Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

何を撮ればいいのか

2015年07月03日 | Life
「最近、一眼レフで撮りはじめましたが、取り扱いが難しくて、カメラを持ち出して写真を撮るのが大仰に感じてきました。そして何を撮ったらいいのか、わからなくなってきたのです」
と知人のTさんからメールがきたので、わたしはつぎのように返信した。
「写真ってまず自分がたのしむことが一番です。日常の生活のなかできれいだと感じたもの、すてきだと思ったことを自由に撮ればいいのです」
「カメラの操作が難しいと感じたら、プログラムオートで撮ればいいでしょう。とにかくシャッターを押すことです」



そもそも写真を撮るということは、撮ったその写真をどうするのかという目的がある。たとえば婚礼写真にせよ、学校アルバムの写真にせよ、それがどこでどう使われるのかははっきりしている。わたしたちプロカメラマンはその目的というか、依頼者の注文に合わせて撮るのが仕事なのである。わかりきったことですが。
なので、わたしのまわりには仕事以外ではほとんど写真を撮らないという人がけっこういる。展覧会をするとか、なにかのコンテストに出品するという目的でもなければ、プロはふだん写真なんて撮らないのである。

一方、趣味で写真を撮っている人、つまりアマチュアカメラマンはいったい何のために写真を撮るのか、その部分がとても大切だと思う。
SNSにアップするとか、だれかにプレゼントするとか、フォトブックをつくるとか、グループ展をするとか、なにか明確な目的・目標がなければ、だんだんマンネリ化してきて、やがてスランプに陥ったりするだろう。
でもアマチュアはそれでいいと思う。なにを撮ったらいいのかわからないという人は、べつにムリして撮らなくてもいい。撮りたくなったら撮ればいいだけのことだ。

趣味なのだから、いつやめたって自由なのである。(仕事だって、いつ辞めても自由さ)
それくらいの気持ちで気楽に撮ればいいと思います。

日常のなかの奇跡

2015年07月01日 | Photography
今年も半分がおわった。きょうから後半戦である。



3月まではグループ展(写真茶話会RR展)の準備などで多忙をきわめた。
会期中に出品者とその作品を撮影し、後日1冊のフォトブックにしてみなさんに贈ったらずいぶん喜んでいただけた。
それから、バイク好きの仲間たちとツーリングに行き、そのときの写真もブックにしたら、またまた喜んでもらえた。
写真はそのときのたのしい気持ちや思い出を写しこむことができるので、きれいにまとめてプレゼントすれば、いい記念になりますね。

そんな経験から、日ごろわたしが仕事以外で撮っている写真をフォトブックにして、自分自身に贈るというアイデアが浮かんだ。名付けて「ギフトシリーズ」。
プレゼントではなくて、ギフトにしたのは、天からの贈りもの、つまり写真の神さまからの贈りものという意味をこめている。
自分が撮った写真ではあるが、その被写体とその瞬間を出現させたのはわたしではなく、写真の神さまなのである。わたしはただシャッターを押しただけ、撮らせていただいただけなのです。

そういう気持ちで撮った写真を見なおしてみたら、自分の日常で起きている小さなできごとも、なにかすべて用意されて与えられたものなのかなと感じるようになった。
その些細な事件(あえて事件といいます。奇跡と言いかえてもいい)を象徴するような美しい写真をならべていくと、フォトブックはかんたんにできあがった。



このフォトブックはネットで画像をアップロードし、編集していくものだ。編集といっても凝ったレイアウトはできなくて、1ページに1画像だけ。タテかヨコの選択はできる。ブックの大きさはA4判、ページ数は22ページなので表紙も入れて23カット、見開きで1枚を大きく見せる場合はその分カット数は減る。1冊なんと540円(税込)。送料はメール便で送れる冊数(たぶん7冊くらい)まで93円です。

4月からの3ヶ月でギフトシリーズは10冊に達した。きょうもまた写真の神さまはわたしに奇跡を見せてくれるだろう。このペースでいくと今年中に30号までいってしまうわ。