ブログはじめました!(since2012,feb)

・・・⛄ 冬がやってきました ⛄・・・

深大寺散策

2014年09月20日 | 日記

9月17日、武蔵野の面影を色濃く残す「深大寺」を歩いてきました。

  JR山手駅 =川崎駅 (南武線)稲田堤 ⇒京王稲田堤 =調布 =深大寺 

:深大寺入口

ここから歩きます、日差しは隠れ、歩くにはいい状況でした。

今日歩いた道は、すべてここに網羅されています。

:迎えてくれました。

番ではないようです、今起きた雰囲気でした。

:ニッコリ

大黒天・恵比寿様が迎えてくれました。

深大寺の全容です。

山門をくぐると正面に本堂、右に書院と茶室、客殿が、右に三大講堂、釈迦堂、奥に開山堂、

規模の小さなお寺です。

:門前

:山門

天台宗別格本山・・・深大寺と石碑にあります。

その縁起から”縁結びの寺”として売っているようです。

:鯉が優雅に

「五大尊池」悠々と泳いでいました。

 

:本堂

:燭台

植木職人が寄付した?燭台です。

:句碑

が刻まれた石碑が、多くありました。

:ビンズルソンジャ

十六羅漢の一。神通力をもてあそんだとして釈尊に呵責され涅槃に入ることを

許されず、別の地で、衆生救済に努めたという。

日本では本堂の外陣に置いてこれを撫でて病気の平癒を祈る。

なでぼとけ、おびんずるさま。(広辞苑より)

そのご利益を得るため、痛いところを撫でてきた。

:玉乃屋

”石臼挽きの自家製紛、全て手打ちです”と紹介されています。

深大寺蕎麦:もともと深大寺周辺の土地は、黒ぼく土という土壌で、蕎麦栽培に適し、

周囲の湧水をそばのさらし水として用いるなど、蕎麦作りに最も適していたようです。

「武蔵国の内いずれの地にも蕎麦を植えざることなけれどもその品、当初の産に及ぶ

 ものなしゆえに、世に深大寺蕎麦と称して、その味わいを極めて絶品と称せり」

江戸時代に編纂された『新編武蔵風土記稿』と紹介されているから、四百年余の

歴史があることになります。

今日のmenuは、天ざるととろろ蕎麦、しっかりした蕎麦を楽しんだ。

:神代植物園

昼食後、隣接する「神代植物公園」を歩いてきました。

老週間ということで、60歳以上は無料(通常500円)、いい日に来ました。

      

マヤラン:常緑林内に生える多年生の腐生植物で、本州(栃木県以西)~沖縄に分布する。

常緑照葉樹林内の腐植質の湿った林床に生育し、菌類と共生する。

シュンランの仲間だが、葉のない無葉ランであり、花時以外にはなかなか見つけるのは困難である。

マヤランは明治12年(1879年)神戸・六甲の摩耶山で日本人により初めて採集された。

そんな貴重なものが、砂利の中に無造作に咲いていた、標示がなければ見つけられない。

   

ヤブミヨウガ、庭園どこへいっても繁殖していた。

      

曼珠沙華、ヒガンバナ、死人花、幽霊花、悲願花 等々、日本中で約千の異名をもつそうです。

それだけ土地に根付いた著名な花ということ。

「花は葉知らず、葉は花知らず」何やら呪文のようだが、ヒガンバナを表現している。

葉は夏になる前に枯れてしまうので、真っ赤な花の開く秋には葉がなく、花が落ちたあとに

 葉が育つという変わった性質をよく表している。

ヒガンバナは中国から来たといわれる、しかも、種子を作れない三倍体

一つの球根からこれほどまでに広がるのだろうかと疑問が湧くが、ひと株根付くと、

 その周りにどんどん増えるたくましさがある。

 三倍体とは、基本数の3倍の染色体をもつ倍数体。

 有性生殖では系統を維持できない。種なし西瓜、ソメイヨシノなどもその例でになる。

 

