8月5日(月) 3日目
△熊ノ平小屋 ⇒安倍荒倉岳 ⇒新蛇抜山 ⇒北荒川岳 ⇒塩見岳 ⇒天狗岩 ⇒塩見小屋
:塩見岳まで360分
昨夜が降っていたが朝にはやんだ。
5:10 空のなか小屋を発つ。
「仙塩尾根」に出るべく登って行く。
樹林内の登山道は尾根の少し下にある、したがって眺望はない。
一度尾根に登ってきたが、切れ立った崖だった。
:安倍荒倉岳
5:40 安倍荒倉岳通過(日本百高山99番:2693m)
:クルマユリ :シャクナゲ :ゴゼンタチバナ
:竜尾見晴台
「竜尾見晴台」で一旦尾根に出る(後方のピークは安倍荒倉岳か?)
正面には伊那の山々がガスに霞んでいた。深い山中にいることを意識できた。
:新蛇抜山
7:00 新蛇抜山に寄る。
樹林帯に戻る、この樹林はほぼ原生林だろう。
朽ちた倒木に地衣類が繁殖し、小さな宇宙を
作っている。
菌類が作る「ミクロコスモス」
:北荒川岳
樹林帯を離れ再度尾根に、ガスの中ハイマツ帯を登り切ると 8:20 北荒川岳(2698m)だ。
晴れていれば塩見岳が正面に迎えてくれるのだが・・・。
ガレ場に何か咲いている、ピンクの花、タカネビランジだった。
ガレの足場に注意しながら撮ってきた。(この花はいつも
デンジャラスな場所に咲いている)
平坦な広い山頂に戻って先へ進むと、ポツポツと咲いている。
「危険を冒す」必要はなかった!!(
よくある事だが)
:イブキジャコウソウと :ミヤマコゴメグサ
:山頂
広いザレ場、西側は大崩壊し岩だらけだが、東側は小さなお花畑だった。
:旧キヤンプ場
8:45 旧キヤンプ場、行程の
中間点になる。
ここからダケカンバとマルハタケブキの天国、登山道はその真ん中にある。
:
何かいる
:タカネコウリンカ :twins
南アルプスの群生は半端じゃない、「this is 群生」 だ。
マルハタケブキは毒性があり、
鹿も食べない、その結果群生として繁殖している。
何故かタカネコウリンカが共生していた。
:塩見岳東峰への登り
9:51 楽しい天国歩きは終わり、塩見岳東峰への
登りが始まる。
足元はガレていおり、右側は切れ落ちている、10分歩いて5分休みのペースで登る。
:左側カール
上部はザレているので気が抜けない。
:北俣岳分岐
10:27 ピッチで分岐へ、蝙蝠尾根(蝙蝠岳を経てに券小屋へ下る)はここから始まる。
:縦走路
一旦下り、岩稜帯へ。ガスが晴れると縦走路が見える、一瞬だが。
:マンネングサ(蕾) ⇒(開花) :トウヒレン
:イワベンケイ(雄花) (雌花) :シコタンソウ・イブキジャコウソウ
山頂を前にお花畑、南側斜面は土壌保護が施工されている。
南アルプス、シコタンソウはどこへいっても咲いていた。
:東峰
11:21 塩見岳東峰へ、小雨の降る中昼食。眺望は、もちろん何も見えない。
塩見岳(3052m)
~中略~三伏峠から塩見岳への道は、本谷山の上を通り、権右衛門岳の腹をまき、
迂回して行くので、かなり距離がある。
いよいよ頂上へ近ずくと、その手前に天狗岩と呼ぶジャンダルムがある。
それを越えて最後の急坂を登り切ると、塩見岳の頂上に立つ。
四周山ばかりで、南アルプスの雄峰を大かた見参することが出来る。
わけてここから眺めた富士山は、どこの山から眺めるよりもすぐれている。
それは距離と位置が、富士を美しく望むのに最も好適な条件を、
この山頂が有しているからであろう。
:西峰
11:48 西峰、なぜかハングル表示が。”御札も”
:天狗岩
ここへきて、ガスも消えてきた、青空ものぞく。
西峰の下りは岩場の急斜面、自分も含めパートナーに緊張を促す。
落石は避けられない状況なので、距離をとって歩く。
塩見岳のジャンダルム「
天狗岩」が前方に。
:ジャンダルム【gendarme=フランス語】
(憲兵の意味。登山用語)主峰の近くにあって、それを護るかのようにそびえる岩峰。
日本では特に奥穂高岳のそれをさす。
:塩見小屋
13:00 塩見小屋着
ドリップコーヒーを飲んで一息いれる。
:夕食
17:00 夕食、サトイモのフライが美味だった。
