Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

日本人を感じる瞬間

2011年03月24日 | Life


明日が卒園式のQ保育所へ予行を見にいく。
カメラの設定はISO400で絞りF5.6、シャッタースピード1/60~1/125秒くらい。
SB-800の発光部に純正のオムニバウンスを付け、60度にして天井バウンスさせる。
いつもはこんな感じできれいに撮れるのだが、きょうは異変が起きた。

はじめの10カットくらいは適正露出だったのに、それ以後は上のように超オーバーになってしまった。
いよいよSB-800も寿命か。
ためしにオムニを外して撮ると問題なく適正が出た。
どうやらこのオムニがあやしいことはわかったが、今までこんなことはなかったのになぜ?
原因不明のまま、明日の本番にのぞむ。



夜、妻とゆばのコース料理をたべにいく。
生ゆばのポン酢和えからはじまり、揚げゆばやゆばの鍋もの、グラタン、お吸い物など9種類ものゆば料理に舌鼓をうつ。
ああ、日本人でよかったと思う。
さいごにふきのとうのアイスを出してくれた従業員が「失礼ですが、マツノ先生じゃありませんか?」というのでおどろいた。
彼は12年まえの教え子で、いま役者をめざしてある劇団で活動しているらしい。
静かであまり目立たない生徒だったのに、舞台を演じる人になるなんて。
会計にいくとなんと従業員割引で安くしてくれていた。
ありがとう、そしてがんばってね、Rくん。



ゆば料理店を出てアップルストアへいく。
いま狙っているのは15インチのMacBook Pro。
フォトショをインストゥールしたものがあったので起動させてみると、数秒で立ちあがったのでおどろく。
さすがにクアッドコアは速い。
安い方でいいからほしい。
それはともかく、iPod nanoを見ていると販売員がやってきて操作方法をあれこれ説明しだす。
少し酔っているので調子よく「ほおお、すごーい」などと相づちを打っていると、なんだかホントにほしくなってきた。
説明書には書いていないウラ技を教えてもらい、ますますその気になる。
ああ、やばいやばい。



なんとか衝動を抑え、べつの店へ。
ここは先日わたしが店内とフードの写真を撮った店で、その写真が電飾の看板になって出ていた。
夜に透過光で見る写真って美しいものだ。
店に入るとマスターが顔を覚えていてくれて、「看板のおかげで流行ってます」なんて笑顔でいう。
自分の撮った写真を指さしながら「これとこれ、ください」とオーダーするのもちょっとうれしいものだ。

LX5を革ケースで着飾る

2011年03月23日 | Camera


注文していたLX5用の革ケースが届く。
これは名古屋にあるAki-Asahiという革細工の工房でつくってもらったものだ。
いくつも試作をかさねてできあがった意匠だけあって、カメラとのマッチングは最高。
Aki-Asahiの社長・中村さんのものづくりに対するこだわりが、彼のブログからも伝わってくる。
同じケースでもいろいろな革の種類とステッチの色が選べるが、わたしのオーダーしたものは「ダークタン」というヌメ革を手で染めたものだ。
使っているうちにこげ茶色が徐々に色落ちして飴色みたいになってくるらしい。
萩焼のように七色に変わっていくのかな。
けっこういい値段だけど、こうして着飾るといっそう愛着がわく。



半月ほど使ってみて、このカメラの使い方がだんだんわかってきた。
わたしの場合、日常の記録がおもな役目なので、あまり難しいことは考えず露出は「P」モードだ。
ただし露出補正は右肩のダイヤルでこまめにおこなう。
このカメラは開放F2の明るいレンズが付いているので、できるだけ絞りを開けてISO感度が低くなるようにプログラムされているようだ。
もっとも開放絞りでもイメージセンサが小さいので、フルサイズ機やAPS-C機のようには背景はボケない。
ボケ味をたのしみたい人はシグマDP2やフジX100のようなカメラがいいと思う。
おっと、ライカX1ならもっといい。バカ高いけど。