バクチノキ(バラ科サクラ属)樹皮がはげるので、ばくちで負けて身に付けているものを

はぎ取られることにつなげて付けられた名前のようです。

ニンニク

   

ヤマハギ(まめ科) 萩の仲間はその他にマルバハギ、ナンテンハギとあるが花で見分けるのはむずかしい。

葉の形で見分けるようだ。 ヤマハギは楕円形、マルバハギは丸型で先端が凹頭、ナンテンハギは

ナンテンの葉に似ているそうです。

ワレモコウ(吾木香・吾亦紅):バラ科の小さな赤い花

コウリンタンポポ(紅輪蒲公英 )は、キク科・ヤナギタンポポ属の多年草。

ヨーロッパ原産で、日本では帰化植物として定着している。

市街地でもみられる雑草で、道端に生えている。繁殖力が強いため、在来種植物への影響が

 懸念されている。

以前、後方羊蹄山(北海道)の下山口で群生しているのを見た記憶がある。

オミナエシ(女郎花)秋の七草です。

オトコエシ(男郎花)もあります、白いオミナエシです。

キンミズヒキ(黄色)とミズヒキ

キンミズヒキ(バラ科)金色の5弁花、ミズヒキ(たで科)花は紅白。

ミズヒキとついても全く違った花のようです。

ツリガネニンジン(キキョウ科)葉が3~4枚が輪生、これがシャジンとかソバナを見分ける

唯一の特徴。 (シャジンもソバナも葉は互生する)

互生とは、葉が交互に一枚ずつ、節ごとに、方向を異にして生ずることをいう。

盗人萩、果実は節果。 (日本人の名前を考えるセンスは抜群ですね)

ここへ来れば図鑑でしか見れない季節毎の花にも合える。

      

:キバナアキギリ       :キンミズヒキ        :タヌキマメ

 黄花秋桐、花は淡黄色の唇形

日本カナヘビこれが脱皮すると、光沢のあるカナヘビに変身する。

:シュウメイギク(秋明菊)

山野や里山に自生する毎年花を咲かせる宿根草です。

日本原産ではなく、古い時代に中国からやってきて、野生化したもの言われています。

9月~10月の秋まっさかりな時期に開花する名前通りの花です。

カリガネソウ:熊葛(くまつづら)科。

8月から秋にかけて 紫色の清楚な花が咲く、四角形の茎が目立つ。

花の形が 「雁」をほうふつさせることから この名前になったとのこと。

秋におもしろい形の実ができる。別名: 「帆掛草(ほかけそう)」帆掛船のような花の形から。

:カクトラノオ(栽培種)、カナブンが「お仕事中」でした。

      

蓮の花の変化(3態)です。

芝生広場にある見事なシロガネヨシ、右奥にはムラサキシロガネヨシも見えます。

   

シロガネヨシ:パンパスグラスとも呼ばれる南アメリカ原産の大形の多年草。

「白銀葭」と書きます。葉の高さは2m以上になり、見事な花穂を形成する。

白銀色の花穂をつけることからその名が。

庭園に植栽されている、長毛があって美しいのは雌株であるとのことである。

鬼太郎茶屋の賑わいです。

      

:ALLSTAR          :キタロー          :ヒガンバナとマッチング 

鬼太郎茶屋、「ゲゲゲの女房」で光を浴びました。

 

            【14,613歩、約6km、498kcal、約2,5時間】 

** 

 ” SONY come back!! ”

 ソニー、赤字2300億円(15年3月期予想、初の配当見送り)  【9月18日:朝刊】     

 ソニーが元気ない、今回は相当のダメージがあるようだ。

 1958年の上場以来初めて、株主への配当を取りやめることにしたことが雄弁に物語っている。

 企業業績が右肩上がりで大きくなるのはいいが 、逆は大変だ。

 従業員のリストラで血を流すことになるからだ。

 ”選択と集中”で不採算部門を切り捨て、企業の体力強化のためリストラを

 繰り返したことにより、「SONYらしさを」を失い、負のスパイラルに巻き込まれたようだ。

 かっての輝きを取り戻し、日本を代表する企業として復活してもらいた。

WALKMAN(中央)MD WALKMAN、右下は現役です。

(WALKMAN-601ラジオも付いて重宝しました)

