Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

今年はキヤノンだ

2012年03月17日 | Life
先日、大阪写真月間2012「写真家150人の一坪展」の展示スペースを決める抽選会があった。
今年は参加者が増えたので、展示が6会場になるそうだ。
多くの人に見てもらいたいので、できれば梅田周辺の3会場(ニコン、キヤノン、アーツ)に当たればうれしい。富士とオリンパスは梅田から少し離れているので、やや集客力に欠けるかもしれない。
そう思いながら箱の中からくじを引くと、今回はキヤノンギャラリー梅田を引き当てた。キヤノンで展示するのははじめてだ。
ここの開催期間は5月31日(木)から6月6日(水)10~18時。ただし最終日は15時まで(日曜日は休館)



抽選会の行き帰りに西梅田の夜景をNikon1で撮ってみたが、よく写るのでまたまた驚く。
上のカットのExifデータを見ると、「ISO400、1/50秒、F2.8」となっている。絞り開放でこんなにシャープに写るのか。
ためしにA4ペーパーに出力してみたら、もう完全に作品として成立するクォリティに達している。おそらくA3ノビでも余裕だろう。
ダブルズームセットまで行ってしまいそうな勢いだ。ヤバい。

それにしてもNikon1のこのナチュラルな色味はどうだ。派手すぎず地味すぎない、ニコンの色だと思う。
まあこれは好みの問題だから、もっと派手な色が好みの人もいるだろう。派手な色が好きな人はソニー、キヤノン、リコー、オリンパス、富士をどうぞ。
地味な色の好きな人はシグマかな。DPシリーズは良いカメラだね。これで作品つくってる人もいます。有名なカメラマンです。
ニュートラルな色ならニコンとライカとパナソニック。ただし、あくまでもわたしの主観なので絶対ではない。(あれっ、ペンタックスは?)

ネオパン100アクロスを彷彿させる

2012年03月15日 | Camera


Nikon1 V1でなんばの高島屋を撮ったら、とてもよく写っているので驚いた。
きょうはRAWモードで撮影して、ニコンキャプチャーNX2でやや暗めに現像し、さらにコントラストを付け、空を少しだけ落としてみた。
12ビットデータなのでトーンジャンプのない、非常につながりのよい階調で、まるでブローニーで撮ったような滑らかさがある。
それに1インチセンサーとは思えないほど解像力が高いので(1010万画素なのに!)、このカメラは中判カメラ以上のポテンシャルがあると思う。

この絵をじっと見ていると、ハイライト部の粘りがかつてよく使った富士フィルムのネオパン100アクロスに似ているような気がした。
なつかしい記憶だがわずか5年ほどまえのことか。
一度、A3くらいのペーパーにプリントしてみるのも面白いかもしれない。



こちらはJPEG撮って出し画像。つながりのよい階調はJPEGでも同じ。So beautiful, Nikon1!

割り切った設計思想

2012年03月14日 | Camera
今どきのコンデジは、ちょっとまえの一眼レフ機よりも多機能だ。

たとえばニコンのCOOLPIX P7100というカメラは見た目からしてすごい。
まずダイヤル類がやたら多い。カメラ正面に1つ、トップ面に3つ、背面にも2つ(視度補正も入れたら3つ)付いている。
ボタン類は多すぎて数えきれないほどだ。
だけど人間の手の大きさはだいたい同じなんだから、ダイヤルやボタンもそんなに小さくできない。それらを小さなカメラに盛りつけるのはデザイン的にちょっとムリがあると思う。

また撮影のメニューも覚えられないほど多い。P7100には「スペシャルエフェクト」などというフィルターメニューがあって、まあとにかくおもしろい写真が撮れる。ニコンは”表現の幅を大きく広げる多彩な画像効果”と謳っているが、はたしてどれだけの人がこれを使うのかは疑問だ。
はっきりいって、これは写真表現とは無関係なことだ。素人さんはよろこぶかもしれないが。



それに対して、Nikon1 V1の割り切った機能やデザインはわたし好みだ。
当然スペシャルエフェクトなんて付いていないし、ダイヤルだって背面に1つだけ(それもわたしはテープで固定してる)。
ポップアップのストロボも付いてなければ、背面モニタもチルトしない。露出モードさえメニューから設定するのでダイヤルはない。

少々疑問なのは「F」ボタン。通常の撮影モードでこれを押すと、機械式シャッターか電子式かを選ぶ画面が出てくる。それだけ。
これをたびたび変更するようなことはありえないので、ファンクションボタンとしてべつの機能に割り当てられるようにしてほしい。それこそ露出や画質のメニューが一発で呼び出せた方がいい。これはファームウェアの更新で改良できるだろう。

それにしてもNikon1とCOOLPIX P7100とは同じメーカーなのに、ずいぶんと性格のちがうカメラだ。
どちらを選ぶかは好みの問題だが、どちらも半年前に出たばかりなのに半値くらいになってるからお買い得。



お昼に入った「街かど屋」の日替わりのサービスランチ。このボリューム(ごはんおかわり自由)で580円!