それからカメラを構えてレンズの左側にあるフォーカス切替のスイッチはとても便利だ。
1段階スライドさせるとマクロモードに、2段階だとマニュアルフォーカスに簡単に切り替えられる。
だいたいのコンデジは背面の小さなボタンを3~4回押したり、メニューの中に入っていたりして面倒な操作を強いられることが多い。
この切替スイッチの優れている点は電源がOFFであっても視認できることだ。
いまどんな設定で撮っているかがすぐに判って、すぐに切り替えられるというのがありがたい。
机上だけの設計ではなく、じっさいに撮影している人の設計だろう。

ついでにいえば、レンズの上側にもスライド式のアスペクト比切替スイッチがある。
これも上に書いたように簡単に切り替えられて便利なのだが、わたしは「3:2」でしか撮らないので、逆に動くと困るからセロテープで止めてある。
モードダイヤルも同様に「P」から回らないようにテープ止めしてる。
今どきのコンデジは多機能すぎるので、自分なりに機能を限定するくらいでちょうどよい。

ちなみにわたしの使ってきたコンパクト機のなかで一番優れていたのは「ピッカリコニカ」ことコニカC35EFである。
今なら500円くらいで使えるものが売ってるんじゃないか。
そういえば、ダム建設によって水没した徳山村を記録しつづけた増山たづ子さんが、このカメラを使っていたなあ。
あの写真集はとてもよい。



[きょうの夕食]
・鶏もも肉の南蛮漬けとエビフライ
・きんぴらごぼう
・タコとナスの煮もの
・オクラとパスタの温サラダ

LX5よ、そんなに写っていいのか

2011年03月22日 | Camera
きょうは6ビット改造したエルマリート28ミリをM8に付け、LX5といっしょに撮り比べてみる。
28ミリは35ミリ換算で約37ミリの画角になるので、LX5も35ミリに合わせて撮る。
左がM8、右がLX5で撮ったもの。



エルマリートの色調はやや暖色が強く、こってりとした色に見える。
LX5のピクチャースタイルは「スタンダード」だが、こうして比べてみると意外にあっさりした色調だ。
コントラストは明らかにエルマリートの方が高く、黒のしまりがよい。



旗の色を見ると、今度はエルマリートよりもLX5の方が鮮やかに見える。
コントラストはあいかわらずエルマリートの方が高いので、空は飛び、暗部はつぶれぎみだ。
LX5の方が全体的にうまく再現できている。



錆びたドラム缶と水の質感描写はどちらもよく写っている。
さらに拡大した部分を見ると、LX5の方が細部まではっきり写っているように見える。
だがコントラストの高いエルマリートの方が全体のシャープ感は高い。
見た目のシャープ感とじっさいのシャープネス(解像度)とはちがうということがよくわかる。



さいごに金属やぬれたビニールなどの表現だが、これは互角といっていいだろう。
なにも聞かずに両者を見せられると、エルマリートとLX5の区別のつく人はいないと思う。
LX5がこんなに写ってしまうと、M8の出番がなくなってしまうではないか。
パナソニックおそるべし。



[きょうの夕食]
・きんぴらレンコン
・豚テキのニンニクソースかけ
・子持ちカレイとズッキーニとセロリのワイン煮

ニンニクソース:酒・砂糖・醤油大さじ各1、みりん・オイスターソース小さじ各1、水大さじ2、塩・こしょう少々を豚テキをソテーしたフライパンで温める。(3人分)
ニンニクはソテーするときに炒めたものを取り出しておき、ふたたびソースに入れる。

6ビット改造でレンズ資産を生かす

2011年03月21日 | Camera
いつもどおり6時に目が覚め、雨のなか愛犬アルタと散歩に出る。
朝食のおかずはウインナーとズッキーニと玉ネギを炒め、卵でとじる。
ぼんやりニュースを見ていると、猛烈に眠くなってそのまま2時間近く寝てしまう。
1週間の疲れが噴き出してきたようだ。