              ⇓   ⇓   ⇓

今はこちらが主役になりました。 i-pod、⇒i-pod nano ⇒i-phone           

 

 

 

 

 

 

 


本牧山頂公園:秋

2014年09月16日 | 日記

しょっぱい”話が続いていました、お口直しに、本牧山頂公園の秋をお伝えします。

 (撮影は9月14日、カメラはOLYMPUS E-410=息子から譲り受けました)

まだ夏の空ですが、手前の時計台は本牧中学校です。

:何の実でしょうか?

   :少しグロテスクな形をしています

          ⇓ ⇓ ⇓  この花です 

ヤマボウシ(山中湖)

可愛い実らしい、実ですが?

       ⇓  ⇓  ⇓ ハナミズキです(アメリカヤマボウシとも呼ぶそうです)

   

:記念碑

昨年、アメリカ本国から移植されたハナミズキの樹木が何本かあります。

この「植樹記念式典」には、米ルース駐日大使、横浜市長も参加し”密かに”行われました。

:コスモス

:マツヨイグサ

:コラボ

花がムズムズしましたが、エノコログサ(猫ジャラシ)とカゼクサです。

エノコログサ:平地に生える1年草関東では猫ジャラシとも呼ぶ。

カゼクサ:ごく普通に群生する多年草。道端や空き地に多いことから道芝(ミチシバ)とも呼ばれる。

:アキギリ

蛇の口に似ていますね、 「Blue snake comon!」覚えてますか?

  

      ⇓ ⇓  ⇓ 辛夷の実です

  ヒガンバナが咲いてるのには驚きました。

見事な保護色ですね、何匹隠れているでしょうか?

虫はオオホシカメムシ、木はアカメガシワ(落葉高木)のようです。

馬酔木

ボタンズル

キンポウゲ科センニンソウ属:日当たりの良い山野に生える木質のつる性植物。

茎は長く伸びて、まばらに枝分かれする。葉は3出複葉で対生する。

小葉は卵型で、先はとがり、縁に不ぞろいの鋸歯がある。葉の様子からこの名がある。

   

テイカカズラ=定家葛(キョウチクトウ科):花はスクリュー型の変わった形、おいしそうな香りがする。

ヘクソカズラ:藪などに生える多年草のつる草。全体に悪臭があることから屁くそ蔓と呼ばれている。

花の中央が赤く、お灸(ヤイト)の跡に似ていることからヤイトバナとも呼ぶ。

秋に黄色で光沢のある実をつける。

テイカカズラは高尚な名、ヘクソカズラとは可哀そうに。(花に責任はありませんが)

:ムベの実

ムベ(郁子・野木瓜):アケビ科の常緑蔓性低木、花は5月に開花。暗紫色に似た果実を結ぶが

開裂しない。甘く食べられる。

ちなみにアケビは

アケビ(木通・通草):アケビ科の蔓性落葉低木。花は4月に開花。果実は淡紫色で、秋、熟して

縦に割れる。果肉は厚く多数の黒い種子を含み甘く美味。

ナンテンハギ(マメ科ソラマメ属):高さ50~90cm木質の太い根茎がある多年草。

紅紫色の蝶型の花を多数つける。

:ムクゲ

:アオツメクサ

OLYMPUSブルーです。

:山菅

竜の髭」とも呼ばれます

実の輸送は何処へ依頼したのかな?クロネコ、佐川急便・・・。

サルスベリ

百日紅とも書く、夏~秋まで約3カ月間(100日)紅い花を咲かせるからその名がある。

実際には、一度咲いた枝先から、再度芽が出てきて、花をつけるため、咲き続けているように見える。

遠くにランドマークも見えます。

**

            

今回もキノコ協会からの参加です。 

:抜け殻  

タンポポの葉です、ウズラバではなく「病葉」だと思います。

:落ち葉

:ジョロウグモ

気をつけろよ、昆虫は!!!

