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・・・⛄ 冬がやってきました ⛄・・・

熊野岳(蔵王山:日本百名山)

2014年12月22日 | 日本百名山

20日は 、21日は仕事と今週も山は休み、で・・・過去の記録から

2010年10月熊野岳(1841m蔵王山)を歩いてきた。

クラブツーリズムに参加、キヤッチフレーズは、

「コバルトブルーに輝く”お釜” と紅葉の縦走路、秋の蔵王を

  じっくりたっぷりと満喫南蔵王縦走」と銘うたれていた。 (少し長~~~い)

10月2日行程は、(標高差200m、約7km、3.5時間)

   東北新幹線福島駅 =駒草平 =刈田山 ⇒熊野岳(1841m) ⇒中丸山 ⇒坊平温泉泊

 :不動の滝

福島駅から、バスで東北道を走り、遠刈田温泉を経由し、「駒草平」で下車

「不動の滝」を見た (少し遠いが)

刈田岳

蔵王山頂駐車場

13:00 駐車場から刈田岳へは向かわずに「お釜」を左に見ながら熊野岳へ。

:お釜

最近火山活動の兆候が見られると話題になっている「お釜」です。

  お釜と称する山上湖は蔵王の宝玉とも言うべき存在で、それのために馬の背の逍遥は

一段と精彩を加える。直径360m、ほぼ円形の湖水で、そのふちの東半分は、

削り取ったように断崖となっていで、その崖に横縞に入っている色彩が、

何とも言えぬ微妙な美しさを呈している。  (日本百名山蔵王より引用)

:ガンコウラン

:シラタマ

これくらいしかなかった。

:熊野岳

13:50 熊野岳山頂へ 

駐車場から熊野岳への登りは標高差200m、一般の観光客もスニーカーで歩いている。

同じ東北の山でも、蔵王には、鳥海や岩手(山)のように独立孤高の姿から見ても

群雄並立といった感じで、その群雄を圧してそびえたつ盟主がない。

山形から見ても、仙台から見ても、一脈の山々が長々と連なっているだけで、

その中に取り立てて眼を惹くような、抜きんでた高峰がない。

それは地図を見てもわかる。 どの峰も稜線上の鞍部からせいぜい200mしかない。

だから我々が蔵王と呼ぶ時には、この一連の山脈を指していう。

この長大な尾根は、東北人特有の牛のような鈍重さをもってどっしりと根を張っている。

                               (日本百名山 蔵王から引用)

:北蔵王

正面は北蔵王の盟主「地蔵岳」

:大朝日連峰

若千雲が出て360度の視界もこんな感じ。

天気が良ければ、岩木山、月山、鳥海山も見えるというが。

:観音滝

下りは 15:00 中丸山(三角点はない)を経て、仙人沢にかかる吊り橋を渡り、

16:30 坊平スキー場のゲレンデを下り、宿舎へ

:ブナの紅葉

明日への足慣らしは終わった? 

 

            日本百名山 蔵王岳 59完登

 

**

10月3日今日の行程は、(標高差200m、約11km、6時間)

  坊平 刈田峠 ⇒前山 ⇒杉ケ峰 ⇒屏風岳 ⇒不忘山 ⇒スキー場 =遠刈田温泉 

:行程

7:00 高原の冷気は気持ちがいい、刈田峠までバスで移動。

ガイドは非常勤で森林監視員を努めている専門家、「森林の薀蓄」が楽しみだ。 

7:45 刈田峠入口へ、低い灌木の続く緩やかな登山道を行く。

:アオモリトドマツ 

常に吹く北風によって、このような形に。

標高1300~1500mはブナの樹林帯、1500mを過ぎるとアオモリトドマツが目立つ。

これが冬になると樹氷になる。 雪の重みで成長できないと話してくれた。

 :杉ケ峰

前山、杉ケ峰と三角点のないピークを越えていく。

:チングルマとトドマツ 

9:30 芝草平と呼ばれる湿原に(水は涸れていた) 

チングルマ(木の仲間)の紅葉です、アオモリトドマツも協力してくれました。

熊野岳ではみられなかった花が、ここでは楽しめるようだ。

葉の季節でした。

:ハクサンイチゲ

:紅葉したイチゲの葉

屏風岳~不忘山と続く道は、傾斜もきつく岩場も出てくる。

ハクサンイチゲがまだ残っていた、紅葉した葉と一緒に。

雲の動きが大きい、上昇気流に乗って稜線まで登ってきてを巻いている。

紅葉とのコントラストが美しい、雲の動きに歓声が上がった。

 :まだ登る

 :屏風岳

10:10 屏風岳(1817m)南蔵王縦走の最高峰になる、雲で視界はなかった。

:屏風岳

南屏風岳を経て 12:05 不忘山(1705m)頂へ。

南風が強い、晴れれば、仙台市内・太平洋も見えるという、ここで昼食。 

後は長~~~い下りを白石スキー場まで下る。

ガレ場が終わると、赤土の泥道、滑る。

たまに出てくる木道も、靴の裏についた泥で滑る。

緊張を持続し、尻もちをつくこともなく下った。

カラスウリ?いや違う。  wanted!!!

イワチンチン?

:マツムシソウ

スキー場のゲレンデが見える場所でマツムシソウが残っていた。

   

:花           :種は飛んでいってしまいました。

14:00 草原と化したゲレンデを下り、バスに乗る。

遠刈田(えんがった温泉へ下り、日帰り温泉「三治郎」で汗を流し、

 福島駅から新幹線で帰途に着いた。 

 

***

  「コンパス」 の利用を  

 日本山岳ガイド協会(東京)が運用する登山届受理システム「コンパス」を山岳遭難の救助に

活用する協定を12日、県警と同協会が結んだ。

御嶽山の噴火を受けたもの。

今後は、県警がこのシステムに接続し、登山届の有無などを確認できる。

 「コンパス」は、パソコンや携帯電話からネット上で登山届を申請できる仕組み。

申請した予定時刻に下山を届けないと、利用者や緊急連絡先に警告の連絡が入る。

利用は無料。 

山岳ガイド協会は警察や自治体と連携してコンパスの浸透を目指している。

            (常識ある読者の皆様、協力しましょう)

http://www.mt-compass.com/