写真展は5日目。
きょうは土曜日なので、夕方までにたくさんの来廊者があった。
写真学校の卒業生のEさんとFさんが来てくれた。遠いところからありがとう。
卒業して5年も経つのに、学生のころの印象とあまり変わらないね。
でもEさんはもう結婚して名前も変わっているので、時間はたしかに進んでいる。
Fさんはある写真のコンペで優秀賞をとって、来月、京都でその写真展をするという。卒業しても自分の写真を撮りつづけているんだね。うれしいなあ。
写真ってだれでも撮るし撮れるのだけど、それを作品としてまとめる(あるいは発表する)には、またべつのエネルギーが必要だ。
単にSNSにアップしたりシェアするだけでは作品にはならない。
けっこうな時間とお金をかけて、作品をつくりつづけるには、強いモチベーションと意志がいる。なにかを犠牲にしなければならないことも多い。
わたしの場合、もういい歳なので、あれこれ手を出して中途半端なことをしている時間はないということだが、なによりも写真が好きだという単純な理由によるところが大きい。
視覚的な表現のなかで、これほど寡黙でかつ饒舌なものはない。いろんな表現とクロスオーバーできる一方、写真だけで完結できる強さもある。そして、やってもやっても底なしで正解というものがないのも、やめられない理由のひとつ。こんなおもしろいものはないでしょう。
彼女たちと入れ替わりで、仕事仲間のGさんが来られた。
Gさんはわたし以上にカメラ好きで、今まで使ってきたカメラはだいたい保管してあるそうだ。レンズも相当あるのだろう。
わたしの作品を観てもらったあと、ギャラリーのとなりにある喫茶店で少し話をする。
そういえば、先日飲みに行ったときに、遊び用のカメラを買うといってたけど、「もう買ったのですか?」と聞くと、彼はカバンの中からオリンパスのペンE-P5を取り出した。わっ、もう買ってる。
レンズは明るい方の17ミリF1.8が付いていて、金属のフードがかなかなカッコいい。
ほかに交換レンズを2本とマウントアダプターを3個も買ったという。
どんなマウントかと聞くと、キヤノンFDとニコンF、それにコンタックスGだ。
それぞれのレンズを取っかえ引っかえE-P5に付けて写しているらしい。おもしろそう。
ところでブルームギャラリーはやわらかい外光が入って昼間はとても明るいのであるが、外がだんだん暗くなってくると、ギャラリー内のハロゲンライトが際立ってくる。
昼間とはまたちがった見え方になって、それがなかなか美しい。
閉廊まぎわに来られたお客さまが、ステートメントを読んで、こんなことをいった。
「難しいテーマですね。ふだんからこんなことを考えているのですか」
はい、と答えると、それ以上のリアクションはなかった。この3ヶ月間、毎日のようにテーマというか、ステートメントを考えてきたので、ウソではない。
だけど、ふつうの人から見れば、「崩壊と再生」とか「諸行無常」なんて考えてるヤツは、やっぱりおかしいのかもしれない。
きょうは土曜日なので、夕方までにたくさんの来廊者があった。
写真学校の卒業生のEさんとFさんが来てくれた。遠いところからありがとう。
卒業して5年も経つのに、学生のころの印象とあまり変わらないね。
でもEさんはもう結婚して名前も変わっているので、時間はたしかに進んでいる。
Fさんはある写真のコンペで優秀賞をとって、来月、京都でその写真展をするという。卒業しても自分の写真を撮りつづけているんだね。うれしいなあ。
写真ってだれでも撮るし撮れるのだけど、それを作品としてまとめる(あるいは発表する)には、またべつのエネルギーが必要だ。
単にSNSにアップしたりシェアするだけでは作品にはならない。
けっこうな時間とお金をかけて、作品をつくりつづけるには、強いモチベーションと意志がいる。なにかを犠牲にしなければならないことも多い。
わたしの場合、もういい歳なので、あれこれ手を出して中途半端なことをしている時間はないということだが、なによりも写真が好きだという単純な理由によるところが大きい。
視覚的な表現のなかで、これほど寡黙でかつ饒舌なものはない。いろんな表現とクロスオーバーできる一方、写真だけで完結できる強さもある。そして、やってもやっても底なしで正解というものがないのも、やめられない理由のひとつ。こんなおもしろいものはないでしょう。
彼女たちと入れ替わりで、仕事仲間のGさんが来られた。
Gさんはわたし以上にカメラ好きで、今まで使ってきたカメラはだいたい保管してあるそうだ。レンズも相当あるのだろう。
わたしの作品を観てもらったあと、ギャラリーのとなりにある喫茶店で少し話をする。
そういえば、先日飲みに行ったときに、遊び用のカメラを買うといってたけど、「もう買ったのですか?」と聞くと、彼はカバンの中からオリンパスのペンE-P5を取り出した。わっ、もう買ってる。
レンズは明るい方の17ミリF1.8が付いていて、金属のフードがかなかなカッコいい。
ほかに交換レンズを2本とマウントアダプターを3個も買ったという。
どんなマウントかと聞くと、キヤノンFDとニコンF、それにコンタックスGだ。
それぞれのレンズを取っかえ引っかえE-P5に付けて写しているらしい。おもしろそう。
ところでブルームギャラリーはやわらかい外光が入って昼間はとても明るいのであるが、外がだんだん暗くなってくると、ギャラリー内のハロゲンライトが際立ってくる。
昼間とはまたちがった見え方になって、それがなかなか美しい。
閉廊まぎわに来られたお客さまが、ステートメントを読んで、こんなことをいった。
「難しいテーマですね。ふだんからこんなことを考えているのですか」
はい、と答えると、それ以上のリアクションはなかった。この3ヶ月間、毎日のようにテーマというか、ステートメントを考えてきたので、ウソではない。
だけど、ふつうの人から見れば、「崩壊と再生」とか「諸行無常」なんて考えてるヤツは、やっぱりおかしいのかもしれない。