:カナブン

ほら、よそ見してるから・・・・。 

***

  キノコ協会の twins  

What your name?

 

         ろ動き始めようかなと考えています。

 

 

 

 

 

 


退院しました(3)

2014年09月12日 | 日記

退院しました(3)

今回は医療費(お金)の話を。

1965 ~ 2013年9月まで「組合建保」にお世話になりました。

といっても大病も患わず、健康でしたので 組合健保には資金面で迷惑をかけることはありませんでした。

2013年10月から国民健康保険に切替えてから、大きな迷惑をかけてしまいました。

:レセプト

 健康保険料掛金は約33万円(年間)

 1,570,200 - 186,614(自己負担分)- 330,000(保険料)

                                =1,053,586 

費 用 区 分

合 計

記  事

 
 

 医学管理等

7,650

 

 

 検査料

17,660

  MRI検査及びCT検査

 

 画像診断料

84,180

 

 

 入院料

17,430

  含む針生検入院

 

 入院料(DPC包括)

494,550

 

 

 特室料

97,200

  個室(個人負担)

 

 手術・輸血料

811,890

 

 

 麻酔料

176,760

 

 

 病理診断料

7,200

 

 

 保険分小計

1,570,200

 

 

 保険分本人負担額

186,614

 

 

 医療養費負担金

8,840

 

 

     本人負担計

292,654

  国民健保30%負担分

 

■手術料に麻酔料を含めて、約1,000,000万円かかっています。

■全身麻酔で手術しましたが、麻酔が 抜けた後でも、背中に痛み止めが注入されて

  いたので、術後の痛みも全くといってありませんでした。

今の医療では痛みを感じることはないようです。(費用もかかる)

■検査もMRIは複数回、CTは内臓への転移を見るため1回受けました。

 画像診断料も含めて約100,000円かかっています。

 血液検査は数限りなく受けましたが、これだけは慣れませんでした。

■特室料はトイレのつかない一人部屋、気兼ねなく過ごせました。(当然自腹です)

 

*

尿改善状況です。

退院してから4週間々に改善されてはいるようです

:計量カップで尿量を測定しました。

 秤ではパッドが吸収した尿量を目安で確認していました。

 (病院で尿量を測定したのを参考にしました)

                  8月             9月         

月 日

 28

 30

 31

 1

 3

 4

 6

 7

 9

 10

10:00

 

 

50

 

 

 

50

 

 

 

11:00

50

 

 

 

50

50

 

 

70

50

12:00

 

50

120

 

 

 

 

 

60

 

13:00

50

 

50

 

50

50

 

50

 

50

14:00

 

 

50

50

 

 

50

 

50

 

15:00

50

50

50

 

 

 

50

100

 

 

16:00

 

50

50

50

50

 

70

 

70

50

17:00

 

80

50

 

 

50

 

 

 

 

18:00

50

 

60

 

 

50

50

50

 

 

19:00

 

 

 

 

 

 

 

120

 

70

20:00

 

 

 

 

 

 

 

60

 

50

 就寝後の尿については2~3時間/1回 まとまった量がでるので問題ありません。 

 問題は”起きて活動しているとき”の尿の量です。

50cc:この数字が大きくなり、回数が減れば回復基調と判断しています。

一喜一憂」といったところでしょうか?