ゆっくりとストレッチをして、2週間ぶりにジョギングに出る。
顔をぬらす雨はあたたかい。
せめてこのまま春になれと切に願う。



3月のはじめに6ビット改造に出していたレンズができあがったので、きのう心斎橋のライカショップへ取りにいった。
何度も書いているように、6ビットコードとはライカM8やM9のボディにレンズの種類や焦点距離の情報を伝えるためのものだ。
同じズミクロン50ミリでもつくられた年代によって6種類もあり、レンズ構成や硝材がちがうため、出てくる絵がちがうという。
フィルムライカの時代はそのちがいが「レンズの味」としてライカ愛好者をたのしませたわけだが、デジタルライカではシアンドリフトや入射角度による周辺減光といったデジタルならではの問題をカメラ内部で画像処理してしまうので、より正確にちがいを味わうことができる。
つまり6ビットコードによって、それぞれのレンズの持つ性能を最大限に引き出すことができるのだ。

わたしの使うズミクロン50ミリとエルマリート28ミリはどちらも今から25年ほどまえにつくられたレンズであるが、そんなレンズでも最新技術に対応してくれるのがライカのすごいところだ。
古いレンズ資産を有効に使うという姿勢は、国産のカメラメーカーにも見習ってほしい。
(そういう意味ではコシナという会社はすばらしいと思う)



さて、6ビット改造した28ミリを付け、レンズ検出を「入;UV/IR対応」にして撮影してみる。
はたしてinfo画面に焦点距離が表示され、みごとにシアンドリフトは解消された。
逆に補正が効きすぎているように見えるのは自動RAW現像のせいか。
最適な撮影条件を探っていく必要がありそうだ。



[きょうの夕食]
・肉ジャガ
・クラッカーとチーズ
・小エビとレタスのチリソース炒め
・小アジの南蛮漬け

最近どうも酒量が増えている気がする。
熟睡できないのはそのせいかもしれない。

1枚の写真が希望につながる

2011年03月20日 | Camera
昨夜のニュースで、ある被災者が津波で押し流された家屋のなかから1枚の写真を見つけ、泣きながらよろこんでいる場面があった。
それはわが子の写っている写真だった。
その人は「記憶というのはどんどん薄れていってしまうけど、この写真さえあればもう大丈夫」というようなことを言っていた。
悲惨な状況下で家や財産を失っても、人は思い出というものを大切にするのか。
そして1枚の写真がその人を癒したり励ましたりするという事実が、わたしの胸をあつくした。

この間、ここでなにを書けばいいのかを考えてきたが、答えはなかなか見つからない。
もとより備忘録としてはじめたこのブログで、そんなに有効なことを発信できるわけもなく、あまり格好をつけないでふだんどおりでいこうと思う。
写真やカメラや料理のことを書くことで、回りまわってだれかの気持ちが癒されればうれしい。
というわけで、今までどおりおバカな記事を書いていくことをご容赦いただきたい。



以前、ライカD-LUX5とルミックスLX5とのちがいを書いたことがあるが、じっさいの写りがどのくらいちがうのか気になっていた。
きょう、D-LUX5のためし撮りの機会を得たので、先日買ったLX5と撮り比べてみた。
以下、左がD-LUX5で右がLX5で撮ったカット。
ピクチャースタイルは両機とも「スタンダード」、露出は「P」モードですべて-1/3EVの露出補正をしている。

[シャープ感]と[ボケ味]
 
[色調]と[暗部のノイズ]
 
[歪曲収差]
 

両機は同じレンズ、同じイメージセンサだが、映像処理エンジンがちがうと思っていた。
だが上のカットからは大きなちがいを見出すことはできない。
微妙に露出(シャッタースピード)がちがうのは、AFロック時のフレーミングがほんの少しずれたためだと思われる。
一番下の銅像のカットを見ると、ホワイトバランスの傾向がややちがう気もするが、ライカらしい絵はむしろLX5の方なのがふしぎだ。
いずれにしても画像のクォリティは両機とも非常に高いので、すっきりとしたデザインとライカマークが好きな人は迷わずD-LUX5を、ライカと同等の画質でコストパフォーマンスを重視する人はLX5を選ぶのがいいと思う。