18:00 就寝、あまり寝られなかった。
***
行程:標高差446m、約9km、8時間
5:10 熊ノ平小屋発 ⇒5:40 安倍荒倉岳 ⇒7:00 新蛇抜山 ⇒8:20 北荒川岳
⇒10:27 北俣岳分岐 ⇒11:21~11:40 塩見岳東峰 ⇒11:48 塩見岳西峰
⇒12:13 天狗岩 ⇒13:00 塩見小屋
◆ ◆ ◆
8月6日(火)4日目
▽ 塩見小屋 ⇒本谷山 ⇒三伏山 ⇒三伏峠 ⇒鳥倉登山口 ⇒駐車場 =伊那大島駅
黎明五景
:御来光(今一つ) :間ノ岳 :塩見岳への登り
:仙丈岳 :甲斐駒ケ岳
:塩見岳
朝の塩見岳。
今日は”下界”へ降りる、鳥倉登山口から伊那大島駅行きのバスは14:25発、
下山に5~6時間かかるのでゆっくり出発してもいいが、
小屋ですることもないので、5:40
小雨の中下山開始。
:下山路
中央:三伏山 右:本谷山
傘をさし、ハイマツ帯を降りて行く、下山路が正面に見える。
樹林帯にはいる、昨夜の雨で濡れた
足元に注意しながら歩く。
:トゲブキ :エゾシオガマ :セリバシオガマ
モノカラーの
地味~な花が多い。
:最後の塩見岳
樹林帯から見た( 最後の)塩見岳
:本谷山(2698m)
7:41 ハイマツに囲まれた展望のない本谷山頂。
マルハタケブキを中心としたお花畑をドンドン下る。
:ミヤマホツツジ :アキノキリンソウ :キソチドリ
:三伏山(2615m)
8:54 三伏山頂、360°の眺望だがガスで何も見えない。
(ここから見る塩見岳が番とのことだが、
残念、”自然”には勝てない)
:松ぼっくり
アオモリトドマツ(オオシラビソ)の特異な松ぼっくり。
ハイマツの松ぼっくり。(参考までに)
:三伏峠
9:10 ”日本一高い峠”三伏峠へ
このまま降りれば登山口でバス時間まで無為に時間をつぶすことになる。
少し長めの
休憩・・・。(といっても5分)
:親切な標示
樹林帯、距離が標示されている標示板、歩く目安になる。
:木道
道は整備されているが、細い丸太の橋は要注意だ。
:オサバグサ :イチヤクソウ :コイチヤクソウ
:ダイモンジソウ : wanted : wanted
針葉樹林帯、苔類の中から小さな花が咲いていた。
:親切な標示
/
が約15分、ペースを計算
可能だ。
:カラマツの林床
:鳥倉登山口
11:55 鳥倉登山口へ降りた。
広いスペース駐車している車はない?ここはバス停、駐車場はここから40分下った場所にある。
ここにいてもしょうがないので一縷の望み(車に便乗)を託し、駐車場まで
歩く。
:伊那大島駅
結局”一縷の望みは 叶わず”14:37発の伊那バスで伊那大島駅(JR東海)へ向かった。
JR飯田線で岡谷(JR中央線)まで出て、特急スーパーあずさで帰途に着いた。
*サービスです。
:ウスタケ
食べられますかね?
シコタンソウ四景
*****
行程:標高差980m、約9km、約6時間
5:40 塩見小屋発 ⇒6:00 塩見新道分岐 ⇒7:41 本谷山 ⇒8:54 三伏山
⇒9:10 三伏峠 ⇒11:55 鳥倉登山口 ⇒12:40 駐車場 =16:20 伊那大島駅
twins
Twins も忙しい、這って歩けるようになったら、今度は
お座りの練習・・・。
花の名前調べるだけで相当大変なはず。
タカネビランジ、危険なところの花が綺麗ですね。
コスモスにちょっと似ている。
甲斐駒ケ岳、美しい~
ため息がでてきました。
痩せたら山に登りたくなっちゃいました。。ムリか?
若いころは燕岳縦走したり、いくつかの山に登っていました。みんなに連れられて。
先日亡くなられたMさんと写真の好きなKさんと八王子にある天祖山という山も風情があってよかったなあ~
途中蛇が出てきて、Mさんが、10メートルくらい飛んでったのを懐かしく思い出しました。
まだ人生を“
本当に、、、この所いろいろありましたが、、、自分でも
もっと前向きにと薄々は思っていました。これじゃあ、いけないと。
ずばっと、行って下さる先輩は有難い。
優しく包んでくれる、メル友も有難い。
全部男の人だわ~(笑)
kiyora、頑張ってます。。