11月16日奥多摩三山の最高峰、三頭山(1531m)を歩いてきた。
奥多摩湖を「麦山の浮橋」で渡り、ヌカザス尾根を行く、標高差1000mを登るハードなコースだ。
パートナーはTさんです。
:麦山の浮橋
9:10 小河内神社バス停、9:15 麦山の浮橋を渡る、
揺れる桟橋には「釣人」が竿を垂れていた。
:御前山
奥多摩三山の御前山(1405m)
:石尾根方面
:登山口
奥多摩遊歩道を歩き、9:30登山口に。
:奥多摩湖
杉林にきられた、九十九折りの道を登っていく、振り返れば奥多摩湖が見える。
:紅葉
杉の樹林帯の切れ目に木洩れ日が、紅葉を引き立ててくれる。
:コウヤボウキ :〇〇〇ハグマ類?
花はセピア色に、「越冬準備」に忙しい。
:深山橋
眼下に奥多摩湖と「深山橋」 ↑直進すれば丹波山方面 ←渡れば小菅方面へ通じている
:急登
イヨ山までは登り基調の道が続く。
:イヨ山
10:25 イヨ山(979m)、標高にして500m弱登ってきた。
:大菩薩方面
:カラマツ
ブナや落葉樹に混ざり、カラマツも紅葉していた。
イヨ山からヌカザス山まではアップダウンが続く。
:糠指山
11:20 いくつかのアップダウンを繰り返してヌカザス山(1175m)へ
陣屋バス停~三頭橋を渡り、モロクボ尾根との合流点でもある。
モロクボ尾根を覗いたが、この尾根もかなりの急登だった。
「オツネノ泣坂」、岩と木の根をたよりに登る、今回の一番きつい登りをこなした。
(きついこのコース登りで会ったのは3人だった)
:ブナ
ブナも多いが枯れた木も目立つ、朽ちたブナに展開する”ミクロコスモス”
:鶴峠分岐
ニセピークをいくつか越して12:00「鶴峠分岐」へ。
ここから巨岩の間を抜けると、灌木の先から人の声が聞こえる。
(分岐らしき場所を、左へ巻いて進み、御堂峠へ出ればよかったが、直登した)
:西峰山頂
12:30~13:00 三頭山西峰(この通り満艦飾の・・・・)
昼食の席を探すのに苦労した。
富士山も姿を見せてくれた。
高尾山並とはいかないが、多くの人だった。
:こんな輩が増えている
ピークが3つあるので「三頭山」と呼ぶが、西峰のみで降りてしまった。
(御堂峠へ出て①中央峰②東峰③西峰と周るのが正解だった)
:不親切な看板
:ブナの路
三頭山は「都民の森」から気軽に登れる山なので、道は整備されている。
家族連れも多いのはそのせいだ。
:ムシカリ峠
もう一つ上の分岐へ、大沢山を経て三頭大滝へ下る道へ。
:晩秋のスケッチです
:三頭大滝
秋川の源流です。
:滝上部
14:05 三頭大滝へ
:中部
落差33mの「三頭大滝」滝壺に降りないと全体を収めることはできません。
:チップの道
都民の森まではチップが敷き詰められています、通行は無料です。
(チップは必要ありません)
チップ【chip】:①パルプの原料とする木材の破片 ②細片。薄片。
チップ【tip】:こころづけ。祝儀。茶代。
シラヤマギク2態
:浅間尾根
三頭山~ムシカリ峠~西原峠~槇寄山~生藤山へと続く浅間尾根です。
:都民の森駐車場
14:30 「森林館」を経て、都民の森駐車場へ。
都民の森駐車場~数馬バス停への連絡バス停留所は多くの人が並んでいた。
14:46発の武蔵五日市駅への直通バスが増便され、帰途に着いた。
「西東京バス」はバスの乗客は全員席に座らせてとの姿勢がある、うれしい配慮だ。
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行程:標高差1000m、約11km、5時間
8:38 奥多摩駅 =9:10 小河内神社 ⇒9:15 麦山の浮橋 ⇒9:30 登山口
⇒10:25 イヨ山 ⇒11:20 ヌカザス山 ⇒12:00 鶴峠分岐
⇒12:30~13:00 三頭山西峰・昼食 ⇒13:05 ムシカリ峠 ⇒13:15 大沢山
⇒14:05 三頭大滝 ⇒14:30 都民の森駐車場 =17:00 武蔵五日市駅
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落葉樹の冬を越す選択
植物たちも冬を迎え、それぞれ越冬の手段を考えています。
多くの木々は冬を前に葉を落とし、常緑樹と一部の植物が緑を保っています。
夏の間、葉っぱ元気に働いてデンプンを作り、大きく成長します。
しかし、光を受けるのに適した葉っぱの薄く平たい構造は、冬の寒さと乾燥には不向きです。
葉が凍って破断されると傷口から水が際限なく失われ、植物全体が干上がって、ついには
枯死してしまうからです。
この危機を回避するために、葉の細胞に糖やアミノ酸をためて凍結防止策を講じますが
膨大なエネルギーを必要とします。
落葉樹は葉っぱという生産部門を閉鎖し(落として)越冬の決断をしています。
いずれ春は巡ってきます。
春を待つのは小さな冬芽の部分のみ。
一点集中で、防御を強化しそこだけを守りぬく作戦です。
冬芽の中には極端な低温にも耐える能力をもつものがあり、たとえばシラカバの冬芽は
マイナス70℃にさらされても耐えるといわれます。
(ただ たえこ:理学博士)