回は友だちが火器を3台も持って来ていたので、僕のガスバーナーと合わせて4台で調理できます。もっともスノーピークの焚き火台は調理には使わずに、焚き火専用という贅沢さ。キャンプにはやっぱり焚き火がないとダメだと彼はいいます。さすが元探検部員、こだわりが半端じゃない。
二人でかんたんな料理をつくっているうちに日は暮れてきて、いよいよ焚き火台の出番です。
ちなみにこの焚き火台は炭や木材を中に入れて着火すると、うまい具合に空気がまわっていい感じに燃えてくれます。それでいて地面を傷めないのもいい。折り畳むと薄い板状になるので持ち運びも便利で、まさにキャンプツーリングに打ってつけです。ほしいなあ。



火を見ていると、原始時代の人間のDNAが自分の中にもあるのか、なにか気が遠くなるような不思議な感覚におそわれます。野生の心が目覚めるというか。
まあ、いまタイムスリップしてその時代にいったなら、僕たちのような軟弱な肉体では生きのびることはできないでしょうが、だからこそすこし謙虚な気持ちにもなるし、ふだんあまり意識しない「生きる」ということを真摯に考えることもできるわけです。焚き火は人の心を素直にしてくれます。

木材が尽きたところで今夜の焚き火はおわり。あとはそれぞれのテントに潜り込んで眠るだけです。