視覚のリハビリテーション

2012年03月13日 | Camera


去年の9月にニコン1が登場したときに、わたしは「あまり特徴のない、無骨な感じの意匠」で「購買意欲は高まらない」「いったいどんな酔狂な人が買うのだろうか」などと軽口をたたいていた。
だが半年が経ち、いろんなメーカーからさまざまなカメラが発売されたが、結局、わたしの手元にやってきたのはこの「ニコン1 V1」であった。まずはこれを見ていただきたい。



お昼すぎにカメラが届いたので、近所を2時間ほどうろうろしながら約130カット撮ったうちの3枚。すべてプログラムオート(露出補正なし)で撮った。
忠実な質感描写と誇張のない色調、それに自然なパースとよく補正された歪曲収差。この10ミリレンズの描写は悪くない。周辺がやや流れるのはご愛嬌か。
このカメラの最大の特徴である電子ビューファインダー(EVF)は非常によく見える。液晶モニタは明るいところではほとんど役に立たないが、このEVFがあればまったく問題なく撮影できる。やっと実用になるものが出てきたという感じだ。
きょうは液晶モニタをオフにしたままEVFだけで撮影してみたが、これがサクサクと非常にテンポよく撮れるのでじつにたのしかった。こんな気分になったのは、GR1やクラッセS以来ではないだろうか。

それと無骨なデザインだとこき下ろしたけど、じっさいに使ってみるととても手によくなじむ、持ちやすい形であった。とくにトップにファインダー以外の突起物がなくフラットなのがいい。
そしてわたしが最も気に入っている点は、そのずっしりとした重さなのである。富士フィルムのX三兄弟には最後に裏切られたのがこの「重さ」であった。もうくり返さないが、カメラの重さ(比重)はその存在感としっかり結びついているのだ。
ただ一つ困ったことは、背面の撮影モードダイヤルが知らぬ間に動いてしまうことだ。いざ撮ろうとしたら「スマートフォトセレクター」などというモードになっていて、勝手に20枚も高速連写してしまう。このモードもうまく使えばおもしろい絵が撮れるだろうが、わたしには余計なお世話としか思えない。
帰宅してすぐテープで貼ってダイヤルを固定する。これでよし。

ダブルズームのセットも販売されているが、しばらくはこの10ミリ(35ミリ換算で27ミリ)を使おうと思う。最近、標準レンズばかりで視覚を甘やかしていたので、こいつでリバビリせねば。

3.11に走る

2012年03月11日 | Life
きょうは宇陀シティマラソンで10キロマラソンを走る。
5時すぎに起床して軽く朝食をとり、6時半すぎに家を出る。
宇陀市というのは名張の一つ手前の榛原なので、もうほとんど三重県に近い。近鉄急行に乗って約1時間の場所だ。



8時すぎに会場に着き、ゼッケンとRCチップを受け取る。RCチップというのは3センチくらいの丸い形をした小型発信器だ。
大きな大会になると、スタートの号砲がなってもスタート位置にくるまでに数分かかることがある。このチップをシューズに付けておくと、その人がスタートラインを通過した時点から計測がはじまるので、正確なタイムがわかるというしくみ。

会場横のグランドで入念にストレッチをして、ゆっくりとジョギングして身体をあたためる。10分まえにスタート場所へ。
9時35分スタート。
ものすごい勢いでみんな飛び出していくが、わたしは自分のペースを守って抑えめにいく。あんなスピードじゃ、10キロももたない。
はじめの1キロを4分40秒で通過。よし、ちょっと速めだが、なかなかいいタイムだ。このペースでいけば50分は切れるぞ。
その後も1キロ4分30~45秒くらいのペースで順調に走る。



が、5キロをすぎたところから、コースがアップダウンの多い山道になる。そんなに勾配はきつくないのだが、登っては下りまた登るをくり返すのでかなりきつい。まるでインターバルトレーニングのようだ。
でもきょうは下り坂では足がうまく回転し、ほとんど力を使わずに楽に走れるので、登りでロスしたタイムとエネルギーを下りで取り戻しながらどんどん走れた。先週の六甲山での練習が功を奏したのかもしれない。
「あと1キロ」で腕時計を見たら42分だったので、これはいけると確信した。もうあとはとにかく腕を振り足を前へ前へと運ぶ。



やりました。46分17秒!
きついコースだったけど、目標タイムをクリアした。
ゴール後、RCチップを返却し本部テントまでいくと、ボランティアらしき中学生が「お疲れさまでしたあ」と笑顔で完走証を手渡してくれた。町ぐるみで大会を運営してる雰囲気があっていい感じ。
そのうえ「具だくさん豚汁」までサービスしてくれて、身も心も温まる大会であった。