11月8日(土)岩櫃山(群馬県:日本百低山)を歩いてきた。
吾妻(あがつま)線沿線、榛名山の西麓に聳える200mの
礫岩
の壁が異様をはなつつ岩櫃山を歩いてきた。
礫岩独特の尖った岩峰は、ゴシック様式の尖塔を思い起こさせる。
礫岩:堆積岩で、礫(小石・つぶて)が河川あるいは浅海に堆積して、砂等とともに
膠着・固結したもの。
:郷原駅
10:15 登山口の吾妻線郷原駅、横浜から鈍行の移動で4時間弱かかった。
天候は、
を想定していたので、うれしい
誤算だ。
:map
密岩通り~岩櫃山頂~沢通りを下り、群馬原駅まで歩くコース。
(ここでは登山道を”通り”と言う)
:ゴシック大聖堂岩櫃山
南面は200mの絶壁、
奇岩・
怪石からなる山容は、ゴシック様式を想起させる?
:密岩通り登山口
郷原集落を抜け、ゆるやかな坂道を歩いて、10:50 登山口に。
:シンプルな表示
杉林を抜け、急登の
涸れ沢を上りつめて行くと
巨
岩が次々と現れる。
真っ盛りでした・・・。
:鞍部
11:15 鞍部に、しばし休憩。
:登山道
落ち葉の堆積した登山道、足元は
油断ならない。
:大岩壁
右手頭上には大岩壁がのしかかるようにせまる。
:天狗の架け橋入口
大きな岩の間を縫うように、木の根を手がかりに登っていく。
まさに攀じ登るという表現が正しいか。
北側は切れて谷になっているので緊張はいやがうえにも
高まる。
:天狗の架け橋
11:20 「天狗の架け橋」に、小さいブリッジ状の岩で長さ3m、幅は60cm程度
礫岩の小石が表面に出ており平らではないのでかなりスリリングだ、
立って渡るのは危険なようだが、全員が立って渡った。
(蛇足だが天狗は歩かないで、
跳ぶと思うのだが)
:岩稜の登り
それよりもこの後に続く、両側が切れ落ちた岩稜の登りが危険だった。
鎖が2本あり、それを頼りに登るのだが今日一番緊張した場所だった。
:
デンジャラス
:岩櫃山
初めて姿を見せた山頂。
:洞窟
洞窟を抜け。
:岩稜
再度、鎖で岩稜を登ると。
岩の洞窟を抜け岩稜を登ると、山の南側に出る。
郷原駅から見上げた岩峰の上に居る。
郷原集落が、眼下にジオラマのように展開し、”赤岩通り”の赤岩が上から見てとれる。
:山頂直下
岩峰際に架けられた鎖の手摺をたよりに、岩を回り込むと山頂への鞍部に。
先行した登山者が全員降りるのを待って、ザックをデポし山頂への岩稜を、登る。
11:45 岩櫃山頂へ。 眺望は360°確保されている。
:北峰(仮称)
上信越から関東の主な山が一望できる。
榛名山・妙義山・浅間山・小野子三山、近場では昨年登った嵩山が真近にある。
:小野子三山
:榛名山塊
:遠く浅間山
:グミを食べる
山頂で恒例のセレモニーを終え下山、昼食の場所を求め、北峰(仮称)へ、
青空の下昼食。地元の山ガール2人と話をしながら束の間の時間を楽しんだ。
:岩櫃山
北峰から見る岩櫃山頂。
:北峰
北峰から見た”下界”
:天狗の手?
群馬原町駅をめざし下山。
涸れ沢を下るのは登りと一緒、大きな朴の葉が目立つ。
:分岐
12:45 赤岩通り分岐(郷原駅へ戻る)を過ぎ、杉林を下る。
左右の岩壁が迫った不思議な谷間に入る。
ゴシック“岩櫃大聖堂”の回廊か?自然の造る造形美には感心する。
:一本松登山口
13:00 岩櫃城址を右に見て、雑木林を下り、13:10 一本松登山口へ無事下山。
:岩櫃城蹟の説明(寄らないで降りてしまった)
:10月桜 :ツリフネソウ :山茶花
数好くない花たちです。
次の歩程は”岩櫃城温泉くつろぎの湯”を目標に下る。
吾妻線は1本/1時間のローカル線、14:42に乗る予定。
舗装道路を歩く、周囲の木々は紅葉最盛期といったところだが、
それを見る余裕はない。
「不動の滝」もあるが、バイパスする。
:岩櫃山入口
13:40 国道145号線長野街道に合流し、13:50 “岩櫃城温泉くつろぎの館”前に着いた。
ゆっくり入る時間は確保できなかったので、温泉はあきらめた。
(岩櫃城温泉、イラストと同じイメージのユニークな温泉)
群馬原町駅で時間をつ
ぶし、14:42発の電車で帰途に着いた。
*
行程:標高差391m、6.8km、約3時間
10:15 郷原駅 ⇒10:50 密岩通り登山口 ⇒11:15 尾根鞍部
⇒11:25 天狗の架け橋 ⇒11:45 岩櫃山頂 ⇒12:00~12:30北峰・昼食
⇒12:45 赤岩通り分岐 ⇒13:10 一本松登山口 ⇒14:00 群馬原駅
日本百低山 54完登
そうだ!京都へ行こう
:黒谷金戒光明寺
11日~12日京都へ紅葉狩りに
行ってきます。(少し
早いですけど)