Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

エアインディアの出発が遅れたワケ

2011年05月12日 | Life
インド旅行2日目。
ようやく長い夜が明ける。
バラナシ行きのチェックインを済ませ、あとは出発ゲートのまえで待つだけだ。
ほっとしたためか、急に睡魔が襲ってくる。
何分かたって目を覚ますと、ゲートはまだクローズのまま、まわりの人も動く気配はない。
またうとうとしていると今度は自分のなまえがアナウンスされているのに気づく。
「バラナシ行きAI406便にご搭乗のマツノ様、急いで29番ゲートにお越し下さい」(ホントは英語です)
あれっ、31番ゲートじゃなかったのか?
搭乗券にはたしかに31番と記載されているが、なにかの都合で変更になったのだ。
よくあることだが寝てるうちにアナウンスを聞きもらしたらしい。
あわててバッグを担ぎ、29番ゲートへ走る。
なんとか搭乗することができたものの、わたし以外の客はもう着席して出発を待っていたので気まずかった。
わたしのために30分も出発が遅れたのだ。ごめんなさい。



そんな失敗をしながらも無事バラナシに到着。
タラップを降りると、いきなり猛烈な日射しと暑さだ。
空港からバラナシの中心地までけっこう離れているのでオートリクシャーで行こうと思ったのだが、なぜか2~3台しか停まっていない。
あとはタクシーばかりだ。
リクシャーの運転手に声をかけてみたが、すべて予約車のようで断られる。
しかたないので空港の外で流しのリクシャーを拾おうと思い、幹線道路の方へ歩きだす。
まもなくタクシーの客引きがやってきて、リクシャーよりもタクシーで行けとしつこく誘う。
「500ルピーなら乗ってもいい」と値段交渉すると、しぶしぶOKしたのでこれに乗る。
500ルピーというのはオートリクシャーの相場だから、本当はもう少し高いはずなのだが。



12年前はじめてインドへ行ったときとはちがい、値段交渉のすべを多少は心得たので、相手の言い値で乗り物に乗ったり、買い物をしたりはしない。
だが、ほとんどが表示価格どおりで買い物できる日本の生活からすると、いちいち交渉して値切らないと損した気分になるのが面倒くさすぎる。
この先1週間、毎日このやりとりがあるのかと思うとうんざりするなあ。

ガンジー空港の長い夜

2011年05月11日 | Life
インド旅行1日目。
関西空港を15時に離陸し、約3時間で香港に着陸。
1時間半後、ふたたび香港を出発し、インドのガンジー国際空港に着いたのが夜中の12時半(現地時間は午後9時)だ。
さらにここから国内線に乗り換えてバラナシへ飛ぶ。

だがバラナシ便の出発は明朝の11時で、いまから14時間後なのである。
それならばいったん空港を出て、デリー市内に宿をとって横になればいいのだが、12年まえにここを訪れたときのことがよみがえる。
プリペイドタクシーに乗って予約していた宿へ向かうと、途中で道がわからなくなり、ものすごく時間がかかったうえ、降りるときに「夜間料金を払え」と法外な金額を請求され、ドライバーといい合いになった。
いい合いというより、なにをいってるのかわからなくて、宿のまえで途方に暮れたという感じ。
今回はもうそんな面倒なことはせず、空港の待合室で寝ようと考えた。



でも待合室のイスはひじかけが付いていてうまく横になれない。
わたしの目のまえにエビのような格好をして寝ている人がいたが、わたしにはちょっと無理だった。
座ったまま朝まで寝たり起きたりをくりかえす。
このようにしてインド旅行1日目は過ぎていく。



夜たべたエアインディアの機内食(もちろんエコノミークラス)

この空はインドの彼方へつづく

2011年05月10日 | Life
D小学校の遠足で奈良へ行く。
天気予報では雨だったのに、ほとんど降らなくてよかった。
おかげで集合写真もスナップ写真もたくさん撮れた。
奈良公園のシカのいる場所で働いているEさんと久しぶりに会ったら、やはり震災の影響で修学旅行や遠足、それに外国人の観光客がずいぶん減っているとのこと。



夕方帰宅して、あしたからのインド行きのパッキングをする。
向こうは真夏なので、2日分の着替えと洗濯石けんとロープさえあればいい。
キャスター付きのカバンとリュックだけで十分だ。
あとはガイドブックの必要なページだけ切り取ってテープで貼ったものと、電子辞書、それに暇つぶしの本。
前回インドへ行ったときは遠藤周作を持っていったが、今回は藤沢周平だ。
日本を離れるととたんに日本的なものが恋しくなるのを計算しての選択。

肝心カナメのカメラはライカM8と交換レンズ3本(21、28、50ミリ)、それとルミックスLX5を持っていく。
危険なにおいのするところではM8は使わず、LX5で撮るつもりだ。
四切プリントくらいならLX5でも十分。
どんな風景が待っているのか、とてもたのしみである。
向こうではたぶん日本語の使えるネット環境がないと思うので、帰国予定の18日までブログの更新はできないと思う。