 

10月には登山復帰を考えていますが・・・。

10月復帰をエベレストアタックに例えると

▲エベレスト登頂コース(植村直巳:青春を山に賭けてより)▲

5月 3日:BC(5360m)  ⇒(ウエスタン・クーム氷河:アイスフォール) 

5月 5日:C1     

      :C2  ⇒C3(6930m)  ⇒(ローツェ・フェース) C4(7450m) 

5月 9日:⇒C5(7985m) サウスコル 

5月10日:⇒C6(8513m) 

5月11日:⇒エベレスト山頂(8848m)   

    まだ下の方で高度順化も含め、チョロチョロしている状況でしょうか?

スピードを上げるには、「骨体操」しかありません。

 

シュクシュクと続けるしか・・・・・。

強力なサポーターです。

**

前立腺癌は自覚症状がほとんどありません。

自覚症状(血尿等)が出て気付くと手遅れになります。

50歳を過ぎたら、PSA検査(血液検査)をお勧めします。

最寄りの医者で簡単に検査可能です。

横浜市では国民健康保険で1000円で受けられます。

             ↓ 病気の詳細はここで確認できます。

http://www.hainyou.com/m/bph/index.html

 

***   

  twins  

   

アンパンマンと踊っています。

 

       

 

 

 

 

 


谷川岳~大源太山縦走

2014年09月07日 | 日本百名山

B)過去の記録から谷川岳~大源太山縦走を紹介します。

このツアーで "噂の若いTD ”U山H美”Ⓜaitaibi デビユーしました。

現地ガイドはY瀬(尾瀬にも詳しい)さんでした。

期日は2011年7月10 ~ 11日(変則2泊3日)

 Ⓜaitabiも夏シーズン当初「猫の手も借りたいほど忙しい時期」だったかと記憶している。

7月9日 19:30 新宿を発ち、雷鳴の関越道を走り22:30 宿舎の「土合山の家」に入った。

この日、関東地方は梅雨明け宣言、現地群馬は未だ出ていない。

 「土合山の家」は谷川岳登山の歴史を刻む宿、今年で創立80周年とか、記念品をもらった。

 即就寝・・・・・。

**

7月10日(初日)  晴れ

   今日は、土合山の家 =天神平 ⇒熊穴沢の頭 ⇒トマ耳・オキの耳(谷川岳)

         ⇒一ノ倉岳 ⇒茂倉岳 ⇒武能岳 ⇒蓬ヒュッテ(泊)

     (行程:標高差650m、約12km、8時間)

▼谷川岳へ登るのは2回目、前回は雷雨で熊穴沢避難小屋から撤退している 

 これほど有名な山もあるまい。 しかしそれが「魔の山」という刻印によってである。

いま手許に正確な調査はないが、今日までに(注:昭和39年)谷川岳で遭難死亡した人は

  二百数十人に及ぶという。 そしてなおそのあとを絶たない。

この不幸な数字は世界のどの山にも類がない。

私の年少のある山好きの友人は、母から登山の許しは受けたが谷川岳は除外、

  という条件つきだったそうである。 

~中略~ マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢等のみごとな岩壁がある以上、

岩登り好きな連中がここにくるのも無理はない。

そして谷川岳遭難の大半はこの岩壁であった。  【日本百名山:谷川岳より引用】

 朝一番のロープウェーで天神平へ向かう、快晴、雲一つ浮かんでいない。

暑い、天神平(標高1319m)の温度計は21℃をさしている。

:谷川岳(天神平から)

