68年製作の内田吐夢監督作品。大正時代を舞台にした任侠もので、尾崎士郎の小説「人生劇場」からの「残侠篇」の映画化である。ここでは上海帰りの吉良常を狂言回し的な役柄に振り、飛車角とおとよ、そして宮川との哀しい三角関係を内田監督らしい粘り強い演出で描いている。
また、長廻しを主体とした重厚で風格のある演出が凡百の任侠映画と一線を画している。クライマックスの殺陣の部分だけをモノクロにして凄惨度をアップさせているのはポイントが高い。
鶴田浩二や辰巳柳太郎、若山富三郎らは余裕の演技。左幸子のやり手ババアぶりや藤純子の白痴美も捨て難い。対して高倉健はあまり活躍しないけど、これはいつもの長ドスではなく普通のドス(?)で立ち回りをしたせいだろうか。健さんはやっぱり長ドスである(^o^)。
また、長廻しを主体とした重厚で風格のある演出が凡百の任侠映画と一線を画している。クライマックスの殺陣の部分だけをモノクロにして凄惨度をアップさせているのはポイントが高い。
鶴田浩二や辰巳柳太郎、若山富三郎らは余裕の演技。左幸子のやり手ババアぶりや藤純子の白痴美も捨て難い。対して高倉健はあまり活躍しないけど、これはいつもの長ドスではなく普通のドス(?)で立ち回りをしたせいだろうか。健さんはやっぱり長ドスである(^o^)。