[きょうの夕食]
・ブロッコリーとペンネのサラダ
・鶏もも肉の照焼き
・大根の葉のきんぴら
・大根なます
・豚肉とくずきりのピリ辛炒め
・小エビのてんぷら

1週間つくれないので、今夜ははりっきて6品つくった。

自然体でいくということ

2011年05月07日 | Life
午前中、B音楽教室の発表会の打ち合わせ。
なにかの都合でいつもの場所が変更になったので、ホールの広さや照明の強さ、それと集合写真の撮影場所などを確認する。
おどろいたことに場内にはテーブルが置いてあって、その周りに座って軽食を食べながら発表を聞くらしい。
30周年の記念発表会ということで、そのような段取りになっていた。
なのでテーブルとテーブルとのあいだに三脚を立てると、うしろの席に座る人たちのジャマになるので、左右の空きスペースか、一番うしろから撮らねばならない。
これはやっかいだ。
本番は明日、どうなることやら。



東京へ単身赴任しているCさんが大阪に帰省していると電話があったので、午後から久しぶりに会う。
じつに5年ぶりか。
2人で心斎橋のアートスペースSixでやっている中平卓馬写真展「キリカエ」を見にいく。
プロヴォーク時代から森山大道氏といっしょに日本の写真界(そして写真評論界)を牽引してきた中平氏であるが、彼の写真をじっくり見るのははじめてだ。
年齢を感じさせないその新鮮な視線がギャラリーの壁面全体からムンムンと漂ってくる。
そしてわたしの目を射抜いたのは赤の色だ。
この色はデジタルではなかなか出ない色で、まさしくネガカラーの発色である。
受付のよこに置いてあるDVDのモニタに映る中平氏の手には、予想どおり古いニコンの一眼レフが握られていた。
目についたものを片っ端からカメラに収めていく、そんな感じの作品で、写真どうしの関連性やテーマといったものはない。(いや、深い部分でのテーマというか、つながりはきっとあるのだろうが、わたしにはわからない)
とにかく大きな壁面が直貼りプリントで埋め尽くされているので、その空間に立っていることが心地いいのである。
ギャラリーを出て、近くの喫茶店で近況を話し、Cさんと分かれる。



長堀の交差点でデモ隊に出会う。
いったいだれが音頭をとっているのかわからないが、昔の労組主体のデモ行動とはまったくちがった、ずいぶん気楽な感じのするデモンストレーションだ。
シュプレヒコールもいろんな鳴りものとの掛け合いで、すこぶるノリがいい。
本当に大切なことを発信するときには、このくらい肩の力がぬけた感じがいいのかもしれない。
子連れの家族やお坊さんまでいて、原発反対の思いは広がっている。
心斎橋から難波までデモ隊といっしょに歩く。
(帰ってしらべたら、「5.7脱原発サウンドデモ」という行動で、東京と神戸も同時開催していた)



[きょうの夕食]
・キュウリとタマネギのサラダ
・ヒラメとタコのワイン煮
・紅ショウガのてんぷら
・こんにゃくの刺身

GWの課外授業その2

2011年05月06日 | Class
わたしの大型連休はきのうでおわったが、学生たちの連休は8日までつづく。
なので、きょうは課外授業の2回めとして靭公園で撮影会をしようと誘ったら、こんなに集まってテンヤワンヤだった。(じつは合成です)
とりあえず4グループに分かれて、グループごとに撮影することにする。



屋外で人物ポートレイトを撮るときのポイントは場所よりも光の選択だ。
いかにきれいな光線を見つけて、そこにモデルを立たせるかがすべてといってよい。
ポートレイトによく使う光線はその状況によって大きく分けると6つのパターンがある。
いずれもレフ板を使って光をコントロールするのだが、このレフ持ちがなかなかむずかしい。
順光でも逆光でも影になってる部分へ光を送りこんで、明暗の差を少なくするのが目的。
いかにもレフ板当てましたという感じよりも、効いてるか効いてないかわからない程度のほんのうす味がいい。
明暗の差がなくなるほど強い光を当ててはいけない。



(左)帽子をかぶった人はどうしても顔が暗くなるので、下からレフ板で少し強めに光を返してやる。
光はいいが、この場所は背景の木がうるさすぎるので、もっとすっきりした場所で。
やっぱり場所もたいせつ。
(中)ズミクロンR50ミリをD300に付けて撮ってみた。
開放だと高輝度の部分がにじんできれい。
背景に光が当たっているのでキラキラしていい感じ。
(右)左目にピントを合わせたつもりが奥ピンになっている。
もうマニュアルでは合わせられないほど視力が悪くなった。ショック
男性はもっと明暗のコントラストが強くてもいい。

撮影会に参加経験のあるAさんが「ポートレイトってくもりの方が撮りやすいのではないですか」と聞いてきた。
たしかに大勢で一人のモデルさんを撮るような撮影会なら、どの方向からでも影の出にくいくもり空がいいかもしれない。
でもくもりの光線はやわらかすぎて逆にメリハリがつきにくいし、フィルムだと色がにごる。
わたしは画面のどこかにキラッと光るハイエストライトが入った写真が好きなので、きょうのような晴れの日の太陽光線の方がいい。
どんな絵がほしいのか、カメラマン(あるいはデザイナー)のイメージによるけど。



午後からくもってきたので、いい絵が撮れなくなった。
光が悪いと結局レンズの力におもねったような醜い写真を撮らざるを得ない。
(上のバラと5/2の植物とのちがいを見よ)
なので14時半に解散する。

[きょうの夕食]
・煮込みハンバーグ
・チーズちくわ
・ツナ缶とペンネのサラダ(写真は撮り忘れ)