7:50 天神平を後に、熊穴沢ノ頭へ向かう。

日曜日とあって、山ガール、家族連れも多い。小灌木の樹林で暑さは少しは和らぐ。

8:45 熊穴沢ノ頭避難小屋で小休止、ここからは日差しをまともに受けた登りがはじまる。

:谷川岳

上部に雪渓が確認できる。

風はない、熱中症にならないよう、足元だけを見て、ヒタスラ登る。

「何でこんなところで、重い荷物を背負って歩いているのか?自問自答しながら、まさに【行】だ」

30分歩いて「天狗のトマリ場」へ、ここで休憩。尾根を渡る涼風に出会う。

岩に登って自然の恵みを満喫する、つかのま”出発!”の声で重い腰をあげる。

肩の小屋直下にある雪渓もガスに霞んできた、風も出てきた。

登山道がガレ場に、雪渓が確実に近づいてくる。 ガスが日差しを遮り、重い体をサポートしてくれる。

10:15 雪渓を越えて肩の小屋へ、ミヤマキンポウゲがきれいだ。

肩の小屋で休憩し、約10分歩いて、10:45 トマノ耳(耳峰)山頂へ。

ガスで周囲は見えない、一度下って登り返し、11:10 オキノ耳へ・昼食。

ここからはスリリングな稜線歩き、

:覗き

覗き」と呼ばれる場所から、一ノ倉沢の岩峰群を俯瞰する。

油断できない稜線だが、花が多いこと。

      

:ミネウスユキソウ      :ミヤマダイモンジソウ  :イブキジャコウソウ

:ハクサンコザクラ

         

:イワショウブ       :ウツボグサ      :イワカガミ      :シラネアオイ    

         

:ハクサンチドリ  :ハクサンフウロ      :カラマツソウ       :タカネバラ

この稜線は、日本を代表するクライマーが冬、未踏の岩壁群を命を賭けて登り、征服し、

歴史のその名を刻み、満足感を胸に歩いた道であることを考えると、感慨もひとしおだ。 

:一の倉岳

12:30 一ノ倉岳(1974m)、13:20 茂倉岳(1979m)、一度笹平へ降りて登り返し、

15:20 武能岳(1760m)、笹原を下り、16:00 今日の宿舎、蓬峠にある「蓬ヒュッテ」に着いた。

蓬ヒュッテに入ってから遠くで雷鳴が、雨も降り出した。

ヒュッテはカマボコ兵舎を改造したもの、夕食はカレーライス、料理人はどこかで見た顔、

 記憶を辿ると、苗場山荘(現在は休止)のご主人だった。

 

                日本百名山 谷川岳 62完登

**

7月11日 (2日目) 晴れ

     今日は、蓬ヒュッテ ⇒七ツ小屋山 ⇒大源太山 ⇒登山口 =湯沢駅 =新宿駅

    (行程:標高差150m、約6.5km、7時間)

:蓬ヒュッテの朝

今日は新潟県のマッターホルン、大源太山まで縦走し、湯沢駅へ降りる。

5:30 今日も快晴、笹原が雨露に濡れているので、下だけ合羽を履いて歩く。

一面に続く、笹原ゆるやかな稜線を上り下りしながら歩く。

:七ツ小屋山

7:15 七ツ小屋山へ、日差しは強いが、稜線を渡る涼風でまだ元気だ。

:ギボシ

:ニッコウキスゲ

笹原に咲いていた数少ない花です。

:南側の山々

:大源太山

大源太山へのルートが俯瞰できる。 一度鞍部まで下り、登り返すお馴染みのルートだ。

七ツ小屋山からの下りは急だ、足元も滑る、転ぶ人も多い。

鞍部に出た。「周辺鎖場多し、要注意」とガイドの朝の言葉がよみがえる。

足元はよくなるが、日差しがきつい、二つピークを越え、鎖場の自然渋滞で休みながら、

8:50 大源太山頂へ。360度の眺望、上信越の山々がパノラマで見る事ができる。

:縦走路

左のピークが七ツ小屋山、右奥が左から一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳、右奥が谷川岳

:上信越の山々、大きな山容で名のある山が多いが・・・。

大休止の後尾根道を下る。

約3km、笹原ではなく小灌木が続く、日差しをまともに受けるので下りでよかった。

待望の樹林帯に入ると道の傾斜がきつくなるし、滑る。

:涼を癒した沢

最後の沢の水で涼を入れ、喉も潤し、林道を30分歩いてバスの待つ登山口へ。

ここでトラブル発生、最後部を歩いていた男性の足元がおかしい。

熱中症の症状だ、新人TDが担いで降ろすという。

ツアー客はガイドに委ね、自分は男性に肩を貸し、降りてきた。

我々は湯沢駅のお風呂で汗を流し、ビールで体を冷やし、時間をつぶした。 

幸いにも湯沢駅で合流し(お風呂はパスしたが)、新宿駅に戻れた。

頼もしい、責任感の強い、TD U山h美だった。

 

  twins  

   

