
これまでいろいろなカメラを所有し、あるいは触ってきたわたしだが、こんなカメラを見たのははじめてだ。
こいつの名は「Jilona MIDGET」(ジローナ・ミゼット)という。
中村次郎という人物がつくった小型カメラらしい。
幅5×高さ4×厚み3センチという大きさで、重さはたったの70グラム。
なんとかわいいことか。


こんなに小さいのにこれはオモチャではなく、本物のカメラなのがすごい。スパイカメラみたい。
レンズの横にあるレバーを下げるとレンズシャッターが動作する。
シャッタースピードは一定だが、おどろいたことにバルブまで付いている。
フィルムは14×14ミリの10枚撮り。当時(1937年)の価格は30銭!


きょう、あるギャラリーへ行ったら、オーナーとカメラの話で盛りあがり、この貴重なカメラをいただいたのさ。