コマーシャル関係の撮影ではよく使う定番のライティングだが、見たことのない人にはちょっと想像できない「影の出ない」ライティングを紹介する。
その名は「フロント紗幕+トレペ」。
紗幕というのはレースのような薄い生地でできた大きな幕で、本来は演劇などの舞台装置として使われるものだ。
いつから写真スタジオで使われるようになったのかは不明だが、これを使うと非常に大きな面光源をつくることができるので、光がよく回って背景にほとんど影が出ない。
このライティングは数人のモデルを撮るときに、露出のムラが出にくいことも利点である。
モデル一人でも左右に動かして撮れるので、立ち位置の決まっている撮影よりもアクティブな絵が撮りやすい。
つくり方は簡単で、紗幕をポールに吊り下げてスタンドやポールキャットで固定し、そのうしろに同様にトレペを吊るす。
さらにそのうしろにカサバンをセットするだけ。
紗幕の大きさに合わせてカサを4灯にするか6灯にするかを判断する。
紗幕とトレペの距離は20センチくらい。
紗幕だけでも撮れるが、トレペを入れた方が光がディフューズされて、カサの形が出ない。
カメラマンは紗幕のまえに立つわけだが、モデルが自由に動けるのと同じで、カメラマンもバック紙が切れないかぎり比較的自由に動けるのがいい。
ストロボのモデリングだけでは暗いので上の写真のように、レフランプを点けておけばピント合わせがしやすい。
左は紗幕で撮ったもので、右はレフランプだけで撮ったもの。
影の出方がまったくちがうことに注目。
じつはこの紗幕、生地にもよるが360×360センチの大きさだと3~4万円はするシロモノだ。
学校の経費を安くあげるために、担任のN先生が白布を買ってきてミシンがけしてくださった力作である。
これを使えばきっとステキな写真が撮れるはずだ。
その名は「フロント紗幕+トレペ」。
紗幕というのはレースのような薄い生地でできた大きな幕で、本来は演劇などの舞台装置として使われるものだ。
いつから写真スタジオで使われるようになったのかは不明だが、これを使うと非常に大きな面光源をつくることができるので、光がよく回って背景にほとんど影が出ない。
このライティングは数人のモデルを撮るときに、露出のムラが出にくいことも利点である。
モデル一人でも左右に動かして撮れるので、立ち位置の決まっている撮影よりもアクティブな絵が撮りやすい。
つくり方は簡単で、紗幕をポールに吊り下げてスタンドやポールキャットで固定し、そのうしろに同様にトレペを吊るす。
さらにそのうしろにカサバンをセットするだけ。
紗幕の大きさに合わせてカサを4灯にするか6灯にするかを判断する。
紗幕とトレペの距離は20センチくらい。
紗幕だけでも撮れるが、トレペを入れた方が光がディフューズされて、カサの形が出ない。
カメラマンは紗幕のまえに立つわけだが、モデルが自由に動けるのと同じで、カメラマンもバック紙が切れないかぎり比較的自由に動けるのがいい。
ストロボのモデリングだけでは暗いので上の写真のように、レフランプを点けておけばピント合わせがしやすい。
左は紗幕で撮ったもので、右はレフランプだけで撮ったもの。
影の出方がまったくちがうことに注目。
じつはこの紗幕、生地にもよるが360×360センチの大きさだと3~4万円はするシロモノだ。
学校の経費を安くあげるために、担任のN先生が白布を買ってきてミシンがけしてくださった力作である。
これを使えばきっとステキな写真が撮れるはずだ。