「アンパンマン・ミュージアム」デビユーです、ハマっているようです。 


黒部五郎岳~薬師岳縦走Ⅱ

2014年09月03日 | 日本百名山

B)黒部五郎岳~薬師岳縦走Ⅱです。

8月20日(3日目)  

  今日は、黒部五郎小屋 (カール)⇒黒部五郎岳 ⇒中俣乗越 ⇒赤木岳(昼食) 

         ⇒北ノ俣岳 ⇒太郎山 ⇒太郎平小屋 

  (行程:上り標高差850m、下り標高差880m、約10.8km、7時間)

今日も朝から雨、予報は午前中雨、午後から曇りと出ていた。

合羽は今日も手放せない。

6:10 小屋を発ち、木道を歩く、カールへ出るまでは一つピークを越える。

7:00 カールの下へ出る、稜線はガスで何も見えない。

  黒部五郎は人名ではない、山中の岩場のことをゴーロという。五郎はゴーロの当て字で、それが

 黒部川の源流近くにあるから、黒部のゴーロ、即ち黒部五郎岳となったのである。

 北アルプスには、ほかに野口五郎岳がある。二つのゴーロを区別するため、黒部と野口を上に

 冠したのである。  ~中略~ 私も黒部五郎は大好きな山である。これほど独自の個性を持った

 山も稀である。雲の平から見た姿が中でも立派で、中村さん(中村清太郎画伯)の表現を借りれば

 「特異な円錐がどっしりと高原を圧し、頂上のカールは大口を開けて、雪の白歯を光らせている。

                                      【日本百名山:黒部五郎岳より引用】

雷鳥の子が散歩しているのに出会う(雨の恩恵か?)

カールを歩き、岩が出てきたら、尾根へ出る最後の登り、急登だ。

 :肩

約20分かけて、「肩」にリュックをデポし、大きなゴーロ(岩)の上を歩く。

 :雨男K地さん

8:50 山頂へ、小さな祠が二つ祭神が祀られていた。

 :

 :

下山、「肩」へ戻り、ガレ場を北ノ俣岳めざし下る。

ハイマツの間にトウヤクリンドウぐらいしかない、登ってくればかなりつらい登山道。

雨こそないが、ガスで何も見えない。

:トウヤクリンドウ

中俣乗越あたりから小さなアップダウン、雨も落ちてきた、気温も下がり、寒い。

稜線に出ると冷たい風に吹かれる。

11:20 赤木岳で弁当の昼食、幸いにも雨は小降りに。

腹が満ちたところで、気合いを入れ北ノ俣岳へ向かう。

:北ノ俣岳

12:05 北ノ俣岳へ、雨は止まず、休むと体が冷えるので立ち休憩

周囲はあいかわらずのガス、薬師岳に向かっているのかさえわからない。

登山道が下りになると、視界の中に太郎平小屋の赤い屋根が入ってきた。

   

:イワショウブ

木道脇にイワショウブの花が多く見られる。(月山で見て以来の花だ)

大きさといい、花の数といい、ここは半端ではない。

  $太郎平小屋(太郎山から)

13:10 太郎平小屋へ、ここで荷を解く。

小屋は多くの泊り客でごったがえしていた、6人部屋に7人、一人は押入れで無事決着。

明日の天気を気にしながら、グダグダと時間をつぶす。 

              日本百名山 黒部五郎岳67 完登

** 

8月21日(4日目)  

  今日は、太郎平小屋 ⇒薬師峠 ⇒薬師平 ⇒薬師平山荘 ⇒薬師岳

         ⇒(往路下山) 太郎平小屋(昼食) ⇒折立 =平湯温泉 =新宿

     (行程:上り標高差626m、下り標高差1700m、16km、8時間) 

