映画「太平洋の奇跡」を観る。(以下、ネタバレの可能性あり)
これはサイパン島で米軍と戦って、生き残った兵士と民間人の物語。
竹野内豊演じる大場栄大尉は実在の人物らしい。
1945年太平洋戦争終結のあとも、大場大尉率いる第18連隊はタッポーチョ山に隠れ潜み、ゲリラ戦を展開する。
映画は投降するまでの約1年半を描いている。
米軍のハーマン・ルイス大尉がその上官に、日本兵がなぜ降参しないで自決を選ぶのかを、将棋にたとえて説明するシーンがある。
それは「王将」つまり天皇に忠誠を誓うのが日本人のプライドで、敵に降参するくらいなら死を選ぶのが「武士道」の精神だという。
将棋のたとえがもう一つよくわからなかったが。
だが大場は日本の無条件降伏後3ヶ月間抵抗をつづけるも、さいごには46人の隊員を率いて下山し、米軍に投降する。
彼の心中はどんなものであっただろうか。
投降に際し、米軍のまえで自分の軍刀を抜き、それを上官に差し出すことで降伏を表現する。
この映画の最高の見せ場だ。
これも実話だそうで米軍によって撮られた写真も残っているという。
その写真をぜひ見てみたい。
映画のなかではリンホフという大型カメラが使われていた。
時代的にみて、テヒニカ45の1型であろう。
ところでこの映画のタイトル「太平洋の奇跡」とはなにが奇跡だったのか。
ふつうに考えれば、約200人の民間人と47人の日本兵が生き残ったことなのだが、どうもその「奇跡」感の描き方がよわい。
最初の戦闘シーンを除いて、全篇を通じて淡々と描かれているので、第18連隊がどれほど厳しいゲリラ戦を戦い、さいごに投降するときに大場がどれほどの苦渋の選択を迫られたのかがあまり見えてこなかった。
全員自決という判断もあっただろうから、投降はたしかに奇跡なのだが・・・
映画館を出て、ユニクロでくつ下や下着を買い、デパ地下でホールトマトの缶詰を買う。
自転車を駐めたところにもどると撤去されていて落ち込む。オーマイガッ
しかたがないのでバスで帰宅する。
[きょうの夕食]
・ブロッコリーとペンネのバター和え
・鶏肉とサツマイモのコンソメ煮
・塩サケのガーリックオーブン焼き
ブロッコリーとペンネを塩茹でして、熱いうちにバターと和える超簡単スピーディー料理。
ビネガーをかけるとホットサラダ感覚で食べられる、オススメの一品。