 朝汽車で富山に着いて、その夕方には太郎兵衛小屋へ。小屋から薬師岳への道は、

 広々とした高原を一旦鞍部まで下ってそこから森林帯を登って行くと、丈の低いオオシラビソと

 小さな池の配置がよろしい、美しい小庭園のような原にでる。それから先は白い砂礫の

 ザクザクした尾根で、右手には黒部の谷を隔てて雲の平の大きな大地を望み、左手には

 有峰のダム湖が覗かれる。稜線と言うより斜面と言いたいくらい幅の広い尾根であるから、

 もし吹雪かれて視界を失うと、かっての愛知大学の大量遭難のようなことも起こる。

 頂上に近ずくと、右手に大きなカールが眼下に口を開けていて、その内壁の縞模様が

 美しい。もう昔の祠はなくなり、宝剣の破片も片ずけられていて、新しい祠が岩の間に

 祀られていた。                          【日本百名山:薬師岳より引用

 昨夜も雨がトタン屋根を叩いていた、明け方近くになって強くなった。

5:00 朝食、3人がこの天候で小屋待ちを決めた。

(CTのツアーは早々と中止を決めたようだ、昨日登ってきて、何もしないで降りていった)

この雨で薬師岳登頂も心配だが、下山場所の「折立」への有峰林道が、「通算降雨量」が

 80mmを越えると通行禁止になるという。 ガイドが現在の降雨量を確認した、16mmと聞いて、

6:00 小屋を出発した(雨よりも風が心配、行けるところまで行こうとの判断だった)

:こんな状況

 $晴れていれば・・・

小雨の中、太郎平から木道を歩く、もちろん周囲は何も見えない。

薬師岳のテント場を過ぎ、沢の登りに入る。

雲の流れが早い、足元を確認しながら、進む。

15分程登ると、薬師平に、花の多い場所だがゆっくり花を撮る余裕もない。

      

:ゴゼンタチバナ   :イチゲ          :稚児車

ここから薬師平山荘まではお花畑が続く、イチゲやチングルマ、(ゴゼンタチバナは実)

遅い夏を惜しむかのように咲いていた。

 $薬師平山荘

7:50 薬師平山荘に、美人女将がいると評判の小屋だが、この天候を考え小休止。

雨も強くなり、風も出てきた。

「尾根道に出た時の風が心配だね」と言っていたガイドの言葉が重くのしかかる。

山頂まではガレの道、富士山を登るようだ。

下山者とすれ違う、山頂は風雨が強く、雹も降っていたと話している。

先頭を行くガイドの傘が風に大きく揺れている、あの傘が閉じられたら登頂断念か?

 と推測しながら歩く、足取りは重い。 

山頂

後30分の道標、そこから15分足らずで、8:45 薬師岳山頂。

風雨共に強いので、記念写真はなし。

  $晴れると

往路を急ぎ下り、小屋に戻りカレーライスの昼食。

11:40 雨も小降りになり、(形だけの登頂になったが)折立登山口へ下る。

標高差900m、約3時間の歩程になる。

   

:シロウマリンドウ      :ネバリノギラン

木道脇の草原にイワショウブの群落だ。

キンコウカ、ネバリノギラン、これは珍しいシロウマリンドウも一輪咲いていた。

標高が下がると樹林帯に、気温も上昇し、汗が出る。

足元はぬかるんでいるので、最後まで気が抜けない登山道だ。

 

 $折立登山口

14:30 折立登山口へ、待機していたバスに乗り、有峰林道を山越えで平湯温泉へ。

 4日間の垢を落とし、夜行バスで新宿へ戻った。 

                日本百名山 薬師岳68 完登

 

  twins  

  

地元の”夏祭り”へいざ出陣!!!甚平はババのお手製、今年も着れました。